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2章
ギルドカード
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よくわからない状況で周りを見ていなかったが、俺たちは森にいたようで、神様がギルドへ行こうと言ってすぐ村の入り口にいた。神様が言うにはこの異世界には街と村と別れていて、俺が住んでいた日本のような町並みとは全く違っていた。
その村の中でもギルドは一番大きかった。中に入れば、色んな武装をした人もいれば、ローブを着ている人も数人いた。
「ソイヤ村のギルドへようこそ。ご用件はなんでしょう」
「ギルド登録をしたいんだけど」
「はい、ギルド登録ですね。お子様も仮登録されますか?」
「おね、が・・・ぃ・・・」
しますまで言えない。
「頼むよ。この子人見知りで」
「かしこまりました。では、まずお名前とご年齢を」
「カミサマ、25歳」
「ユージン、10さ、い」
名前は噛まずに言えた!そう思うと受け付けの人に視線を寄せながら神様が頭を撫でてくる。完全に子供扱い。子供だけど。
「カミサマ様25歳、ユージン様10歳ですね。登録は完了しました。ユージン様は仮登録者なのでおひとりで依頼を受けられませんが、登録者同行であればどのランクにも付き添えます。カミサマ様はFランクからのスタートとなります。登録者には職業選別を行ってもらう決まりですので、こちらのギルドカードを持って、職業受け付けカウンターへご移動お願いします」
「ユージン、行こう」
「うん」
ランクはよくわからないけど、神様なら知らないことはないんだろう。やることやってから、後で聞くことにした。にしても職業って?
「職業は魔導師や剣士、盗賊、そういった自分のステータスで特に抜きん出たものやスキルを見て判別し、現すものだよ。職業を言うだけでこの人はどんな魔法が得意か、前衛型か後衛型かとか簡単なことがわかる。」
結局説明を聞いてしまった。
「ソイヤ村のギルドへようこそ。ここでは新たなるギルド登録者に職業選別を行っております。あなたに合った職業をステータス、スキルを見て判別いたします。尚、個人情報保護のため、ここで掲示されたレベル以外のステータス、スキルは本人確認後削除されますのでご安心を。職業、レベルに関しては偽情報によるパーティ詐欺防止のため、ギルドカードに記載されます。またレベルアップ時にステータス、スキル確認をしたい場合もこちらで受け付けております。」
「さ、ぎ?」
「パーティ詐欺についての質問でしょうか。ギルド登録者個人で依頼を受ける方もいなくはありませんが、得意不得意を補うため、登録者同士それぞれの職業に合わせてチームをつくることをパーティといいます。そのパーティに入りたいがために、職業やレベルを偽るもののことです。」
職業を偽る?なんでそんな意味のないこと・・・
「パーティを作るにはバランスが必要。さらに強者パーティなら誰もが入りたがる。その強者パーティに入るがために職業、レベルを偽ってまで入ろうとしたということかな」
「結果、連携がとれず、全滅。足手まといに足を引っ張られては普段以下の力となり、強者を減らす要因になるのです。足手まといと知っているのと知らないとではいざというときの対処も代わりますから。何より伝えられていた職業とレベルに圧倒的の差があるわけですから危険も大きいです。詐欺する側からすれば強者パーティにいることで、運が良ければ大金を稼げるわけですから命がけの詐欺なわけですが。パーティにも登録がありまして、パーティでの依頼完了の場合は報酬山分けの決まりですから。もちろん、パーティリーダーによる強制脱退は可能なので限りのある詐欺にもなります。顔を知られてゆけば、次第にできない詐欺ですから」
「今は職業、レベルがわかるから詐欺もないわけか」
「はい。個人情報保護を優先させるか迷った次第ですが、詐欺られるよりマシだ。と登録者たちが押し寄せたことがありまして」
「職、業・・・レベ、ル・・・個人、情報?」
職業、レベルすら個人情報保護した意味はなんなんだろう?別に迷う必要もなかったんじゃ?
「特殊職業というものがありまして、その職業だけで有名人、本人が嫌がってもパーティにしようと集まる者たちがいたり、レベルが低い者を高い者がいじめるといったことがありまして・・・・特に特殊職業や高いレベルのものだと、貴族の方が傍に置きたがることで妨害行為など色々と・・・村の中や街中では民衆の目を気にし、大事は起こさないのですが、依頼現場ではギルド登録者しかいないので人目がないということで、脅しにかかるわけです。貴族はしらを切るので報告されても対処もできないんですよ」
特殊職業・・・神様なら神様だからそれに当てはまりそうだけど・・・神様なら、隠すことも可能かな?
