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何も見ていない!
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2人きりでの旅路、目立たないようにと簡単な荷物で、食料や水は現地調達をしながら移動する。
彼が修行したっていうのは本当のようね。公爵様の割に、意外と余裕そうじゃない。王都を出て数ヶ月が経つ。オリバーがいなければケロベロスに乗ってすぐ飛んでいく予定だった。でも仕方ない。聖光を浴びて全身の毛がまるこげになってしまったせいで、あの日からどこかへ姿を消してしまったのだ。
まぁ、呼んだらくるんでしょうけど、どのみち用はないものね。それに、私ですら嫌な汗をかいてるんだから、ここへ来させるのは可哀想ね。
「……ん? なんだ?」
「なんでもないわ」
オリバーとはすぐに目が合う。これでは魔法を使えるスキもない。まだ聖魔法が上手く使えないうちになんとかしないといけないんだけど、下手をすれば私がやられちゃうものね。それも、感情が高ぶると勝手に光が出るんどから、恐ろしいわ。
「それにしても……」
「何よっ?」
急に話し出したらびっくりするじゃない。
「いや、まさか歩いて旅路に出るとは思わなくてな。俺はいいが……そろそろ疲れがたまっていないか心配だ」
「私は10年修行したのよ。今までのか弱い聖女と一緒にしないでちょうだい」
どんな魔獣でも扱えたこの私が、まさか馬に乗れないなんて。動物は敏感だ。おそらく、私の魂が魔族だと本能的に分かっているのだろう。コードとの修行で、乗馬だけは無理だった。
「分かった。もし疲れたら」
「大丈夫よ」
「ハハッ、分かったよ」
ちょっとムキになりすぎたかしら。確かにずっと歩くのは効率が悪いわね。でも、別の目的もあるのよね。
この10年、魂と身体が別の症例を調べまわって、魂との同調方法への手がかりを見つけていた。
紅い花……
そのしずくに魔力をこめて飲めば、同一化するという文献を目にした。
「少しあそこで休んでもいいかしら?」
「あぁ、そうだな」
国外に出たと言っても、こんなどこにでもある小高い丘にソレがあるとは思えない。修行中のいかにも魔物が出そうな森や洞穴にはなかった。ゼビル姫の時にも紅い花なんて見たことなかったわ。この世界に紅の植物はそもそも存在しない。城にある図鑑にも目を通したけれど、そんな強い色味の花なんてなかったわ。本当にあるのかすら怪しいところだけど、今は手がかりがないものね。
「疲れたか?」
オリバーが水を差し出す。花をじっくり見ていたから思ったより長く休憩していたのね。ここは受け取らないと変に思われるかもしれないわね。
「えぇ、ありがとう」
「やっぱり気になるか?」
「んんっ!? ゴホッゴホッ」
まさか、やっぱりこいつ心の中をのぞける!?
「大丈夫か? すまない、君が神妙になるのも分かる。ここは魔族との闘いで亡くなった兵達を埋葬した丘だからな。思いを馳せているのかと……」
背中をさすりながら、オリバーもたくさん植えられた花を見る。
「じゃあ……この花はあとで植えられたものなのかしら?」
「そうだと聞いている」
だから、この辺りだけ花が多かったのね。人が植えたのならあるはずないわね。それに、ここら辺で戦が起きたのなら、焼け野原になったはずだから期待出来ないわ。
「……大丈夫よ。日が暮れる前に出発しましょう」
「このペースだと、今日も野宿になるな。川に沿って歩いた方がいいが平気か?」
「問題ないわ」
それにしても、オリバーは公爵とはいえ地形に詳しいのね。城の文献には目を通してきたつもりだけど、妙に慣れている。
「……この辺りには詳しいの?」
「あぁ、地理は頭に入っている。特に商品の輸出経路は治安も大事だからな。その土地の特性は調べているし、現地に行ったところも多い」
「そう。戦さがあったことは知っていたけど、まさかこの場所だなんてね」
「感心してるのか?」
「そうね」
オリバーの顔があからさまに真っ赤になる。
「ふっ」
私の思っていることばかり見透かされている気がしたけど、この男も分かりやすいわ。まぁ、気は抜けないけど。少し褒めただけでこんなに反応するなら、扱いやすいかもしれないわね。
川に沿って魔王の魔力を感じた方向に向かっていく。激しい戦いがあったなんて嘘のように、何もない。
日が暗くなる前に、オリバーは寝床の用意を始める。
「もう休むの? 私ならその辺りの木の上でも寝れるから、まだ歩けるわよ?」
「それは……出来かねるな」
「あら本当よ」
ゼビル姫の頃なんて翼もあったから余計に高いところには慣れている。修行中の時は木の上の方が虫避け出来ていた。今までは隠し持っていた虫除けの香でしのいでいたが、それも底をついてしまった。
ううっ、虫除けの魔法があればいいのに……魔獣避けなんかよりよりよっぽど有意義だわ。
とはいえ、この男に虫が怖いなど絶対に言いたくない。
「ほら、ね?」
あっという間に上へのぼってみせる。オリバーはすぐに荷物を降ろすと、同じように枝にのぼってきた。
「あら、公爵様も登れるじゃない」
「……君の為に身体も鍛えてきたと言っただろう……俺も山ごもりはしていたが、木の上では何かあった時に動きが不利になる」
こんな何もないところに上級の魔獣が現れるとは思えない。それより、問題は虫なのよ!!
「なら、私が上で、あなたが下で見張ればいいんじゃない?」
「それは……視線が……」
視線って……
自分の格好に気付く。修行の時とは違い、他国へ行っても一目で聖女と分かるようスカート生地の格好をしている。
ってことは……さっきも……
「~~~~っ!!」
「何も見ていない!!」
彼が修行したっていうのは本当のようね。公爵様の割に、意外と余裕そうじゃない。王都を出て数ヶ月が経つ。オリバーがいなければケロベロスに乗ってすぐ飛んでいく予定だった。でも仕方ない。聖光を浴びて全身の毛がまるこげになってしまったせいで、あの日からどこかへ姿を消してしまったのだ。
まぁ、呼んだらくるんでしょうけど、どのみち用はないものね。それに、私ですら嫌な汗をかいてるんだから、ここへ来させるのは可哀想ね。
「……ん? なんだ?」
「なんでもないわ」
オリバーとはすぐに目が合う。これでは魔法を使えるスキもない。まだ聖魔法が上手く使えないうちになんとかしないといけないんだけど、下手をすれば私がやられちゃうものね。それも、感情が高ぶると勝手に光が出るんどから、恐ろしいわ。
「それにしても……」
「何よっ?」
急に話し出したらびっくりするじゃない。
「いや、まさか歩いて旅路に出るとは思わなくてな。俺はいいが……そろそろ疲れがたまっていないか心配だ」
「私は10年修行したのよ。今までのか弱い聖女と一緒にしないでちょうだい」
どんな魔獣でも扱えたこの私が、まさか馬に乗れないなんて。動物は敏感だ。おそらく、私の魂が魔族だと本能的に分かっているのだろう。コードとの修行で、乗馬だけは無理だった。
「分かった。もし疲れたら」
「大丈夫よ」
「ハハッ、分かったよ」
ちょっとムキになりすぎたかしら。確かにずっと歩くのは効率が悪いわね。でも、別の目的もあるのよね。
この10年、魂と身体が別の症例を調べまわって、魂との同調方法への手がかりを見つけていた。
紅い花……
そのしずくに魔力をこめて飲めば、同一化するという文献を目にした。
「少しあそこで休んでもいいかしら?」
「あぁ、そうだな」
国外に出たと言っても、こんなどこにでもある小高い丘にソレがあるとは思えない。修行中のいかにも魔物が出そうな森や洞穴にはなかった。ゼビル姫の時にも紅い花なんて見たことなかったわ。この世界に紅の植物はそもそも存在しない。城にある図鑑にも目を通したけれど、そんな強い色味の花なんてなかったわ。本当にあるのかすら怪しいところだけど、今は手がかりがないものね。
「疲れたか?」
オリバーが水を差し出す。花をじっくり見ていたから思ったより長く休憩していたのね。ここは受け取らないと変に思われるかもしれないわね。
「えぇ、ありがとう」
「やっぱり気になるか?」
「んんっ!? ゴホッゴホッ」
まさか、やっぱりこいつ心の中をのぞける!?
「大丈夫か? すまない、君が神妙になるのも分かる。ここは魔族との闘いで亡くなった兵達を埋葬した丘だからな。思いを馳せているのかと……」
背中をさすりながら、オリバーもたくさん植えられた花を見る。
「じゃあ……この花はあとで植えられたものなのかしら?」
「そうだと聞いている」
だから、この辺りだけ花が多かったのね。人が植えたのならあるはずないわね。それに、ここら辺で戦が起きたのなら、焼け野原になったはずだから期待出来ないわ。
「……大丈夫よ。日が暮れる前に出発しましょう」
「このペースだと、今日も野宿になるな。川に沿って歩いた方がいいが平気か?」
「問題ないわ」
それにしても、オリバーは公爵とはいえ地形に詳しいのね。城の文献には目を通してきたつもりだけど、妙に慣れている。
「……この辺りには詳しいの?」
「あぁ、地理は頭に入っている。特に商品の輸出経路は治安も大事だからな。その土地の特性は調べているし、現地に行ったところも多い」
「そう。戦さがあったことは知っていたけど、まさかこの場所だなんてね」
「感心してるのか?」
「そうね」
オリバーの顔があからさまに真っ赤になる。
「ふっ」
私の思っていることばかり見透かされている気がしたけど、この男も分かりやすいわ。まぁ、気は抜けないけど。少し褒めただけでこんなに反応するなら、扱いやすいかもしれないわね。
川に沿って魔王の魔力を感じた方向に向かっていく。激しい戦いがあったなんて嘘のように、何もない。
日が暗くなる前に、オリバーは寝床の用意を始める。
「もう休むの? 私ならその辺りの木の上でも寝れるから、まだ歩けるわよ?」
「それは……出来かねるな」
「あら本当よ」
ゼビル姫の頃なんて翼もあったから余計に高いところには慣れている。修行中の時は木の上の方が虫避け出来ていた。今までは隠し持っていた虫除けの香でしのいでいたが、それも底をついてしまった。
ううっ、虫除けの魔法があればいいのに……魔獣避けなんかよりよりよっぽど有意義だわ。
とはいえ、この男に虫が怖いなど絶対に言いたくない。
「ほら、ね?」
あっという間に上へのぼってみせる。オリバーはすぐに荷物を降ろすと、同じように枝にのぼってきた。
「あら、公爵様も登れるじゃない」
「……君の為に身体も鍛えてきたと言っただろう……俺も山ごもりはしていたが、木の上では何かあった時に動きが不利になる」
こんな何もないところに上級の魔獣が現れるとは思えない。それより、問題は虫なのよ!!
「なら、私が上で、あなたが下で見張ればいいんじゃない?」
「それは……視線が……」
視線って……
自分の格好に気付く。修行の時とは違い、他国へ行っても一目で聖女と分かるようスカート生地の格好をしている。
ってことは……さっきも……
「~~~~っ!!」
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