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勇者と魔王と聖女のショートコント 2 再会
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――聖女は魔王城に侵入していた!
聖女「魔王さんこんにちは!」
魔王「お前か……」
聖女「魔王さんこんばんは!」
魔王「時空歪んでるのか?」
聖女「今日は魔王さんのために飲み物を用意してきました」
魔王「飲み物?」
聖女「青酸(せいさん)カリに青酸カリを混ぜた特性ドリンクです!」
魔王「ただの青酸カリじゃないか」
聖女「飲んでください!」
魔王「いや殺す気か!」
聖女「お気に召さないんだったらこちらの爆弾入りおにぎりなんていかがですか?」
魔王「……私に死ねと?」
聖女「はい」
魔王「はい!?」
聖女「ふふふ、今のは軽いジョーク&チップスです」
魔王「なんだその奇妙な食べ物は!」
聖女「ところで魔王さんの所有している土地ってジメジメしてて、日当たりが悪い場所が多いですよね」
魔王「なんだバカにしてるのか?」
聖女「いいえ、墓地にピッタリだから土地売ってください!」
魔王「売ると言っても、どこからどこまでだ?」
聖女「この魔王城とか」
魔王「城ごと墓地にする気かお前!?」
聖女「心配しなくても魔王さんの埋葬場所も確保しますから!」
魔王「ついでに私も殺そうとするな!」
――その時、勇者が遅れて入ってきた!
勇者「魔王、騙されるな! その女は頭おかしいぞ!」
魔王「いや分かっとるわ!」
聖女「魔王さん、土地を売るか勇者さんを売るかどっちかにしてくださいよ!」
魔王「勇者はタダで持って行って構わないぞ」
勇者「おい俺を売る気か魔王!」
魔王「売るも何も貴様は私の所有物では無いからな」
勇者「いいのかお前! 俺が死ぬようなことになったら、毎晩枕元に立ってチンコ振り回すことになるけどいいのか!」
魔王「どんな祟(たた)りだ!?」
勇者「まぁ今でも毎日やってるんだけどな」
魔王「ああそうか、って今何て言った!?」
聖女「さぁ魔王さんの許可も下りましたし、行きましょう勇者さん!」
勇者「いやだよ! ……、いやちょっと待て」
――勇者はヌイグルミを取り出した!
聖女「これはドーナツですか?」
魔王「どこまでぶっ込むつもりだお前」
勇者「いいえ、ドーナツではなく勇者くん人形です」
聖女「これを私にくれるんですか?」
勇者「ああ。俺が死んだらお前と同じ墓に入ってやる。だが生きているうちはソイツで我慢してくれ」
聖女「えいっ!」
――聖女は勇者くん人形の首をねじ切った。
聖女「分かりました!」
勇者「何が!?」
聖女「大切にしますね!」
勇者「ぶっ壊してんじゃねぇか!」
聖女「魔王さん、お邪魔しました。また来ますね!」
魔王「いや二度とこないでくれ」
――聖女は帰って行った!
勇者「ふぅ、やっと落ち着いた」
魔王「貴様も早く帰れ」
勇者「ちょっとチンコ振り回してから」
魔王「帰れぇ!!」
おわり
聖女「魔王さんこんにちは!」
魔王「お前か……」
聖女「魔王さんこんばんは!」
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魔王「ついでに私も殺そうとするな!」
――その時、勇者が遅れて入ってきた!
勇者「魔王、騙されるな! その女は頭おかしいぞ!」
魔王「いや分かっとるわ!」
聖女「魔王さん、土地を売るか勇者さんを売るかどっちかにしてくださいよ!」
魔王「勇者はタダで持って行って構わないぞ」
勇者「おい俺を売る気か魔王!」
魔王「売るも何も貴様は私の所有物では無いからな」
勇者「いいのかお前! 俺が死ぬようなことになったら、毎晩枕元に立ってチンコ振り回すことになるけどいいのか!」
魔王「どんな祟(たた)りだ!?」
勇者「まぁ今でも毎日やってるんだけどな」
魔王「ああそうか、って今何て言った!?」
聖女「さぁ魔王さんの許可も下りましたし、行きましょう勇者さん!」
勇者「いやだよ! ……、いやちょっと待て」
――勇者はヌイグルミを取り出した!
聖女「これはドーナツですか?」
魔王「どこまでぶっ込むつもりだお前」
勇者「いいえ、ドーナツではなく勇者くん人形です」
聖女「これを私にくれるんですか?」
勇者「ああ。俺が死んだらお前と同じ墓に入ってやる。だが生きているうちはソイツで我慢してくれ」
聖女「えいっ!」
――聖女は勇者くん人形の首をねじ切った。
聖女「分かりました!」
勇者「何が!?」
聖女「大切にしますね!」
勇者「ぶっ壊してんじゃねぇか!」
聖女「魔王さん、お邪魔しました。また来ますね!」
魔王「いや二度とこないでくれ」
――聖女は帰って行った!
勇者「ふぅ、やっと落ち着いた」
魔王「貴様も早く帰れ」
勇者「ちょっとチンコ振り回してから」
魔王「帰れぇ!!」
おわり
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