転生レッド、乙女ゲー世界を救うヒーローとなる

ムネミツ

文字の大きさ
75 / 75
第二部 砂漠の国と星の魔神編 第二章:鍋の国と星魔教団編

最終話:また生まれ変わっても

しおりを挟む
 星の魔神を討伐して帰還した俺達。

 仲間達のロボットと共に降り立てば大歓声で迎えらえた。

 「巨人じゃ、勇者様達の巨人のご帰還じゃ~~~っ!」
 「万歳、万歳!」

 鍋の国の人達が大喜びではしゃいでいる、お祭り状態だ。

 「いや、俺達のロボに人々が飾りつけとか勝手に始めてるよ!」
 「お祝いだもの、飾りつけは当然よね?」

 機内でマスクオフしたレオンが微笑む。

 「良いではないですか、目出度い日なんですから♪」

 フローラも素顔を出して微笑む。

 皆がマスクオフしてるので俺もマスクオフした。

 俺達のロボは巨大な花輪や爆竹で装飾されて、鍋の国の首都の大通りを練り歩く。

 広大な敷地の真っ赤な宮殿の庭に整列、

 乗り手の俺達もロボから降りて、ズラリと横並びで待機。

 お行儀よく片膝立てて礼した格好で偉い人を待つ。

 目の前の宮殿から出てきた役人達がレッドカーペットを敷いて銅鑼を鳴らす。

 「皇帝陛下のおな~り~~♪」

 役人の叫びと共に、玉鈴姫が金色の豪奢な皇帝の衣装で登場。

 皇帝の後ろにはレジスタンスの幹部達やリン将軍など見知った面々。

 「勇者達よ、此度はよくぞ我が国を救ってくれた。 誠に大義であった♪」

 皇帝陛下からお褒めの言葉を賜る。

 「マッカ・サンハートよ。前へ!」
 「はっ!」

 代表で呼ばれて前へ出る。

 「勇者マッカよ、代表してそなたに名誉将軍の地位を授ける」
 「謹んで拝命いたします」

 うん、これでまた関わる理由が出来たな。

 リン将軍が言外に逃がさねえよと言う顔で、俺に剣を渡す。

 うん、受けるしかないね平和の為に。

 拍手と銅鑼と歓声が鳴り響く。

 儀式が終われば、宴の時間だ。

 国全体を挙げての祝勝会の始まりである。

 豪奢な宮殿内で満漢全席で飲み食いした。

 「私達は全員、マッカ・サンハートの妻ですから」
 「夫の世話は私達がいたします♪」
 「まだまだ新婚さんでござるよ♪」
 「女官の皆様などはご遠慮ください」
 「マッカよ、妾達の世話もそなたがするのじゃ♪」
 「本当にこれ以上、マッカのヒロインは増やさないからね?」
 「前世の頃から人たらしだからな、我らが夫は」
 「もう、増えないから虹の七人で縁起良いから充分です!」

 嫁レンジャー達に包囲されて困惑する俺に周囲が大爆笑。

 大丈夫だ、もうどんなヒロインが出てこようが俺は攻略され済みだから。

 嫁達との愛と家庭も世界の平和も守らないと、俺は満点パパになるんだ。

 宴が終った翌日。

 俺と嫁レンジャー達は、新婚旅行第二弾として鍋の国を回る旅に出ていた。

 後始末は、いつもの如くクレインやバッシュと言った他の仲間に投げた。

 ネッケツジャーは、家庭と仕事のバランスが取れるヒーローチームです。

 旅から帰った後、俺にとって大事な出来事が待っていた。

 会議室に呼び出された俺を待ち受ける嫁レンジャー達。

 「マッカ、私ついにママになれたわ♪」
 「レオン、ありがとう♪」

 レオンがうっとりと色っぽく微笑む。

 「私も、これは五つ子の予感がしますわ♪」
 「フローラ、苦労をかけるけどまた頑張ろう♪」

 フローラも笑顔だ、俺も嬉しい。

 「マッカ殿、子供達とする剣術の稽古が楽しみでござる♪」
 「アオイは気が早いよ♪」

 やばい、感動がこみ上げてきた。

 「この子達もきっと立派な勇者になりますね、これは確信です♪」
 「クラウも気が早いよ、のんびり育てような♪」

 未来が広がり出した。

 「マッカよ、子供達の使うロボットは何台作ろうかのう♪」
 「いや、わからないけれどスーパーロボット軍団になると思う」

 アデーレとの子はロボ好きになりそうだ。

 「マッカ、男の子ったらジャスティン二世って名付けるわ♪」
 「アップル、俺も良いと思う♪」

 ジャスティン、俺にとっては先祖でり自身の前前世の名前でこそばゆい。

 「マッカよ! 我らの愛の結晶だ♪」
 「パイフー、俺達の新たな未来の始まりだよ♪」

 前世のライバル怪人との間に子ができるとは、他の妻達とは別次元で嬉しい。

 「よし、生まれてくる子供達のために頑張るぜ!」

 今世でも熱血ファイトだ。

 守るべき者が増えた以上、どんな敵が相手であろうと負ける気がしない。

 生まれ変わって守った世界、また何度だって守り抜いてみせる。

 「子供達も戦隊を作るだろうから、制度をきちんと整えないとね」
 「いや、レオンは安静にしような? まずは元気な子を産んでくれ」

 政治家モードになったレオンを止める、気が早い。

 「レオン殿、子供らのスーツと装備とロボを作るのに工場が必要じゃな?」
 「アデーレも待ってくれ、気が早いから?」

 ヒーローの子だからと言って、進路は自由に選ばせたい。

 「学校は、教皇国の神聖騎士学校にしましょうか♪」
 「あら、私達で学校を建てるのもありですわよ♪」

 クラウとフローラも考える事が早い。

 「マッカ、子供達皆に私が作った林檎と加護をあげるわ♪」
 「うん、アップルの加護はありがたいよ♪」

 女神の加護はありがたい。

 「マッカよ、皆で幸せな未来を築こう♪」
 「ああ、パイフーの言う通りだ。 生まれ変わっても世界を守る!」

 愛すべきこの世界、何度でも救うし守り続けてやるぜ。

         
             転生レッド、乙女ゲー世界を救うヒーローとなる・完
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた

歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。 剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。 それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。 そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー 「ご命令と解釈しました、シン様」 「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」 次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。

序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた

砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。 彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。 そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。 死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。 その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。 しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、 主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。 自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、 寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。 結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、 自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……? 更新は昼頃になります。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

処理中です...