78 / 142
第78話 クソ迷惑な異界の神に仕える信者の野望
しおりを挟む
四十九達を魔界へ送り届けた後、城塞都市の地下迷宮にて『神託』が降りてきた。
その神託の内容とは、
――――――――――異世界から召喚されてきた佐藤翔という者が、S王国で起こそうとしている暴虐を鎮圧することである。
たまに異世界からこちらの世界へ召喚されてくる者がいる。
異界の神に仕える信者達が、異世界にて現状に不満を持っている適当な者を選び出し、こちらの世界へ召喚させてくるのだ。
召喚者達の中には、稀に『チートスキル』を獲得する者がおり、その者は異界の神に仕える勇者として認定される。
誰にも相手にされなかった者が、人に必要とされると嬉しいものだ。
無価値だった者が何の代償も無くチートスキルを獲得し、『世界の調和者になって下さい』とおだてられ気持ちよくなる。
そして異界の神の信仰を広めるために利用されてしまうと、駄目人間が更に堕ちいく定型ルートへ入っていく。
もちろん召喚される者の内、多くの者は常識的な行動をとるのだが、今回、処刑対象となってしまった佐藤翔は駄目人間であり、クソ迷惑な奴に該当するようだ。
地上世界に召喚された後の佐藤翔の行動であるが、入ったギルドから無能という理由で追放をされ、その後S王国に新しくギルドを立ち上げ、獲得していたチートスキルを活かして既存の商業系ギルドを潰しまくっているらしい。
ここまでくると佐藤翔も、異世界の信者達にそそのかされていると気付き始めているのだろうが、無価値だった自身が物語の主人公になったような気持ちになり、歯止めが利かなくなっているといった感じだ。
ここから先の佐藤翔の未来は、S王国の商業系ギルドを全て潰してしまい、S王国の全交易の権限を全て握る事になる。
大きな権力を得てしまうと、気持ちの弱い者は失敗を取り戻すための行動を突き進み、失敗に失敗を重ねる魔のサイクルに嵌り堕ちていく。
佐藤翔は国王となり、中身の無い『抜擢・改革』を繰り返し、S王国を崩壊させた後、私に抹殺・処刑される運命だ。
ここに至るまでの犯した罪を考えると佐藤翔の魂は地獄堕ちとなるルートで確定だろう。
私の使命はS王国の崩壊を止める事であり、『佐藤翔の暴虐』を阻止しなければならない。
◇
現在、城塞都市から更に北にある『死霊の世界』という地に来ていた。
見上げると夜空には白銀のカーテンのようなオーロラが見える。
空気が澄み切った塵ひとつない世界は、本能的に死を身近に感じさせるものだ。
まさに最果ての地という言葉が似合う景色である。
ここにきた目的は、『次元列車』に乗車するため。
世界の記憶『アーカイブ』に北の氷雪地帯にその『次元列車』が眠っていると記載されており、S王国までに移動手段に利用しようと考えたのだ。
目的の場所には氷盤の上にある小さな駅に、それが停車していた。
古代文明でいう路面電車を改良して、造られたものだ。
全長が12mの一両編成で、乗客席が向かい合わせに設置されている。
使い古して非常に傷んでおり、おんぼろというのが第一印象だ。
次元列車と聞き想像を絶するそのテクノロジーを期待していたが、逆の意味で想定外だった。
いくら何でも名前負けし過ぎだろ。
現在、レールの上を時速20km程度で走り心地よく揺れていた。
思っていたよりも遅い。
だが、このおんぼろな姿を見てしまうと、いま走っている速度が限界かもしれないと思えてしまう。
佐藤翔がいるS王国までの距離は約2000km。
単純計算で100時間後に到着する予定だ。
何もない氷雪地帯に、どういう理屈なのか、レールとエネルギーとファンタグラフに接する電線が走る先に出現していた。
次元列車のAIに急ぐようにお願いしてみた。
「次元列車さん。お願いがあります。」
「はぁ。一応話しだけは伺いますが、かしこまってされるお願いって、お金を貸してくれとか、いま食べているそのケーキを少し頂戴とか、図々しいものが多いんですよね。」
いきなりため息をつかれてしまった。
そして応諾するものの、目一杯な嫌そうな声を出し、お願いしづらい雰囲気づくりをしてきている。
これは過去に何らかの原因があり、人間不信に陥っているときの状態に近い。
たんに、面倒くさい性格という可能性もあるか。
何にしても、神託が降りてきたからには先を急ぎたい。
私からすると、駄目元でもいいので、ここはお願いをする一択しかないところだ。
「次元列車さん。私は少々急いでおりまして、勝手を言うようですが次元を歪めてS王国までワープなんかをして貰えると有難いのですが、ご検討願えないでしょうか。」
「はぁぁぁ。次元列車という名前だからといってワープなんか出来ませんよ。見てのとおり僕は路面電車をベースに改良されておりまして、例えるならば『ぽん酢』を買ってきてくれと母に頼まれた父が、ラベルに『ぽん酢』と貼ってあるミツカン酢を買って帰ってしまったら、これは『ゆずぽん』やと、父が母に怒られる様なものなのです。」
私のお願いに次元列車がため息を吐いたと思うと、鬱陶しそうに訳の分からないことを喋り始めてきた。
ぽん酢の話しとは、『ワープが出来そうな名前なのに、紛らわしくてすいません。』と言いたいのかしら。
一般的に認知されている『ぽん酢』の入れ物には『味ぽん』というラベルが貼られている。
そして『ゆずぽん』の入れ物の方へ、『ぽん酢』のラベルが貼られていた。
こういう勘違いによる事故は日常でも起こりうることなのだ。
とはいうものの、疑問がないこともない。
「次元列車さん。先ほど言われた例え話について質問があるのですが、母に頼まれて『ぽん酢』のラベルが貼られた商品を買って帰った父は、言われたどおり物を購入したにもかかわらず、どうして怒られてしまったのでしょう。」
父は母に頼まれたとおり買い物をして帰ったはず。
そもそも母が、父へ『味ぽん』を買ってくるように頼めばよかったのだ。
間違っているのは母であり、父が怒られるのは筋違いだろう。
これは、母の逆切れなのだ。
「三華月様。それは家事をやっていない人が言う言葉です。確かに父親は間違えてはいないのでしょう。でも家事をやっていたら、そんな間違いはしません。『ポン酢』と言えば普通は『味ぽん』の事なのですよ。普段、家事手伝いをしていない父は、自身を反省しなければならないのです。」
なるほど。
父の行動は、『やらされているもの』であり、『積極的に家事をしよう』と思っていないことが原因で、家事に対する思考は停止していたことが大惨事を招いてしまったということか。
それから、次元列車の喋る言葉を聞いていて、浮かんだ疑問について確認させてもらいましょう。
「次元列車さん。もう一つ質問をさせて下さい。先ほど、自身は『路面電車』をベースに改良されたと言っていましたが、ワープが出来ないとしたら、何を改良されたのでしょうか。」
「僕は異世界に行けるように改良をされました。異世界転生とか、転移される人達を元の世界に戻す役割があるのです。」
異世界の航行は、ワープの遥か上位存在だ。
ワープ出来るだけの能力を持ちながら、使い方が分かってないだけのことなのだろう。
それを指摘してしまうと、きっと逆切れされてしまう。
ワープの件は諦めるしかないとことか。
ここまで話して分かったことがある。
この次元列車は、能力的に言えばペンギンよりも優秀かもしれないということだ。
その神託の内容とは、
――――――――――異世界から召喚されてきた佐藤翔という者が、S王国で起こそうとしている暴虐を鎮圧することである。
たまに異世界からこちらの世界へ召喚されてくる者がいる。
異界の神に仕える信者達が、異世界にて現状に不満を持っている適当な者を選び出し、こちらの世界へ召喚させてくるのだ。
召喚者達の中には、稀に『チートスキル』を獲得する者がおり、その者は異界の神に仕える勇者として認定される。
誰にも相手にされなかった者が、人に必要とされると嬉しいものだ。
無価値だった者が何の代償も無くチートスキルを獲得し、『世界の調和者になって下さい』とおだてられ気持ちよくなる。
