大惑星衝突間近、勇者レベル1? しょうがないから魔王の俺が世界を救います

モッフン

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魔王だけど世界救います

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「なに? 大惑星が衝突する危機が? 勇者がおるだろう....役に立たないだとっ!?」

俺は魔王ゼファル、この世界に君臨する魔王だ。

なにやらこの世界に巨大な惑星が衝突するらしい。

「勇者はへなちょこで役に立たないだと!? どいつもこいつも役に立たん奴らだ!」

魔王が世界征服を目論むのに、なぜ俺が世界を救わねばならんのだ!

俺は世界征服をあきらめて、大惑星衝突に備えることにした。

大惑星衝突に備えて魔物たちを鍛えることにした。

しかし、魔物たちは皆へなちょこだった。

「魔王様、無理っすよぉ惑星衝突を防ぐなんてぇ」

「弱音を吐くなっ。 世界が滅んでしまっては、元も子もないのだぞ」

「でもぉ……」

「でもじゃない、やるんだ」

俺は魔物たちを鍛えて、大惑星衝突に備えた。そして、大惑星衝突の日がやって来た。

「魔王様……もうダメですぅ」

「諦めるな! 勇者はどうした? お飾りでも良いから連れて来いと言っただろう?」

魔物たちはへなちょこで役に立たないので、俺はお飾りとして勇者を連れてくるように命令したのだが……。

どうやら間に合わなかったらしい。

いや、間に合ったとしても役に立たなかったか……。

仕方ない俺がやるしかないのか……? そんな時だ───────────っ!?

((ドゴオオオオオオオオオン))──────────ッ!!??

((ピカッゴロゴロゴロドッカーンッ!!!!))──────────ッッッ!!!!!????「なんだ!? 何が起きた!?」

そこにはレベル1の勇者がそこにいたのだ


「勇者、お前……来たのか、レベル1なのに..」

「魔王ゼファル! 僕はこの惑星を救うためなら限界を超えることができるんだ!」

((ピカッゴロゴロゴロドッカーンッ!!))───ッッ!?!??

((ピカッゴロゴロゴロドッカーンッ!!))───ッッ!?!??

「なんだ!?」

そこにはレベル1のはずの勇者が大惑星を押し返していた。

「す、すごい……」

((ピカッゴロゴロゴロドッカーンッ!!))───ッッ!?!??

((ピカッゴロゴロゴロドッカーンッ!!))───ッッ!?!??「なんだ!?」

レベル1のはずの勇者が大惑星を押し返していた..いや、押し返すどころか押し戻し始めたぞっ?! なんでだっ??!?!??

『うおおっ!!』──────ズゴオオンンッッ!! そして……ついに大惑星空の彼方へと跳ね返された。

俺は呆然として呟いた。
「……勝った?」

お飾りでしかなかった勇者が世界を救ったのだ!

魔王の俺が世界を救ったのか? それも勇者と手を取り合って「勇者よ。世界を救ってくれてありがとう」

「こちらこそ、ありがとう。世界を救ったのはあなただ」と勇者が俺に礼を返す。

「いや、俺一人じゃ無理だった」

俺がそう言うと、勇者も頷く。

「そうだな、二人でやったんだ……俺達でな」

俺と勇者はそう言って笑うのだった……。

2ヶ月後..俺は勇者と世界を救い、世界を救った英雄となり俺がしたことと言えば……。

「魔王さま、災害は去ったのに世界征服行かないんですか?」

「世界征服はもうやめたんじゃ」

「世界征服しない魔王なんて、存在意義無いじゃないですか」と側近の魔物に言われる。

「災害は去ったんだし、もういいだろ?それに俺より強い奴は一杯いるからな」

そんな俺の言葉に側近が反論する。

「そんな訳ないじゃないですか!勇者と並んだ魔王様ですよ?」

いやだってさ……あいつの方が絶対強いもん。
隕石押し戻すし剣で斬られたら一撃で死ぬ自信があるよ? そもそもあの時俺何もしてなかったし そんな俺に側近が言う。

「それにしてもなんで勇者レベル1だったんでしょうかねぇ」

「なんでって言われてもなぁ……。
不法侵入したりツボ割ったりしたから天罰とか?」

勇者と魔王が共存することになった世界は平和です
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