5 / 9
本編
3
しおりを挟む
そんなこんなで聖女認定式。聖女は時間になると光出してそれが神に任命された証になるの。
そして久々に檻から出られてるんるんな私が光ったわけです。もはやネタバレされたので結果だけ言います。
「な……っそんな、ありえない!」
「おーっほっほっほっ!まあまあ、神様はよく見てらっしゃいますわ!私みたいな純粋で穏やかな優しい人間を陥れようとする女が聖女なはずありませんのよ!」
「どういうことだリアン!」
「か、神の声を、神の声を聞いたんです……!なのになんで……!」
もうあの時と言ったら高笑いせずにはいられませんでしたわ。殿下の間抜けな顔に青ざめる性悪リアンの顔がね、もうおかしいのなんのって。
しかも神様も面白いことを言うんですもの。
「間違えたらしいわよ?」
「「は?」」
「殿下の婚約者である私が聖女で決まりだったのだけど、殿下が不貞を働くとは思わず殿下の隣にいるのが私と間違えて言ってしまったのですって。まあ殿下も聖女にはふさわしくない人物とよくわかったと神様が言ってらっしゃいますわ。まあ、人も失敗はつきもの、人を作った神様にだって失敗はありますでしょう。あまりお責めにならないで?」
「な……なんだと……」
「そんな……」
逆にこんな展開を与えてくださった神様に私は寧ろ感謝しかありませんけどね?
「えーと、誰が聖女で間違いないんでしたっけ?」
「き、きさ……!」
ああ、にやにやが止まりませんわぁ!はしたないでしょうけど、これは仕方ありませんわよねぇ?
「殿下……いえ、バカ殿?私は貴方より立場が上になりました。わかります?」
「ば……ば……!?」
「あ、わかりませんか?それもそうですわよね。私うっかりしてました!恋に盲目になり、本当の聖女との縁を切って自ら立場を貶めるのですもの!あ、でも恋してらっしゃるなら身分関係なく幸せですわよね!祝福いたしますわ!」
「うぐぐ……っ!お前なんかが……っお前なんかが……っ!」
「だめですよ?国一番の権力にお前だなんて……そうですわね、聖女の力ご覧にいれましょう!」
光を浴びた瞬間から聖女としてできることがわかるのはやはり神様からの力ということでしょう。もうこの時は楽しくて仕方ありませんでしたわ!
ピカーっと聖女の力を使えば周囲のざわめきと何が起きたときょろきょろするバカ殿。
「な、なんだ、何が起きた」
「特に何も……何かが起きたのはバカ殿だけですわ」
「でででででんか………っ」
「リアン!無事でよかった……どうしたんだ?」
だから貴方以外は何も起こってないのに本当イラつくお人。いえ、まあそれ以上に笑いが込みあげて苛立ちも消えますけど。
「か、髪が……っ!」
「髪?それがどう……し、た……?な、い?ないないないないー!髪がぁあぁぁ!」
何故聖女の力にこんな力があるのか不思議だったのですけど、髪がなくなる聖女のまじないらしいです。神と髪を当てたのかしら?神様ってばおちゃめよね。
「な、なんと惨いことを……」
「ちなみに髪は一生生えませんわ」
「なんと恐ろしい……!」
主に年配の方が真っ青で呟いてますけど、別に貴方たちまで巻き込むつもりはありませんのに……。既に髪が寂しいから未来に恐怖でもしたのかしら?これが二次被害……聖女の力って恐ろしいわね。
「ふ……っふふ」
「笑うなぁあぁぁっ!」
でもだめだわ!面白いもの!処刑よりは優しいんだからいいじゃない。私を檻に入れてくれたお礼としましょうか。
そして久々に檻から出られてるんるんな私が光ったわけです。もはやネタバレされたので結果だけ言います。
「な……っそんな、ありえない!」
「おーっほっほっほっ!まあまあ、神様はよく見てらっしゃいますわ!私みたいな純粋で穏やかな優しい人間を陥れようとする女が聖女なはずありませんのよ!」
「どういうことだリアン!」
「か、神の声を、神の声を聞いたんです……!なのになんで……!」
もうあの時と言ったら高笑いせずにはいられませんでしたわ。殿下の間抜けな顔に青ざめる性悪リアンの顔がね、もうおかしいのなんのって。
しかも神様も面白いことを言うんですもの。
「間違えたらしいわよ?」
「「は?」」
「殿下の婚約者である私が聖女で決まりだったのだけど、殿下が不貞を働くとは思わず殿下の隣にいるのが私と間違えて言ってしまったのですって。まあ殿下も聖女にはふさわしくない人物とよくわかったと神様が言ってらっしゃいますわ。まあ、人も失敗はつきもの、人を作った神様にだって失敗はありますでしょう。あまりお責めにならないで?」
「な……なんだと……」
「そんな……」
逆にこんな展開を与えてくださった神様に私は寧ろ感謝しかありませんけどね?
「えーと、誰が聖女で間違いないんでしたっけ?」
「き、きさ……!」
ああ、にやにやが止まりませんわぁ!はしたないでしょうけど、これは仕方ありませんわよねぇ?
「殿下……いえ、バカ殿?私は貴方より立場が上になりました。わかります?」
「ば……ば……!?」
「あ、わかりませんか?それもそうですわよね。私うっかりしてました!恋に盲目になり、本当の聖女との縁を切って自ら立場を貶めるのですもの!あ、でも恋してらっしゃるなら身分関係なく幸せですわよね!祝福いたしますわ!」
「うぐぐ……っ!お前なんかが……っお前なんかが……っ!」
「だめですよ?国一番の権力にお前だなんて……そうですわね、聖女の力ご覧にいれましょう!」
光を浴びた瞬間から聖女としてできることがわかるのはやはり神様からの力ということでしょう。もうこの時は楽しくて仕方ありませんでしたわ!
ピカーっと聖女の力を使えば周囲のざわめきと何が起きたときょろきょろするバカ殿。
「な、なんだ、何が起きた」
「特に何も……何かが起きたのはバカ殿だけですわ」
「でででででんか………っ」
「リアン!無事でよかった……どうしたんだ?」
だから貴方以外は何も起こってないのに本当イラつくお人。いえ、まあそれ以上に笑いが込みあげて苛立ちも消えますけど。
「か、髪が……っ!」
「髪?それがどう……し、た……?な、い?ないないないないー!髪がぁあぁぁ!」
何故聖女の力にこんな力があるのか不思議だったのですけど、髪がなくなる聖女のまじないらしいです。神と髪を当てたのかしら?神様ってばおちゃめよね。
「な、なんと惨いことを……」
「ちなみに髪は一生生えませんわ」
「なんと恐ろしい……!」
主に年配の方が真っ青で呟いてますけど、別に貴方たちまで巻き込むつもりはありませんのに……。既に髪が寂しいから未来に恐怖でもしたのかしら?これが二次被害……聖女の力って恐ろしいわね。
「ふ……っふふ」
「笑うなぁあぁぁっ!」
でもだめだわ!面白いもの!処刑よりは優しいんだからいいじゃない。私を檻に入れてくれたお礼としましょうか。
98
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたのでサブスク聖女始めました ―平民がダメ?なら侯爵令嬢にしますが、だから何?―
ふわふわ
恋愛
「真実の愛を見つけた」
そう告げられて、王太子との婚約をあっさり破棄された聖女シャマル。
泣かない。
責めない。
執着もしない。
だって正直、
好きでもない相手との政略結婚も、
毎日王宮に通って無償奉仕する生活も、
もう十分だったから。
「必要なときだけ呼んで。報酬は時給でいいよ」
そうして始めたのは、
前代未聞の サブスク式・聖女制度。
奇跡を振りまくのではなく、
判断基準を明確にし、
数字と仕組みで回す“無理をしない聖女業”。
ところがそれが、なぜか国にとって一番うまくいく。
しかし、
「平民の娘では納得できない」
「聖女は神聖であるべきだ」
そんな声が、王と貴族たちから上がり始め――
「じゃあ、侯爵令嬢にしましょう」
肩書だけを差し替える、
中身は何ひとつ変えない痛快対応で、
価値観そのものを静かに詰ませていく。
これは、
怒鳴らない、争わない、感情に走らない。
それでも確実に“立場逆転”していく
理屈派・ドライ聖女の静かなザマァ物語。
働きすぎないこと。
全員に好かれようとしないこと。
納得しない自由も、ちゃんと認めること。
そんな聖女が作ったのは、
奇跡ではなく――
無理をしなくても生きられる仕組みだった。
その婚約破棄喜んで
空月 若葉
恋愛
婚約者のエスコートなしに卒業パーティーにいる私は不思議がられていた。けれどなんとなく気がついている人もこの中に何人かは居るだろう。
そして、私も知っている。これから私がどうなるのか。私の婚約者がどこにいるのか。知っているのはそれだけじゃないわ。私、知っているの。この世界の秘密を、ね。
注意…主人公がちょっと怖いかも(笑)
4話で完結します。短いです。の割に詰め込んだので、かなりめちゃくちゃで読みにくいかもしれません。もし改善できるところを見つけてくださった方がいれば、教えていただけると嬉しいです。
完結後、番外編を付け足しました。
カクヨムにも掲載しています。
婚約者を処刑したら聖女になってました。けど何か文句ある?
春夜夢
恋愛
処刑台に立たされた公爵令嬢エリス・アルメリア。
無実の罪で婚約破棄され、王都中から「悪女」と罵られた彼女の最期――
……になるはずだった。
『この者、神に選ばれし者なり――新たなる聖女である』
処刑の瞬間、突如として神託が下り、国中が凍りついた。
死ぬはずだった“元・悪女”は一転、「聖女様」として崇められる立場に。
だが――
「誰が聖女? 好き勝手に人を貶めておいて、今さら許されるとでも?」
冷笑とともに立ち上がったエリスは、
“神の力”を使い、元婚約者である王太子を皮切りに、裏切った者すべてに裁きを下していく。
そして――
「……次は、お前の番よ。愛してるふりをして私を売った、親友さん?」
清く正しい聖女? いいえ、これは徹底的に「やり返す」聖女の物語。
ざまぁあり、無双あり、そして……本当の愛も、ここから始まる。
無能と罵られた私だけど、どうやら聖女だったらしい。
冬吹せいら
恋愛
魔法学園に通っているケイト・ブロッサムは、最高学年になっても低級魔法しか使うことができず、いじめを受け、退学を決意した。
村に帰ったケイトは、両親の畑仕事を手伝うことになる。
幼いころから魔法学園の寮暮らしだったケイトは、これまで畑仕事をしたことがなく、畑に祈りを込め、豊作を願った経験もなかった。
人生で初めての祈り――。そこで彼女は、聖女として目覚めるのだった。
帰還した聖女と王子の婚約破棄騒動
しがついつか
恋愛
聖女は激怒した。
国中の瘴気を中和する偉業を成し遂げた聖女を労うパーティで、王子が婚約破棄をしたからだ。
「あなた、婚約者がいたの?」
「あ、あぁ。だが、婚約は破棄するし…」
「最っ低!」
悪役令嬢を陥れようとして失敗したヒロインのその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
女伯グリゼルダはもう不惑の歳だが、過去に起こしたスキャンダルが原因で異性から敬遠され未だに独身だった。
二十二年前、グリゼルダは恋仲になった王太子と結託して彼の婚約者である公爵令嬢を陥れようとした。
けれど、返り討ちに遭ってしまい、結局恋人である王太子とも破局してしまったのだ。
ある時、グリゼルダは王都で開かれた仮面舞踏会に参加する。そこで、トラヴィスという年下の青年と知り合ったグリゼルダは彼と恋仲になった。そして、どんどん彼に夢中になっていく。
だが、ある日。トラヴィスは、突然グリゼルダの前から姿を消してしまう。グリゼルダはショックのあまり倒れてしまい、気づいた時には病院のベッドの上にいた。
グリゼルダは、心配そうに自分の顔を覗き込む執事にトラヴィスと連絡が取れなくなってしまったことを伝える。すると、執事は首を傾げた。
そして、困惑した様子でグリゼルダに尋ねたのだ。「トラヴィスって、一体誰ですか? そんな方、この世に存在しませんよね?」と──。
悪役令嬢発溺愛幼女着
みおな
ファンタジー
「違います!わたくしは、フローラさんをいじめてなどいません!」
わたくしの声がホールに響いたけれど、誰もわたくしに手を差し伸べて下さることはなかった。
響いたのは、婚約者である王太子殿下の冷たい声。
わたくしに差し伸べられたのは、騎士団長のご子息がわたくしを強く床に押し付ける腕。
冷ややかな周囲のご令嬢ご令息の冷笑。
どうして。
誰もわたくしを信じてくれないまま、わたくしは冷たい牢の中で命を落とした。
悪役令嬢の断罪――え、いま婚約破棄と?聞こえませんでしたわ!
ちゃっぴー
恋愛
公爵令嬢アクア・ラズライトは、卒業パーティーの最中に婚約者であるジュリアス殿下から「悪役令嬢」として断罪を突きつけられる。普通なら泣き崩れるか激昂する場面――しかし、超合理的で節約家なアクアは違った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる