MURDER BLOOD X

ジェフ

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CRAZY HOUND DOGS 2

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「てめーらまとめてかかって来な!

このウォール様率いるハウンド・ドッグに敗けはねー!」


「うるせー、こっちはアウトローだぜ!

鎖に繋がれたワンちゃんに怯えるワケねェ──だろボケェ!!」


アウトロー


そう、この二人はアウトロー


殺人鬼と元マフィア


ルールに縛られることなく自由に生きる悪党だ


敵が何であろうと怯える理由はない


むしろ敵が怯えるのだ


「アンタらなんてグロテスクなスポンジにしてやる!

何もかもをブチ撒けろッ!!」


フレイラは車に載っていたらしい銃器を使って犬畜生に応戦する


そしてその扱い方は、ハウンド・ドッグの連中より上手い


ウォールはすぐにそれを見抜いた


「……あー、あの褐色のガキには特に気をつけろよお前ら

ありゃあとんだバケモノだ、油断してっと銃で色んなモノ掘られちまうぞ」


「てめ────ッ

戦いの途中に余所見するような目ン玉は潰してやらァァ──ッ!!」


「おっと……!」


キャシィがウォールに斬りかかる


しかしウォールはそれを素手で受け止める


「ふー、お前の忠告のおかげで何とかなったぜ」


と余裕そうだが、その手はもう血塗れだ


出血などお構い無しというわけか


「へへへ、ナイフ一本でお手軽にってかァ?

バカにしてんじゃねーぞクソガキャァァァ!!」


「ならバカにされねーように精々気張れよ」


「だとよ、ほら気張れや同志!」


ウォールに牙を剥こうとするキャシィを、ハウンド・ドッグのメンバーが妨げる


しかしキャシィはそれらを、銃器を全く使わずナイフだけで屠っていく


「うわ、キャシィ!

もしかして銃の使い方知らないの!?」


フレイラが意地悪そうにキャシィをからかう


「知ってらァ!」


キャシィは倒れた敵の銃を奪い、ウォールに向けて投げつけた


銃はウォールの顔面に命中し───


「ケッ、口ほどにもねぇクソザコが」


その隙にキャシィが彼の心臓を突き刺した




「がブぁ!!」




ウォールは呻き声を上げて倒れた


ほんの一瞬の出来事


猛犬の群れはたちまち負け犬に成り果ててしまった


「キャシィ……あんなヤツらを一瞬で殺るなんてイカれてるんじゃないの?

……あ、これは良い意味で言ってるんだけど……」


「お前に言われたかねーな……

イカれた殺人鬼のお供なんて、イカれてなきゃ出来ねーだろ」


「じゃあ私たち、仲間かな」


「そうだな」


「……ねぇ、キャシィ」


「あ?」


「とりあえず何か食べようよ」


「……これからって時に何言ってんだ?」


「キャシィが追い回さなきゃこんなにお腹減ることもなかったのになー……」


「うだァァァァ!人のせいにしてんじゃねー!

そんなに食いてーならここの人肉食い漁ってろよ!」


「やだやだ!何か作れ!」


「命を奪う殺人鬼サマに命委ねてンじゃねェ───ッ!

自分のことは自分でやれやこのマフィアがァ───ッ!!」
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