この学園では個性的なキャラを演じてください、と言われたので「遅刻」ばっかしてみた。

七槻夏木

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厨二と作家とシャーロキアン

自動販売機の前で ①

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 新学期が始まり幾日か経つ。ここ数日は大分温かくなってきたかと思っていたら、今夜はかなり冷え込んだ。三寒四温というやつか。俺は暖かいココアでも作ろうと思い、ベットから起き上がる。

 自室に備え付けられている簡易キッチンの前に立ったところで、ココアを切らしていることを思い出す。コーヒーでもいいが、この時間だと頭が冴え寝られなくなるだろう。現在の時刻は九時を少し過ぎたくらいだ。

 少々面倒くさいが、自販機でココアを買おう。

 適当な服を軽く羽織り、部屋を出て自販機に向かう。自販機はアイスやジュースを売っているものが各階にあるため、階段を降りる必要はない。

 俺は、お金を入れ、当初の予定通り、あったか~いと書かれたココアをチョイスする。何処かの千葉県民ならMAXコーヒーを選択していた場面だろう。

 自販機の横のベンチでココアが程よく冷めるのを待っていると、一人の男が現れる。

 ラフな格好で、服の上からでも均整の取れた筋肉が窺える。着やすそうなスウェットは、彼の脚の長さを際立たせる。小佐野慎司だ。
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