そして異界の神の信仰を広めるために利用されてしまうと、駄目人間が更に堕ちいく定型ルートへ入っていく。
もちろん召喚される者の内、多くの者は常識的な行動をとるのだが、今回、処刑対象となってしまった佐藤翔は駄目人間であり、クソ迷惑な奴に該当するようだ。
地上世界に召喚された後の佐藤翔の行動であるが、入ったギルドから無能という理由で追放をされ、その後S王国に新しくギルドを立ち上げ、獲得していたチートスキルを活かして既存の商業系ギルドを潰しまくっているらしい。
ここまでくると佐藤翔も、異世界の信者達にそそのかされていると気付き始めているのだろうが、無価値だった自身が物語の主人公になったような気持ちになり、歯止めが利かなくなっているといった感じだ。
ここから先の佐藤翔の未来は、S王国の商業系ギルドを全て潰してしまい、S王国の全交易の権限を全て握る事になる。
大きな権力を得てしまうと、気持ちの弱い者は失敗を取り戻すための行動を突き進み、失敗に失敗を重ねる魔のサイクルに嵌り堕ちていく。
佐藤翔は国王となり、中身の無い『抜擢・改革』を繰り返し、S王国を崩壊させた後、私に抹殺・処刑される運命だ。
ここに至るまでの犯した罪を考えると佐藤翔の魂は地獄堕ちとなるルートで確定だろう。
私の使命はS王国の崩壊を止める事であり、『佐藤翔の暴虐』を阻止しなければならない。
◇
現在、城塞都市から更に北にある『死霊の世界』という地に来ていた。
見上げると夜空には白銀のカーテンのようなオーロラが見える。
空気が澄み切った塵ひとつない世界は、本能的に死を身近に感じさせるものだ。
まさに最果ての地という言葉が似合う景色である。
ここにきた目的は、『次元列車』に乗車するため。
世界の記憶『アーカイブ』に北の氷雪地帯にその『次元列車』が眠っていると記載されており、S王国までに移動手段に利用しようと考えたのだ。
目的の場所には氷盤の上にある小さな駅に、それが停車していた。
古代文明でいう路面電車を改良して、造られたものだ。
全長が12mの一両編成で、乗客席が向かい合わせに設置されている。
使い古して非常に傷んでおり、おんぼろというのが第一印象だ。
次元列車と聞き想像を絶するそのテクノロジーを期待していたが、逆の意味で想定外だった。
いくら何でも名前負けし過ぎだろ。
現在、レールの上を時速20km程度で走り心地よく揺れていた。
思っていたよりも遅い。
だが、このおんぼろな姿を見てしまうと、いま走っている速度が限界かもしれないと思えてしまう。
佐藤翔がいるS王国までの距離は約2000km。
単純計算で100時間後に到着する予定だ。
何もない氷雪地帯に、どういう理屈なのか、レールとエネルギーとファンタグラフに接する電線が走る先に出現していた。
次元列車のAIに急ぐようにお願いしてみた。
「次元列車さん。お願いがあります。」
「はぁ。一応話しだけは伺いますが、かしこまってされるお願いって、お金を貸してくれとか、いま食べているそのケーキを少し頂戴とか、図々しいものが多いんですよね。」
いきなりため息をつかれてしまった。
そして応諾するものの、目一杯な嫌そうな声を出し、お願いしづらい雰囲気づくりをしてきている。
これは過去に何らかの原因があり、人間不信に陥っているときの状態に近い。
たんに、面倒くさい性格という可能性もあるか。
何にしても、神託が降りてきたからには先を急ぎたい。
私からすると、駄目元でもいいので、ここはお願いをする一択しかないところだ。
「次元列車さん。私は少々急いでおりまして、勝手を言うようですが次元を歪めてS王国までワープなんかをして貰えると有難いのですが、ご検討願えないでしょうか。」
「はぁぁぁ。次元列車という名前だからといってワープなんか出来ませんよ。見てのとおり僕は路面電車をベースに改良されておりまして、例えるならば『ぽん酢』を買ってきてくれと母に頼まれた父が、ラベルに『ぽん酢』と貼ってあるミツカン酢を買って帰ってしまったら、これは『ゆずぽん』やと、父が母に怒られる様なものなのです。」
