7 / 49
7.名医の診察は近過ぎます
しおりを挟む
書けません……あんなにも毎日のようにあなた様を想ってしたためていたというのに、ほとんど定型文といってもいいような御礼状が書けないですわ。
「エル様のお名前の効力が強過ぎますわ」
机に顔を突っぷし、インクのついたペンを握りしめる。
「いけませんわ。やると言ったからには最後まで責任を持たなければ!!」
この手紙はパーティに参加してくれたお礼ですのよ。パーティではずいぶんと緊張なさっておりましたが、まさかウェイド公爵様に認められるなんて驚かれたのでしょうね。だけど当然ですわ。エル様ほど職務に真剣に取り組まれているお方はいないですもの。誰よりも聡いあなた様がもしこの御礼状を読まれたら、代筆ではないことにすぐに気づかれるのでしょうか。私の書いた文字をそっとなでるなんてことされて、私のことを思い出すなんてことがなきにしもあらずなわけでして……あっ、
「鼻血が……」
興奮のあまり、せっかく新しく出した便箋が今度は赤く染まっていく。
「これで16枚目ですわ……それよりも血を止めなければ……」
確か顔を洗った時の予備のタオルが置いてあったはず。
席を立ち、鼻をおさえながらタオルを探すが思っていた場所にないことに気づく。その時、ドアをノックする音に、ミリアが来たとほっとする。
「どうぞ。ちょうど良かっ……」
「体調が思わしくないと聞いたんだが……」
目が合う。
机の上には丁寧にまとめられた手紙の側に破棄されるであろう紙のくずが散らばっている。鼻からボタボタと血を流し、それを手で押さえる婚約者は目を見開き驚いている。
「ウェイド様、どうして」
「いっ……」
「?」
「医務班を……いや、行った方が早いな」
「きゃっ」
ハンカチをとっさに渡し、頭が動かないよう公爵の身体にしっかり寄りかかるよう手を添える。先日のお姫様抱っことは比べものにならないほど密着度が高い。
「公爵様!? に、カレン様!?」
屋敷内を公爵が走る事態に使用人たちが驚く。
「ヤドラッ!!!!!!」
「うっ、公爵様!? 誤解です。決してよこしまな気持ちでこの薬品を作ったわけでは……っおや、その方は……」
公爵が医務室にわざわざ来るなどほとんどありえない。何か用があれば使いの者が呼びに来る為、ヤドラはすっかり油断していた。医務室には趣味の呪術グッズと新薬と呼ぶにはいかがわしい実験薬が並べられていた。
だが、ウェイド公爵にはそれよりも、屋敷の専属医師である彼がカレンを見ても誰かと分からなかったことが問題だった。
「……全員に通達がいっているはずだが?」
公爵の鋭いにらみに、ヤドラ医師は慌てて言葉を訂正する。
「いえ、失礼しました。もちろん、存じております。カレン夫人であられますね!?」
「まだ婚約中だ」
「そうですか。あまりにも仲が良さそうなご様子なのでもうすっかり夫婦のようだと」
「……余計な話は良い。彼女を診てくれ」
まだ若いが腕は確かなこの男は、長めの髪を後ろに軽く束ね、黙っていれば周りの女性陣が思わず見惚れてしまう面持ちだ。だが趣味と謳うその気味の悪い収集物や発明品はどれも近寄りがたく、恍惚と見つめるその姿は変わり者のなにものでもない。
「大丈夫だ。この男は変わっているが医師としての腕は確かだ」
腕に抱えるカレンに優しく声をかけるとそっと寝台に座らせる。
「変わり者だなんて、公爵様それはあんまりでございます。未開発の森の開拓で毒におかされた皆の治療も、新たな航路を開拓する長旅での船員たちの体調管理も、誰が成し遂げたと!?」
「腕は確かだと言ってるだろう。それよりも、彼女を治療する気はあるのか?」
「おっと、失礼致しました。レディを放置するなど医師として、いえ紳士としてあるまじき行為でした。ご様子を見る限り、血は動いた為か思ったよりも広範囲に飛び散ってしまっていますが、もう既に止まっているかと」
ハンカチで鼻を抑えるカレンの手をそっとつかみ、優雅に挨拶をする。
そっとハンカチを外すと、言われた通り既に出血は止まっている。
「あぁ、良かった。どこかにぶつけたわけではなさそうですね。ということは生まれつき鼻の血管が細く傷つきやすいもしくは何らかしらの高い興奮状態になってしまわれたのか」
ヤドラ医師の言葉に見透かされたようでゾッとする。
マズイですわ。1人でいたのに興奮など、どう説明しても真っ当な理由が思いつきませんわ。
血の気が引くカレンに、ヤドラ医師は手を握り締めたままにこりと微笑む。
「それとも過度な疲労で血管が弱くなってしまわれたか、ですね。少し横になって休めば大丈夫です。念のため、貧血予防と疲労回復の薬を煎じておきましょう」
「そっ、そうですか。ありがとうございます」
無駄に距離が近いのが気になりますが、ウェイド様に鼻血を出した理由を話さずに済みましたわ。
「おい、彼女の診断が終わったのならあとは助手である者にさせれば良いだろう」
腕をつかみ、お湯をしぼったタオルでカレンの顔を拭こうとするヤドラ医師を止める。
「それが……先ほど彼女達がちょうど出ていってしまったところで……」
「っ!? これで何度目だと思っているんだ。この悪趣味な物と実験は自室でと言っているだろう」
「いやぁ~~、私の部屋はいっぱいでして。それに、ここの方が何かと設備がそろっていて便利ですし」
「お前の助手になれる者は多くない。人手が欲しいと嘆願書まで出してくるから、国中から助手になれそうか者を集ったというのに」
「いだだっ!? ウェイド公爵様!! 折れます。国内最高の腕をもつ私の腕が折れてしまいます!!」
「あの……」
カレンの言葉にウェイド公爵はすぐに反応する。
「どこか痛むのか!?」
「いえ、このような汚れた状態をウェイド様や他の殿方にお見せするのは心苦しく……着替えだけでも侍女を呼んでいただきたいのですが……」
「………………………」
ちょうど息を切らして駆けつけてきたミリアがドアから入ってくる。
「失礼っ、します……だっ、旦那様がカレン様を……抱えてこちらに向かったと……聞きましてっ」
「あぁ、ただの鼻出血だ。温かいタオルで顔をふいてしばらく休めば大丈夫だよ」
ヤドラの言葉に大事ではなかったことに安堵するも、血で汚れたカレンを見てすぐに真っ青になる。
「カレン様っ!! すぐに湯浴みの用意を……」
「ダメだよ。出血直後に身体が温まればまた傷ついた血管から出血するからね。気持ち悪いだろうけど、今は着替えだけにして」
「はっ、はい。失礼しました。あまり動かない方がいいのであればこちらに着替えをお持ちいたします。旦那様、宜しいでしょうか?」
「……………」
「旦那様?」
「あぁ、あとは頼む……」
「エル様のお名前の効力が強過ぎますわ」
机に顔を突っぷし、インクのついたペンを握りしめる。
「いけませんわ。やると言ったからには最後まで責任を持たなければ!!」
この手紙はパーティに参加してくれたお礼ですのよ。パーティではずいぶんと緊張なさっておりましたが、まさかウェイド公爵様に認められるなんて驚かれたのでしょうね。だけど当然ですわ。エル様ほど職務に真剣に取り組まれているお方はいないですもの。誰よりも聡いあなた様がもしこの御礼状を読まれたら、代筆ではないことにすぐに気づかれるのでしょうか。私の書いた文字をそっとなでるなんてことされて、私のことを思い出すなんてことがなきにしもあらずなわけでして……あっ、
「鼻血が……」
興奮のあまり、せっかく新しく出した便箋が今度は赤く染まっていく。
「これで16枚目ですわ……それよりも血を止めなければ……」
確か顔を洗った時の予備のタオルが置いてあったはず。
席を立ち、鼻をおさえながらタオルを探すが思っていた場所にないことに気づく。その時、ドアをノックする音に、ミリアが来たとほっとする。
「どうぞ。ちょうど良かっ……」
「体調が思わしくないと聞いたんだが……」
目が合う。
机の上には丁寧にまとめられた手紙の側に破棄されるであろう紙のくずが散らばっている。鼻からボタボタと血を流し、それを手で押さえる婚約者は目を見開き驚いている。
「ウェイド様、どうして」
「いっ……」
「?」
「医務班を……いや、行った方が早いな」
「きゃっ」
ハンカチをとっさに渡し、頭が動かないよう公爵の身体にしっかり寄りかかるよう手を添える。先日のお姫様抱っことは比べものにならないほど密着度が高い。
「公爵様!? に、カレン様!?」
屋敷内を公爵が走る事態に使用人たちが驚く。
「ヤドラッ!!!!!!」
「うっ、公爵様!? 誤解です。決してよこしまな気持ちでこの薬品を作ったわけでは……っおや、その方は……」
公爵が医務室にわざわざ来るなどほとんどありえない。何か用があれば使いの者が呼びに来る為、ヤドラはすっかり油断していた。医務室には趣味の呪術グッズと新薬と呼ぶにはいかがわしい実験薬が並べられていた。
だが、ウェイド公爵にはそれよりも、屋敷の専属医師である彼がカレンを見ても誰かと分からなかったことが問題だった。
「……全員に通達がいっているはずだが?」
公爵の鋭いにらみに、ヤドラ医師は慌てて言葉を訂正する。
「いえ、失礼しました。もちろん、存じております。カレン夫人であられますね!?」
「まだ婚約中だ」
「そうですか。あまりにも仲が良さそうなご様子なのでもうすっかり夫婦のようだと」
「……余計な話は良い。彼女を診てくれ」
まだ若いが腕は確かなこの男は、長めの髪を後ろに軽く束ね、黙っていれば周りの女性陣が思わず見惚れてしまう面持ちだ。だが趣味と謳うその気味の悪い収集物や発明品はどれも近寄りがたく、恍惚と見つめるその姿は変わり者のなにものでもない。
「大丈夫だ。この男は変わっているが医師としての腕は確かだ」
腕に抱えるカレンに優しく声をかけるとそっと寝台に座らせる。
「変わり者だなんて、公爵様それはあんまりでございます。未開発の森の開拓で毒におかされた皆の治療も、新たな航路を開拓する長旅での船員たちの体調管理も、誰が成し遂げたと!?」
「腕は確かだと言ってるだろう。それよりも、彼女を治療する気はあるのか?」
「おっと、失礼致しました。レディを放置するなど医師として、いえ紳士としてあるまじき行為でした。ご様子を見る限り、血は動いた為か思ったよりも広範囲に飛び散ってしまっていますが、もう既に止まっているかと」
ハンカチで鼻を抑えるカレンの手をそっとつかみ、優雅に挨拶をする。
そっとハンカチを外すと、言われた通り既に出血は止まっている。
「あぁ、良かった。どこかにぶつけたわけではなさそうですね。ということは生まれつき鼻の血管が細く傷つきやすいもしくは何らかしらの高い興奮状態になってしまわれたのか」
ヤドラ医師の言葉に見透かされたようでゾッとする。
マズイですわ。1人でいたのに興奮など、どう説明しても真っ当な理由が思いつきませんわ。
血の気が引くカレンに、ヤドラ医師は手を握り締めたままにこりと微笑む。
「それとも過度な疲労で血管が弱くなってしまわれたか、ですね。少し横になって休めば大丈夫です。念のため、貧血予防と疲労回復の薬を煎じておきましょう」
「そっ、そうですか。ありがとうございます」
無駄に距離が近いのが気になりますが、ウェイド様に鼻血を出した理由を話さずに済みましたわ。
「おい、彼女の診断が終わったのならあとは助手である者にさせれば良いだろう」
腕をつかみ、お湯をしぼったタオルでカレンの顔を拭こうとするヤドラ医師を止める。
「それが……先ほど彼女達がちょうど出ていってしまったところで……」
「っ!? これで何度目だと思っているんだ。この悪趣味な物と実験は自室でと言っているだろう」
「いやぁ~~、私の部屋はいっぱいでして。それに、ここの方が何かと設備がそろっていて便利ですし」
「お前の助手になれる者は多くない。人手が欲しいと嘆願書まで出してくるから、国中から助手になれそうか者を集ったというのに」
「いだだっ!? ウェイド公爵様!! 折れます。国内最高の腕をもつ私の腕が折れてしまいます!!」
「あの……」
カレンの言葉にウェイド公爵はすぐに反応する。
「どこか痛むのか!?」
「いえ、このような汚れた状態をウェイド様や他の殿方にお見せするのは心苦しく……着替えだけでも侍女を呼んでいただきたいのですが……」
「………………………」
ちょうど息を切らして駆けつけてきたミリアがドアから入ってくる。
「失礼っ、します……だっ、旦那様がカレン様を……抱えてこちらに向かったと……聞きましてっ」
「あぁ、ただの鼻出血だ。温かいタオルで顔をふいてしばらく休めば大丈夫だよ」
ヤドラの言葉に大事ではなかったことに安堵するも、血で汚れたカレンを見てすぐに真っ青になる。
「カレン様っ!! すぐに湯浴みの用意を……」
「ダメだよ。出血直後に身体が温まればまた傷ついた血管から出血するからね。気持ち悪いだろうけど、今は着替えだけにして」
「はっ、はい。失礼しました。あまり動かない方がいいのであればこちらに着替えをお持ちいたします。旦那様、宜しいでしょうか?」
「……………」
「旦那様?」
「あぁ、あとは頼む……」
13
あなたにおすすめの小説
旦那様は離縁をお望みでしょうか
村上かおり
恋愛
ルーベンス子爵家の三女、バーバラはアルトワイス伯爵家の次男であるリカルドと22歳の時に結婚した。
けれど最初の顔合わせの時から、リカルドは不機嫌丸出しで、王都に来てもバーバラを家に一人残して帰ってくる事もなかった。
バーバラは行き遅れと言われていた自分との政略結婚が気に入らないだろうと思いつつも、いずれはリカルドともいい関係を築けるのではないかと待ち続けていたが。
忘れ去られた婚約者
かべうち右近
恋愛
『僕はレベッカしか選ばない』
甘い声音でそう話したはずの王太子サイラスは、レベッカを忘れてしまった。
レベッカは、王太子サイラスと付き合っていることを、ある事情により隠していた。舞踏会で関係を公表し、婚約者に指名される予定だったのに、舞踊会の夜にサイラスは薬を盛られて倒れ、記憶喪失になってしまう。
恋人が誰なのかわからないのをいいことに、偽の恋人が次々と名乗りをあげ王太子の婚約者の座を狙ってくる。おかげで不信に陥ったサイラスに、レベッカは自分が恋人だと名乗り出せなくなってしまった。
サイラスの記憶喪失を解消するため、薬師兼魔女であるレベッカは恋人であることを隠しながら、事件調査を協力することになった。そうして記憶が戻らないまま二人の距離は再び近づいていく。だが、そんなおりにサイラスの偽の恋人を名乗りでた令嬢たちが、次々と襲われる事件も起き始めて……!?
※他のサイトにも掲載しています。
毎日更新です。
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
無関心夫の手を離した公爵夫人は、異国の地で運命の香りと出会う
佐原香奈
恋愛
建国祭の夜、冷徹な公爵セドリック・グランチェスターは、妻セレスティーヌを舞踏会に残し、早々に会場を後にした。
それが、必死に縋り付いていた妻が、手を離す決意をさせたとも知らず、夜中まで仕事のことしか考えていなかった。
セドリックが帰宅すると、屋敷に残されていたのは、一通の離縁届と脱ぎ捨てられた絹の靴。そして、彼女が置いていった嗅いだことのない白檀の香りだけだった。
すべてを捨てて貿易都市カリアへ渡った彼女は、名もなき調香師「セレス」として覚醒する。
一方、消えた妻を追うセドリックの手元に届いたのは、かつての冷たい香りとは似て非なる、温かな光を宿した白檀の香水。
「これは、彼女の復讐か、それとも再生か——」
執念に駆られ、見知らぬ地へ降り立った公爵が目にしたのは、異国の貿易王の隣で、誰よりも自由に、見たこともない笑顔で微笑む「他人」となった妻の姿だった。
誤字、修正漏れ教えてくださってありがとうございます!
そして鳥は戻ってくる
青波鳩子
恋愛
リネットの幼馴染ジョディーの家に、ジョディーより7か月だけ年下のクレイグという義理の弟がやってきた。
同じ伯爵家同士で家も隣、リネットはクレイグに恋をする。
3人での交流を重ねているうちに、クレイグがジョディーに向ける視線が熱を帯びていることにリネットは気づく。
そんな頃、ジョディーの誕生会の場でトラブルがあり、リネットはクレイグから自分へのマイナス感情を立ち聞きしてしまう。
その晩リネットは、裁ちばさみを握りしめて——。
*荒唐無稽の世界観で書いていますので、そのようにお読みいただければと思います。
*他のサイトでも公開します
*2026/2/26 番外編を追加でアップしました。リネットの父親視点です。
P.S. 推し活に夢中ですので、返信は不要ですわ
汐瀬うに
恋愛
アルカナ学院に通う伯爵令嬢クラリスは、幼い頃から婚約者である第一王子アルベルトと共に過ごしてきた。しかし彼は言葉を尽くさず、想いはすれ違っていく。噂、距離、役割に心を閉ざしながらも、クラリスは自分の居場所を見つけて前へ進む。迎えたプロムの夜、ようやく言葉を選び、追いかけてきたアルベルトが告げたのは――遅すぎる本心だった。
※こちらの作品はカクヨム・アルファポリス・小説家になろうに並行掲載しています。
【完結】王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく
たまこ
恋愛
10年の間、王子妃教育を受けてきた公爵令嬢シャーロットは、政治的な背景から王子妃候補をクビになってしまう。
多額の慰謝料を貰ったものの、婚約者を見つけることは絶望的な状況であり、シャーロットは結婚は諦めて公爵家の仕事に打ち込む。
もう会えないであろう初恋の相手のことだけを想って、生涯を終えるのだと覚悟していたのだが…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる