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第11章
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ミーシャさんが困惑気味に、精霊王様に問いかける。
「え、じゃあ、何? このハルくんは、転生者? 転移とかだったら、私と同じで、そのまま日本人の姿のままのはずよね。どう見たって、日本人の子供には見えないけど」
「転生者って……もしかして、メイリンと同じか!?」
うん? へリウスの奥さんも、元日本人なの?
ていうか、ミーシャさんは転生じゃなくて、転移なの?
なんか色々と情報量が多すぎる。眉間に皺がよるぞ。
「いやいやいや、なにそれ? この時代に日本人ばっかとかさ、おかしくない?」
『たまたまだろう、と言いたいところだが、このハルにはアルム神の力の残滓があるからなぁ……さすがの私も、庇いきれない」
「まーた、アイツかぁ!」
ミ、ミーシャさんの顔が、怖すぎる。
アルム神っていうのは、この世界の神様らしい。俺には、その神様っていうのと会った記憶がないんで、残滓があると言われても、ピンとこないんだけど。
「はぁ。とりあえず、まずはハルくんの話を聞いていい?」
そう言われてしまえば、説明するしかない。
俺は、高校3年の冬、父親の田舎に行った時に、山神とかいうモノに自分を贄として差し出す、という親族たちの話を立ち聞きして逃げ出したこと。その逃亡途中に、山奥の神社の池まで来た時、黒い手のようなものに引きずり込まれたこと。
そして気が付いたらこっちに来ていたこと。
その時にはすでに、この姿に変わっていたこと。
「それからすぐに、ボブさんたちに拾われたんだ」
意外に、つい最近な気がしないでもない。時間が進むのは早い。
「でも、1年経つか経たないかくらいだよ?」
「うーん、風の精霊王様、その300年前って、どういうこと?」
ミーシャさんが、不思議そうに問いかける。
『ふむ……あくまで予想でしかないが』
俺の母親、アカシア・シャイアールは、産まれたばかりの俺を抱えて、追いかけてきたエルフから逃れるために、『古の祭壇』に逃げ込んだらしい。
その『古の祭壇』というのが、別の場所へ転移させるようなモノだったらしく、そこから俺を送りだしたのだとか。
『その際に、襲撃者たちにお前の母は殺されたのだが、最後の最後、襲撃者すべてを斃す魔法を使ったのだ……それの力がお前の転移の力に影響を与えたのだろう。なにせ、名前の通り、本当に古い祭壇なのだよ』
それで300年という時間が過ぎちゃうのかよ!?
『アカシア・シャイアールは、この世界でも膨大な魔力を持つといわれるエルフの王家の姫だ。その彼女が、「四柱の神」の力を望んだのだ。エルフ族の言う「四柱の神」は、この世界でいう我々精霊王をさす。そして呼ばれた我々は、彼女に力を貸したのさ』
精霊王が力を貸すってだけで、凄そうだ……。
「え、じゃあ、何? このハルくんは、転生者? 転移とかだったら、私と同じで、そのまま日本人の姿のままのはずよね。どう見たって、日本人の子供には見えないけど」
「転生者って……もしかして、メイリンと同じか!?」
うん? へリウスの奥さんも、元日本人なの?
ていうか、ミーシャさんは転生じゃなくて、転移なの?
なんか色々と情報量が多すぎる。眉間に皺がよるぞ。
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「まーた、アイツかぁ!」
ミ、ミーシャさんの顔が、怖すぎる。
アルム神っていうのは、この世界の神様らしい。俺には、その神様っていうのと会った記憶がないんで、残滓があると言われても、ピンとこないんだけど。
「はぁ。とりあえず、まずはハルくんの話を聞いていい?」
そう言われてしまえば、説明するしかない。
俺は、高校3年の冬、父親の田舎に行った時に、山神とかいうモノに自分を贄として差し出す、という親族たちの話を立ち聞きして逃げ出したこと。その逃亡途中に、山奥の神社の池まで来た時、黒い手のようなものに引きずり込まれたこと。
そして気が付いたらこっちに来ていたこと。
その時にはすでに、この姿に変わっていたこと。
「それからすぐに、ボブさんたちに拾われたんだ」
意外に、つい最近な気がしないでもない。時間が進むのは早い。
「でも、1年経つか経たないかくらいだよ?」
「うーん、風の精霊王様、その300年前って、どういうこと?」
ミーシャさんが、不思議そうに問いかける。
『ふむ……あくまで予想でしかないが』
俺の母親、アカシア・シャイアールは、産まれたばかりの俺を抱えて、追いかけてきたエルフから逃れるために、『古の祭壇』に逃げ込んだらしい。
その『古の祭壇』というのが、別の場所へ転移させるようなモノだったらしく、そこから俺を送りだしたのだとか。
『その際に、襲撃者たちにお前の母は殺されたのだが、最後の最後、襲撃者すべてを斃す魔法を使ったのだ……それの力がお前の転移の力に影響を与えたのだろう。なにせ、名前の通り、本当に古い祭壇なのだよ』
それで300年という時間が過ぎちゃうのかよ!?
『アカシア・シャイアールは、この世界でも膨大な魔力を持つといわれるエルフの王家の姫だ。その彼女が、「四柱の神」の力を望んだのだ。エルフ族の言う「四柱の神」は、この世界でいう我々精霊王をさす。そして呼ばれた我々は、彼女に力を貸したのさ』
精霊王が力を貸すってだけで、凄そうだ……。
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