私のお願いに次元列車がため息を吐いたと思うと、鬱陶しそうに訳の分からないことを喋り始めてきた。
ぽん酢の話しとは、『ワープが出来そうな名前なのに、紛らわしくてすいません。』と言いたいのかしら。
一般的に認知されている『ぽん酢』の入れ物には『味ぽん』というラベルが貼られている。
そして『ゆずぽん』の入れ物の方へ、『ぽん酢』のラベルが貼られていた。
こういう勘違いによる事故は日常でも起こりうることなのだ。
とはいうものの、疑問がないこともない。
「次元列車さん。先ほど言われた例え話について質問があるのですが、母に頼まれて『ぽん酢』のラベルが貼られた商品を買って帰った父は、言われたどおり物を購入したにもかかわらず、どうして怒られてしまったのでしょう。」
父は母に頼まれたとおり買い物をして帰ったはず。
そもそも母が、父へ『味ぽん』を買ってくるように頼めばよかったのだ。
間違っているのは母であり、父が怒られるのは筋違いだろう。
これは、母の逆切れなのだ。
「三華月様。それは家事をやっていない人が言う言葉です。確かに父親は間違えてはいないのでしょう。でも家事をやっていたら、そんな間違いはしません。『ポン酢』と言えば普通は『味ぽん』の事なのですよ。普段、家事手伝いをしていない父は、自身を反省しなければならないのです。」
なるほど。
父の行動は、『やらされているもの』であり、『積極的に家事をしよう』と思っていないことが原因で、家事に対する思考は停止していたことが大惨事を招いてしまったということか。
それから、次元列車の喋る言葉を聞いていて、浮かんだ疑問について確認させてもらいましょう。
「次元列車さん。もう一つ質問をさせて下さい。先ほど、自身は『路面電車』をベースに改良されたと言っていましたが、ワープが出来ないとしたら、何を改良されたのでしょうか。」
「僕は異世界に行けるように改良をされました。異世界転生とか、転移される人達を元の世界に戻す役割があるのです。」
異世界の航行は、ワープの遥か上位存在だ。
ワープ出来るだけの能力を持ちながら、使い方が分かってないだけのことなのだろう。
それを指摘してしまうと、きっと逆切れされてしまう。
ワープの件は諦めるしかないとことか。
ここまで話して分かったことがある。
この次元列車は、能力的に言えばペンギンよりも優秀かもしれないということだ。
0
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
領民の幸福度がガチャポイント!? 借金まみれの辺境を立て直す【領地ガチャ】が最強すぎた!内政でUR「温泉郷」と「聖獣」を引き当てて…
namisan
ファンタジー
「役立たず」と中央から追放された没落貴族の俺、アルト・フォン・クライナー。継いだのは、借金まみれで作物も育たない見捨てられた辺境領地だけだった。
絶望する俺に発現したスキルは【領地ガチャ】。それは、領民の「幸福度」をポイントとして消費し、領地発展に必要なものを引き当てる唯一無二の能力だった。
「領民を幸せにすれば、領地も豊かになる!」
俺は領民と共に汗を流し、壊れた水路を直し、地道に幸福度を稼ぐ。
『N:ジャガイモの種』『R:土木技術書』
地味だが確実な「当たり」で、ほのぼのと領地を再建していく。
だが、ある日。溜め込んだ幸福度で引いたガチャが、俺の運命を激変させる。
『UR(ウルトラレア):万病に効く【奇跡の温泉郷】』
この「当たり」が、中央の腐敗した貴族たちの欲望を刺激した。
借金のカタに領地を狙う大商会の令嬢。
温泉利権を奪うため、父の命で派遣されてきた元婚約者の侯爵令嬢。
「領民の幸福(ガチャポイント)を脅かす者は、誰であっても許さない」
これは、ただ平穏に暮らしたかっただけの俺が、ガチャで得た力(と証拠とゴーレムと聖獣)を駆使し、ほのぼの領地を守り抜き、いつの間にか最強の領主として成り上がっていく物語。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる