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死別
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「おはようございます。 今日の朝ごはんはトーストですよ 」
コーヒーとあなたの好きなこんがり焼いたトーストを自分の席と、向かい側の日がよく当たる暖かい席に置く
『お前、寒いの嫌だろ。 隣で食べようぜ。 』
なんて、毎朝あなたは言うんだ。
本当に優しいな。 細かい事に気が付いて、気を使ってくれる。
自分のコーヒーに砂糖を一欠片入れる。
そして、もう1つのコップに砂糖を2つ入れた。
あなたは見かけによらず、甘党なんだ。
それが僕にバレた時は 顔を真っ赤にして言い訳してたっけ。
仕草も何もかも愛おしくて堪らない。
風がカーテンを踊らせて、あなたの席に様々な影をうつしだす。
窓から射し込んだ光があなたの影を移しているような、そんな気がした。
ふと、風が止んで あなたの影が消える。
「っ!?…うぅ… いやっ…だ おいてっ…いかないでっ…!ひとりにっ…しないで…」
家にあるもの全てにあなたの体温を感じてしまって。
もう、そこにあなたはいないのに。
2つ入っていた、角砂糖はコーヒーの黒い苦味に少しづつ溶けていった。
コーヒーは砂糖が溶ける度、静かな甘さを増していった。
コーヒーとあなたの好きなこんがり焼いたトーストを自分の席と、向かい側の日がよく当たる暖かい席に置く
『お前、寒いの嫌だろ。 隣で食べようぜ。 』
なんて、毎朝あなたは言うんだ。
本当に優しいな。 細かい事に気が付いて、気を使ってくれる。
自分のコーヒーに砂糖を一欠片入れる。
そして、もう1つのコップに砂糖を2つ入れた。
あなたは見かけによらず、甘党なんだ。
それが僕にバレた時は 顔を真っ赤にして言い訳してたっけ。
仕草も何もかも愛おしくて堪らない。
風がカーテンを踊らせて、あなたの席に様々な影をうつしだす。
窓から射し込んだ光があなたの影を移しているような、そんな気がした。
ふと、風が止んで あなたの影が消える。
「っ!?…うぅ… いやっ…だ おいてっ…いかないでっ…!ひとりにっ…しないで…」
家にあるもの全てにあなたの体温を感じてしまって。
もう、そこにあなたはいないのに。
2つ入っていた、角砂糖はコーヒーの黒い苦味に少しづつ溶けていった。
コーヒーは砂糖が溶ける度、静かな甘さを増していった。
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