ガルダ戦記、欲しい世界は俺が作る!

夏カボチャ

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3章強き者達の景色・暴走の大義

悪女セリア・フルーリと苦労人ドドメル

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グレモンドとポールが激突する最中、島ではアバルとミックが苦戦を強いられていたのだ。

ミックの相手はジュゴンの人獣そしてスキルは氷を用いた氷魔法の使い手である。

アバルの相手は蛙の人獣である。

ジュゴンの人獣の名はセリア・フルーリ

クーデルトルンで唯一の氷スキルの使い手であり冷酷な性格と透き通るような肌とその美貌もあり氷の女王と呼ばれていた。

この四人が相対する事になるのだ。


作戦開始直後の事だった

「まったくもって不愉快だ!何故私が森になど入らねばならない、しかもポールの部下としてだぞ!」

セリアは軍総司令の命令でポール・ザダンの部下としてこの戦いに参加していたのであった。

セリアには作戦遂行の他にもう1つ命を受けていた。

ガルダ及びそれに加担するもの抹殺とポールの排除である。

だがポールはセリアの事を信用せず上陸部隊の部隊長として作戦に参加させていたのだ。

「この私がわざわざこんな作戦に参加してやっているのに!あのヤマアラシめ、胸くそ悪い」

「声がデカイ、セリアは短気だから俺は困るょ」

「お黙り!ドドメル!」

蛙の人獣その名はドドメル・ギルムンダ

泥や沼スキルの使い手でありセリアの暴走を止める役割を受けていたのだ。

この二人は戦場では有名であった。
元は金さえ貰えばどんな仕事もこなすプロの殺し屋であり今の軍総司令から多額の報酬と引き換えにクーデルトルンの暗部として働いていたのだ。

「とっとと仕事片付けて、汗を流したいわ」

「ゲコ?なんなら俺があらってやろうか?」

「ドドメル?ちょっといいかしら、その冗談は笑えないわよ!〔アイスクリーム〕」

「きょわ!危ないゲロ」 

そう言うと辺りにいた若い海兵を盾が割りに自分の前に引っ張りセリアの方に押し出したのだ!

「え?な…………」

兵士はセリアの手が触れたとたんに氷付けになってしまったのだ。

「何で!避けるのさ」

「避けなかったら死んでるゲロ!俺はまだ死にたくないゲロ!」

「まぁいいわ、この子に免じて許してあげるわ、この子に感謝なさい」

そう言うとセリアは氷付けの海兵の額にキスをした。
そして海兵を優しく押すように倒した。

ガシャーン

音を立てて粉々になる海兵を見てセリアは背筋をゾクゾクさせていたのだった。

「やっぱり若い子は良いわね♪音が、あはは」

「見た目は良いけど性格は本当に最低だゲロね」

そんな二人は周囲から立ち込める黒霧に気付き直ぐにスキルを使い自分達の安全を確保したのだ。

「何よ?この霧?〔アイスドーム〕」

巨大な氷の球体が辺りを包み込むその姿は氷の闘技場とでも言うべきだろう。

「相変わらずセリアのスキルは凄いゲコ」

「当たり前じゃない!さあ?遊びましょ?私は今退屈なのよ!」

「ふむふむ、セリア俺達以外は皆殺しゲロ?」

ドドメルがセリアに訪ねるとセリアは満面の笑みで答えた。

「私以外は皆殺しよ♪」

「そうゲコか、って俺もかよ!」

「軽いジョークよ?笑いなさい!」

「全然ジョークに聞こえないゲコ、むしろ悪意の塊ゲロ〔アースリンク〕 」

そう言いながらドドメルは索敵スキルを発動した

ドドメルの索敵スキル〔アースリンク〕大地と繋がる事で敵の位置を把握するスキルだ。
発動中は無防備になるがセリアと組んでいる為ドドメルは安心して発動できるのだ。

「いるゲコ!いるゲコよ、アイスドームの中に俺達以外に合計41人だゲコ」

「そうなの?以外に少ないわね、まぁいいわ〔アイスヘルブリザード〕」

「ゲコォォォォ!〔泥壁〕〔冬眠仮死〕〔アラーム〕」

辺りは一瞬で凍てつくような吹雪になり全てを凍りつかせたのであった。

「ドドメル?早く起きなさい!全く使えない蛙ね?」

ドドメルが目を覚ますと辺りは全て凍り付いていた。

「いきなり!殺す気かー!俺じゃなけりゃあの距離で食らったら即死ゲコよ!」

ドドメルの〔冬眠仮死〕と〔アラーム〕はセリア用スキルと言っても過言ではない。

〔冬眠仮死〕は半永久的に自身を仮死状態にするスキルであり、〔アラーム〕はそれを解除する為に予め時間を決めて起こす為の目覚ましの役目をしている

「周囲には俺達を入れて計6人生き残ってるゲコ」

「あら?つまり、私以外に5人もスキルに耐えた奴等がいるの?ムカつくわ」

セリアは言葉とは裏腹に楽しくて仕方ないと言う表情を浮かべていたのであった。
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