AGLを極限まで上げた結果伝説の冒険者も敵わない速さのモンスターを倒せるようになっちゃった話

モッフン

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ステータスポイント‥振るならば速さ!速さ!速さ!

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「コボルト15匹狩る依頼を受けて8分‥‥‥もう済んじまったか、相変わらずモンスター狩りはあくびが出るいらいだな」

 俺の名はヒューバート・レゾナンス速さを極めることに憧れた冒険者だ、なぜ速さに惹かれたのか‥‥話は6年前に遡る。





「なに‥‥伝説の冒険者リゼルか超高速のウルフに一撃も与えられず戦闘開始からものの5分で死亡‥‥‥‥だと‥」

 当時俺はこの記事にものすごいショックを受けた、魔王すら倒した伝説の冒険者が魔王城の向こうの未開の地のモンスターにはまるで歯が立たなかったからだ。

「どんなに力が強くても魔法がすごくても‥‥速さには勝てないのか‥」



 これが俺の速さに憧れた経緯だ、俺は重剣を捨て、鎧をパージし、可能な限りの軽装に変更した。

「これからはこのスタイルで行く‥‥俺が速さを極める!」

 こうして俺はステータスのポイントをありったけAGLに振り、装備のエンチャントも全てAGL上昇付きの物で固めた

  そして街から少し離れた荒野に赴くと底には追い剥ぎが‥‥‥15人といったところか、一人相手にそれはないぜ

「あのさぁ‥‥俺速いけど、今ならまだ見逃すよ?」

「この人数相手によくそんな強気な発言ができるな、野郎ども! 矢を放て!」

 矢が放たれたと同時に俺は得物を振る! 振る! 振る!

「当たってない? あいつ避けてもないのにか‥‥な! 矢が両断されてるだと!」

俺の一閃は速い、あまりに速すぎて木の葉で肉が斬れる程にだ。

「そっちのターンは終了か? 先に仕掛けてきたのはそっちだから、抵抗はさせてもらうぜ! 」

 「ぬわああああ、右足が‥右足が動かん! 貴様なにをした」

「永久麻痺のエンチャされたナイフで太ももを切り裂いただけ、安心しろ、歩けなくはならないし普通に仕事して生きる位はできる、もっとも‥二度と悪事はできないだろうけどな‥‥‥殺し返されないだけありがたいと思え」

 さて‥俺が次向かったのは[アゼル遺跡]ここには恐ろしく素早く、正攻法じゃ雑魚を狩るのも難しいモンスターがゴロゴロいると聞く‥‥シビれるじゃねーか。


 遺跡に入ろうとしたら複数人の冒険者に呼び止められた。


「おい、まさかこの遺跡に一人で、しかもこんな軽装で入ろうってのか? やめておけ! ここはあの冒険者リゼルすら適わなかったようなモンスターがごろごろといるんだぞ、罠を張り巡らせなきゃフル装備ですら太刀打ちできない」

「大丈夫だ、俺には速さ"がある」

「おい! 何を言って‥‥行っちまったよ、大丈夫かなぁ」


 それからはあっという間だった、素早い吸血生物、ライガの速力を持つスライム、様々なスピードモンスターの攻撃をかわし、かわし、斬る! 斬る!斬る!


「へぇ~ ここが最奥の部屋ねぇ‥‥おぉっと‥出たか、合成魔獣ギメラ、ライガの速さはもちろんエレファンの重さ‥スライムのような強酸の唾液‥‥こりゃ食らったらただざゃ済まなそうだ」

 とまぁギメラのスペックを述べては見たがAGL極めし俺からしたらスローも同然‥まずはその両翼を頂く。

「あら、羽先に切っちゃったから走り回られちゃうわ、そっちのが厄介なんよなぁ‥‥‥なら!」

 続いて前脚を両断、脚がなけりゃ走らないからな。

さてと、チェックメイト!

 トドメにギメラの頭を落とした、こんな怪物が遺跡から逃げたなんてなっちゃ街に被害が及びかねん。

「依頼完了、報酬は3万ウィンスといったとこか‥‥バケモン相手に命懸けの依頼で3万ってどうよ」


 これが俺の日常、俺は今日も己の最速を武器に冒険者として生活をしている。
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