「気に入らないな。全員が全員、ユージンみたいなら人間もいいかと思えたんだけど」
「神様?」
「ユージンは気にしないで。なら、まずは僕から職業選別お願いできる?」
「あ、はい。ではまず、こちらの水晶に手を翳してください」
神様が言われた通りに水晶に手を翳せば水晶が虹色できらきらと光出す。次第にそれを見て受け付けのお姉さんは目を見開け、神様は得意気に笑う様子が見てとれた。
「こ、これは・・・」
俺は首を傾げる。俺には水晶が虹色に光っているだけだから。
「気になる?」
ふいに神様が笑みを浮かべながら俺を見て言う。そりゃあ、気になる。神様だからすごいのはわかるし、俺の友達になってくれた人・・・人?だから。
「いいよ、見せてあげる」
え、個人情報保護で見れないんじゃ?とは思ったけど、相手は神様なんでもありだった。神様に引っ張られ、水晶に手を翳す。
【職業→神様
レベル→1
攻撃力→測定不能上限値以上
防御力→測定不能上限値以上
魔力→測定不能上限値以上
HP→測定不能上限値以上
MP→上限なし(無限消費可)
命中率→百発百中
回避率→100%
速度→測定不能上限値以上
スキル
神の地図(全世界地図を頭に浮かべることが可能)、神の知識(全ての世界に対する知識を得られる)、神の創造(思い浮かべればなんでもつくれますが何か?)、神の伝達(言葉がなくたって伝えたきゃ思えば伝わる秘術)、神の絶対命令(誰も神には逆らえない)、神の治癒(死んでなきゃ完治可能)、神の鉄槌(すごく痛い天罰です。一生痛みはとれません)、神の破壊(とりあえずなんでも破壊してしまえ)、神の領域(領域には神の許したものしか入れない)、神の贈り物(神はなんだって与えられる権利)、神の奪取(なんだって神なら奪えないものはない。泥棒じゃないよ)、神の真実の瞳(神に嘘は通じません)、神の運命操作(神は人の人生を変えるくらいお手のもの)、神の怒り(怒りの感情に左右される一時的ないったーいもの)、神の時間操作(時間止めたり、戻したりなんてお手のもの)
称号
転生者の友達、転生者の溺愛者、転生者にサービス精神】
なんか変な説明もある……。
「転生者って、俺?」
「あーそこは見なくていい!ってかなんで称号まであるの!」
「え、いや・・・ギルド登録者で職業選別前の称号持ちは珍しいので・・・あの、神様って職業なんですか?」
「まあ僕、神様の仕事してるわけだし。今は休職中。百年くらいは臨時の下の神々に振り分けて仕事は任せることにしたし」
神様、神様ってこと隠さなくていいんだ・・・。それに神様ってひとりじゃないの?というかレベル1でこれって、反則じゃ・・・。
「僕、神だから」
「それ、も、そっか」
神様なんでもありだもんね。
「ちなみに神は色々いるよ。僕が全の神で神の中で最もえらいわけだけど」
そんなすごい神様と俺友達なんだ・・・。
「そうだよ。自慢してもいい、ユージンなら許可する。まあ、まずはユージンの職業見ようか」
「うん」
「は、はい。では、カミサマ様は手を離していただいて、ユージン様はそのままかざしていてください」
また虹色に光るも、次は神様に引っ張られ翳した時と同じように文字が浮かぶ。
【職業→カミサマ専用治癒者
レベル→1
攻撃力→5
防御力→5
魔力→5
HP→555
MP→55
命中率→5%
回避率→5%
速度→5
スキル
強く願え!カミサマきてきて召喚、心も身体も君にだけ!カミサマ専用癒しのぎゅーっ、願えば叶う!カミサマさぽーとっ!
称号
神様の友達、神様に溺愛されし者、神様からの無意識職業取得者】
「5いっぱい・・・」
「気にするとこ、そこなんだ。無意識に転生時職業書き換えちゃったかな。でも、このネーミングなに?遊びの神の仕業かな」
「あそ、び、の?」
遊びの神様なんているんだ・・・。
「この世界の遊びじゃわかりづらいからユージンの住んでたとこで例えると、囲碁とか将棋、またはオセロ、外なら鬼ごっこやかくれんぼ、ボールの遊びや現代的ならゲーム、こういったのは遊びの神が考え、それを広めさせる役割の人間を選び、特定の遊びの知識を与えることで成り立つ。まあきっかけを与えるだけでもあるからそれ以降は人間の知識かな?鬼ごっこから色鬼や増え鬼、ボールを投げる受けとるから、キャッチボールやドッチボール、蹴る、打つからサッカー、野球、キックベース。そういったボールの使い方から生み出されたのは人間の知識の進化によるものだね」
「ほか、にも、いっぱい?」
「キリがないからその都度教えるよ」
「あ、あのギルドカード返却します」
「どうも。登録したばかりだから今は大丈夫でもギルドカード見られたら貴族は来ると思う?」
「そう、ですね。お二人様は間違いなく特殊職業・・・なんなら、聞いたこともない職業ですからより珍しさがあります。特にカミサマ様は・・・・」
「僕、自分の欲で他人を不幸にする人間嫌いなんだよね。それにギルドの依頼だけじゃ退屈しちゃうし、こういうのもいいかな。ユージンを巻き込んじゃうのは悪いけど、ユージンは守るから僕から離れないようにね」
「う、うん」
なんとなく、ぎゅっと神様に抱きついてみる。なんだろう、すごく安心する。
「うわ、何これ。すごい気分いい。僕専用のスキルの効果かな?」
「神様の、役、立てる?」
「嫌なことあったらユージンに抱きついてもらうよ。うん、それがいい。神は負けなしだけど心はあるわけだから嫌になることもあるしね。なんなら、ユージン抱っこしたままも悪くないかな。うーん、5歳くらいで成長止めるんだったな」
「10歳、いや・・・?」
「あー泣かないで!全然いいよ!5歳なら仮登録すら無理なわけだし!ってか10歳くらい余裕で持てるし!僕、神だから!」
「わ・・・っ」
軽々と抱っこされる。神様すごい。
「カミサマ様は背がお高いせいでしょうか?ユージン様が抱っこされるととても10歳には見えませんよ。元々小柄故かもしれませんが・・・見た目的には問題ないかと。それ以上成長してきますと抱えにくいでしょうし、カミサマ様が年下好きをこじらせた変態に見えなくも・・・」
「・・・・成長止めちゃおうか、ユージン」
「神様、が、望む、なら」
俺小さいままか・・・。神様俺が大きくなったら嫌われちゃうんだろうな。元々小柄で大変だったのがそれ以上に大変にはなるけど、神様に嫌われるくらいならこのままでも・・・。
「嫌わないよ。成長しても友達だし、嫌わない。成長は止めない。成長しても抱っこはするから」
「え」
気持ちは嬉しい。けど、成人したことはないけど、成人したらさすがに転生する前よりも身長は高い・・・はず。というより転生前から小柄とはいえ、平均以下でも身長中盤辺りの女子よりギリギリ身長は上だった。
そんな俺を毎日抱っこって恥ずかしくないかな?
「お姫様抱っこなら問題ない」
それ俺が恥ずかしいパターンだ。
「あ、えっと」
「カミサマ様、ユージン様、依頼はあちらにございますので、すぐランクはあがると思いますがFランクからお受けください。後、登録したばかりとはいえ、パーティ視察はあると思うので目はつけられるかと思います」
「パーティ視察?」
「有望になるか見極めて、先にパーティに入れてしまおうと見極めに来る方です。ギルドカードを無理に見せる必要はございませんが・・・」
「へぇ?パーティ作るならユージン以外ありえないけど、先輩面でもしたらいじめてあげようか」
神様なのに、悪いことするのか?
「バカな人間のせいで苦労することも多いからね。お説教だよ。善良者が損する世界にしたくないから。ユージンも善良者だよ。死んだから傷は消えたけど、死ぬ前は傷だらけ。君に傷つけるような人間はいらないと思うんだ。先輩面するイコール自信過剰。それは人を見下す姿勢にあるということ。僕がそれをわからせないとユージンみたいに痛い目を見る子がいるかもしれないよ?」
「それは、やだ」
知らない人でもあんな痛い目に合うのはいやだ。痛いのは怖いし、辛いから。
「ユージン、君の泣き顔に僕は弱いようだ。もし、やり過ぎだと思うなら君が止めてくれればいい。僕は君に危害は加えない。友達だからね」
「うん」
そっか、友達だから神様がやりすぎと思えば、俺が止めればいいのか。友達なら許しあえるんだ。友達だから止める権利を神様がくれた。
「まあユージンを抱っこしてれば周りが見えなくなることはないだろうけど。この落ち着き感、癒し感、半端ない」
そんな神様の呟きは、神様との友達関係に改めて感動していた俺には聞こえなかった。
その村の中でもギルドは一番大きかった。中に入れば、色んな武装をした人もいれば、ローブを着ている人も数人いた。
「ソイヤ村のギルドへようこそ。ご用件はなんでしょう」
「ギルド登録をしたいんだけど」
「はい、ギルド登録ですね。お子様も仮登録されますか?」
「おね、が・・・ぃ・・・」
しますまで言えない。
「頼むよ。この子人見知りで」
「かしこまりました。では、まずお名前とご年齢を」
「カミサマ、25歳」
「ユージン、10さ、い」
名前は噛まずに言えた!そう思うと受け付けの人に視線を寄せながら神様が頭を撫でてくる。完全に子供扱い。子供だけど。
「カミサマ様25歳、ユージン様10歳ですね。登録は完了しました。ユージン様は仮登録者なのでおひとりで依頼を受けられませんが、登録者同行であればどのランクにも付き添えます。カミサマ様はFランクからのスタートとなります。登録者には職業選別を行ってもらう決まりですので、こちらのギルドカードを持って、職業受け付けカウンターへご移動お願いします」
「ユージン、行こう」
「うん」
ランクはよくわからないけど、神様なら知らないことはないんだろう。やることやってから、後で聞くことにした。にしても職業って?
「職業は魔導師や剣士、盗賊、そういった自分のステータスで特に抜きん出たものやスキルを見て判別し、現すものだよ。職業を言うだけでこの人はどんな魔法が得意か、前衛型か後衛型かとか簡単なことがわかる。」
結局説明を聞いてしまった。
「ソイヤ村のギルドへようこそ。ここでは新たなるギルド登録者に職業選別を行っております。あなたに合った職業をステータス、スキルを見て判別いたします。尚、個人情報保護のため、ここで掲示されたレベル以外のステータス、スキルは本人確認後削除されますのでご安心を。職業、レベルに関しては偽情報によるパーティ詐欺防止のため、ギルドカードに記載されます。またレベルアップ時にステータス、スキル確認をしたい場合もこちらで受け付けております。」
「さ、ぎ?」
「パーティ詐欺についての質問でしょうか。ギルド登録者個人で依頼を受ける方もいなくはありませんが、得意不得意を補うため、登録者同士それぞれの職業に合わせてチームをつくることをパーティといいます。そのパーティに入りたいがために、職業やレベルを偽るもののことです。」
職業を偽る?なんでそんな意味のないこと・・・
「パーティを作るにはバランスが必要。さらに強者パーティなら誰もが入りたがる。その強者パーティに入るがために職業、レベルを偽ってまで入ろうとしたということかな」
「結果、連携がとれず、全滅。足手まといに足を引っ張られては普段以下の力となり、強者を減らす要因になるのです。足手まといと知っているのと知らないとではいざというときの対処も代わりますから。何より伝えられていた職業とレベルに圧倒的の差があるわけですから危険も大きいです。詐欺する側からすれば強者パーティにいることで、運が良ければ大金を稼げるわけですから命がけの詐欺なわけですが。パーティにも登録がありまして、パーティでの依頼完了の場合は報酬山分けの決まりですから。もちろん、パーティリーダーによる強制脱退は可能なので限りのある詐欺にもなります。顔を知られてゆけば、次第にできない詐欺ですから」
「今は職業、レベルがわかるから詐欺もないわけか」
「はい。個人情報保護を優先させるか迷った次第ですが、詐欺られるよりマシだ。と登録者たちが押し寄せたことがありまして」
「職、業・・・レベ、ル・・・個人、情報?」
職業、レベルすら個人情報保護した意味はなんなんだろう?別に迷う必要もなかったんじゃ?
「特殊職業というものがありまして、その職業だけで有名人、本人が嫌がってもパーティにしようと集まる者たちがいたり、レベルが低い者を高い者がいじめるといったことがありまして・・・・特に特殊職業や高いレベルのものだと、貴族の方が傍に置きたがることで妨害行為など色々と・・・村の中や街中では民衆の目を気にし、大事は起こさないのですが、依頼現場ではギルド登録者しかいないので人目がないということで、脅しにかかるわけです。貴族はしらを切るので報告されても対処もできないんですよ」
特殊職業・・・神様なら神様だからそれに当てはまりそうだけど・・・神様なら、隠すことも可能かな?
「気に入らないな。全員が全員、ユージンみたいなら人間もいいかと思えたんだけど」
「神様?」
「ユージンは気にしないで。なら、まずは僕から職業選別お願いできる?」
「あ、はい。ではまず、こちらの水晶に手を翳してください」
神様が言われた通りに水晶に手を翳せば水晶が虹色できらきらと光出す。次第にそれを見て受け付けのお姉さんは目を見開け、神様は得意気に笑う様子が見てとれた。
「こ、これは・・・」
俺は首を傾げる。俺には水晶が虹色に光っているだけだから。
「気になる?」
ふいに神様が笑みを浮かべながら俺を見て言う。そりゃあ、気になる。神様だからすごいのはわかるし、俺の友達になってくれた人・・・人?だから。
「いいよ、見せてあげる」
え、個人情報保護で見れないんじゃ?とは思ったけど、相手は神様なんでもありだった。神様に引っ張られ、水晶に手を翳す。
【職業→神様
レベル→1
攻撃力→測定不能上限値以上
防御力→測定不能上限値以上
魔力→測定不能上限値以上
HP→測定不能上限値以上
MP→上限なし(無限消費可)
命中率→百発百中
回避率→100%
速度→測定不能上限値以上
スキル
神の地図(全世界地図を頭に浮かべることが可能)、神の知識(全ての世界に対する知識を得られる)、神の創造(思い浮かべればなんでもつくれますが何か?)、神の伝達(言葉がなくたって伝えたきゃ思えば伝わる秘術)、神の絶対命令(誰も神には逆らえない)、神の治癒(死んでなきゃ完治可能)、神の鉄槌(すごく痛い天罰です。一生痛みはとれません)、神の破壊(とりあえずなんでも破壊してしまえ)、神の領域(領域には神の許したものしか入れない)、神の贈り物(神はなんだって与えられる権利)、神の奪取(なんだって神なら奪えないものはない。泥棒じゃないよ)、神の真実の瞳(神に嘘は通じません)、神の運命操作(神は人の人生を変えるくらいお手のもの)、神の怒り(怒りの感情に左右される一時的ないったーいもの)、神の時間操作(時間止めたり、戻したりなんてお手のもの)
称号
転生者の友達、転生者の溺愛者、転生者にサービス精神】
なんか変な説明もある……。
「転生者って、俺?」
「あーそこは見なくていい!ってかなんで称号まであるの!」
「え、いや・・・ギルド登録者で職業選別前の称号持ちは珍しいので・・・あの、神様って職業なんですか?」
「まあ僕、神様の仕事してるわけだし。今は休職中。百年くらいは臨時の下の神々に振り分けて仕事は任せることにしたし」
神様、神様ってこと隠さなくていいんだ・・・。それに神様ってひとりじゃないの?というかレベル1でこれって、反則じゃ・・・。
「僕、神だから」
「それ、も、そっか」
神様なんでもありだもんね。
「ちなみに神は色々いるよ。僕が全の神で神の中で最もえらいわけだけど」
そんなすごい神様と俺友達なんだ・・・。
「そうだよ。自慢してもいい、ユージンなら許可する。まあ、まずはユージンの職業見ようか」
「うん」
「は、はい。では、カミサマ様は手を離していただいて、ユージン様はそのままかざしていてください」
また虹色に光るも、次は神様に引っ張られ翳した時と同じように文字が浮かぶ。
【職業→カミサマ専用治癒者
レベル→1
攻撃力→5
防御力→5
魔力→5
HP→555
MP→55
命中率→5%
回避率→5%
速度→5
スキル
強く願え!カミサマきてきて召喚、心も身体も君にだけ!カミサマ専用癒しのぎゅーっ、願えば叶う!カミサマさぽーとっ!
称号
神様の友達、神様に溺愛されし者、神様からの無意識職業取得者】
「5いっぱい・・・」
「気にするとこ、そこなんだ。無意識に転生時職業書き換えちゃったかな。でも、このネーミングなに?遊びの神の仕業かな」
「あそ、び、の?」
遊びの神様なんているんだ・・・。
「この世界の遊びじゃわかりづらいからユージンの住んでたとこで例えると、囲碁とか将棋、またはオセロ、外なら鬼ごっこやかくれんぼ、ボールの遊びや現代的ならゲーム、こういったのは遊びの神が考え、それを広めさせる役割の人間を選び、特定の遊びの知識を与えることで成り立つ。まあきっかけを与えるだけでもあるからそれ以降は人間の知識かな?鬼ごっこから色鬼や増え鬼、ボールを投げる受けとるから、キャッチボールやドッチボール、蹴る、打つからサッカー、野球、キックベース。そういったボールの使い方から生み出されたのは人間の知識の進化によるものだね」
「ほか、にも、いっぱい?」
「キリがないからその都度教えるよ」
「あ、あのギルドカード返却します」
「どうも。登録したばかりだから今は大丈夫でもギルドカード見られたら貴族は来ると思う?」
「そう、ですね。お二人様は間違いなく特殊職業・・・なんなら、聞いたこともない職業ですからより珍しさがあります。特にカミサマ様は・・・・」
「僕、自分の欲で他人を不幸にする人間嫌いなんだよね。それにギルドの依頼だけじゃ退屈しちゃうし、こういうのもいいかな。ユージンを巻き込んじゃうのは悪いけど、ユージンは守るから僕から離れないようにね」
「う、うん」
なんとなく、ぎゅっと神様に抱きついてみる。なんだろう、すごく安心する。
「うわ、何これ。すごい気分いい。僕専用のスキルの効果かな?」
「神様の、役、立てる?」
「嫌なことあったらユージンに抱きついてもらうよ。うん、それがいい。神は負けなしだけど心はあるわけだから嫌になることもあるしね。なんなら、ユージン抱っこしたままも悪くないかな。うーん、5歳くらいで成長止めるんだったな」
「10歳、いや・・・?」
「あー泣かないで!全然いいよ!5歳なら仮登録すら無理なわけだし!ってか10歳くらい余裕で持てるし!僕、神だから!」
「わ・・・っ」
軽々と抱っこされる。神様すごい。
「カミサマ様は背がお高いせいでしょうか?ユージン様が抱っこされるととても10歳には見えませんよ。元々小柄故かもしれませんが・・・見た目的には問題ないかと。それ以上成長してきますと抱えにくいでしょうし、カミサマ様が年下好きをこじらせた変態に見えなくも・・・」
「・・・・成長止めちゃおうか、ユージン」
「神様、が、望む、なら」
俺小さいままか・・・。神様俺が大きくなったら嫌われちゃうんだろうな。元々小柄で大変だったのがそれ以上に大変にはなるけど、神様に嫌われるくらいならこのままでも・・・。
「嫌わないよ。成長しても友達だし、嫌わない。成長は止めない。成長しても抱っこはするから」
「え」
気持ちは嬉しい。けど、成人したことはないけど、成人したらさすがに転生する前よりも身長は高い・・・はず。というより転生前から小柄とはいえ、平均以下でも身長中盤辺りの女子よりギリギリ身長は上だった。
そんな俺を毎日抱っこって恥ずかしくないかな?
「お姫様抱っこなら問題ない」
それ俺が恥ずかしいパターンだ。
「あ、えっと」
「カミサマ様、ユージン様、依頼はあちらにございますので、すぐランクはあがると思いますがFランクからお受けください。後、登録したばかりとはいえ、パーティ視察はあると思うので目はつけられるかと思います」
「パーティ視察?」
「有望になるか見極めて、先にパーティに入れてしまおうと見極めに来る方です。ギルドカードを無理に見せる必要はございませんが・・・」
「へぇ?パーティ作るならユージン以外ありえないけど、先輩面でもしたらいじめてあげようか」
神様なのに、悪いことするのか?
「バカな人間のせいで苦労することも多いからね。お説教だよ。善良者が損する世界にしたくないから。ユージンも善良者だよ。死んだから傷は消えたけど、死ぬ前は傷だらけ。君に傷つけるような人間はいらないと思うんだ。先輩面するイコール自信過剰。それは人を見下す姿勢にあるということ。僕がそれをわからせないとユージンみたいに痛い目を見る子がいるかもしれないよ?」
「それは、やだ」
知らない人でもあんな痛い目に合うのはいやだ。痛いのは怖いし、辛いから。
「ユージン、君の泣き顔に僕は弱いようだ。もし、やり過ぎだと思うなら君が止めてくれればいい。僕は君に危害は加えない。友達だからね」
「うん」
そっか、友達だから神様がやりすぎと思えば、俺が止めればいいのか。友達なら許しあえるんだ。友達だから止める権利を神様がくれた。
「まあユージンを抱っこしてれば周りが見えなくなることはないだろうけど。この落ち着き感、癒し感、半端ない」
そんな神様の呟きは、神様との友達関係に改めて感動していた俺には聞こえなかった。
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