夏の記憶

如月さら

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孝志の腕の中で美咲はすーーと軽い寝息をたてている
仔猫が眠るように軽く身体を丸め
孝志の胸元に時々顔を無意識に擦り付ける仕草が可愛い。。。
至福の時だ。。。思い焦がれた美咲が
腕の中にいるのだ。


ふと腕時計を見ると11時を少し過ぎていた
現実に引き戻される

「美咲、起きて」

瞼に口づけをしながら身体のラインをなぞり
優しく起こす
美咲はもぞもぞと身体を動かし
パチリと目を開け、潤んだ瞳で孝志を直視した

「美咲。。。み・さ・き。。。起きた?」

美咲はコクリと頷いた

「家に。。。電話した方がいいんじゃない?」

美咲も現実に引き戻る
パッと目を見開いた

「孝。。。何時」

「11時ちょっと過ぎ」

美咲は身体を覆っていたデュベを身体に巻きつけ起き上がり
スマホを持って窓際まで行った
キラキラと夜景が綺麗である
軽くスマホをタップして実家に電話をかけた

「もしもし~お母さん、私~桂子達と合流して少し飲んじゃったから、桂子のところに泊めてもらうね~
ん~~わかった、宜しく~~
うん、孝は帰ったよ~~」

美咲は母に嘘をついた

電話が終わった。。。
後ろから孝志はそっと美咲を抱きしめ
肩口に口づけた

「帰らなくていいんだ」

「うん。。。電話したし大丈夫」

孝志の唇がまた美咲をとらえる

「続きがしたいな。。。美咲」

「つづきがあるの?」

「あるよ、まだまだ」

と言うと、ふわりと美咲をお姫様抱っこをし
ベットに向かった
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