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第11話 お姫様のような朝でした
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翌日、私が目を覚ますと、陽はずいぶん高いところまで昇っていた。
ふわふわの真っ白なお布団に、お姫様のような天蓋付きベッド。薄いピンクの布がカーテンのように掛かっている。
お茶の出来る可愛いテーブルに椅子まであって、うちのリビング・ダイニングを合わせてよりもずっと広い。
急な客人だったにも関わらず、心こめて迎えてくれたことがわかる。
ほわわぁ~、お姫様になったような気分。
昨夜、私の滞在が決まってすぐ、レイは私達が着く前に伝令を走らせてくれていたのだ。
夕食はさすがに終わっていた時刻だったので、それでも温かい紅茶とサンドイッチを用意してくれていた。レイは仕事があるとかで、夕食に姿は見せなかったけど。
代わりに、最初にお迎えに出てきてくれていた執事さん、セバスチャンがお相手してくれた。
黒い執事服をビシッと格好良く着こなしてる初老の彼は、セバスチャンってお名前の響きもなんとも執事らしいわ!なぁんて、心の中でこっそり盛り上がっていると。
さらに「どうぞ、セバスとお呼びください」なんて、胸に手を当てて言うもんだから、もっとテンションがあがってしまった。
私は、お姫様のようなベッドから降りて、窓辺に寄る。
昨日は夜だったからよくわからなかったけど、ここは町のはずれに建っている屋敷で、遠くにアレクシス様の住まう白亜のお城も見える。
今日も青空が爽やかで気持ちいい。
これから二週間ほど、どうやって過ごそう……。
昨日はお客様って言ってくれてたけど。
二週間もぶらぶらと何もせず、ただ泊めていただくだけでは申し訳ない。
本来なら聖女様を召喚するところだったのに、私が邪魔をして来てしまったわけだし。
やっぱりタダで宿泊と食事付きは申し訳なさすぎる。
お金は持ってないから、やっぱり労働、……かな。
うん、何か仕事をさせてもらおう。
そう考えていたところに、トントン、とドアをノックする音がした。
わ、どうしよっ!まだ借りたネグリジェのままだ。
とりあえず、返事よね。
「は、はい!」
「ミツキ様、お目覚めですか?お着替えのお手伝いに参りました」
ん?着替えのお手伝い?
……って、自分で着れますけど?
不思議に思いながら、どうぞ、と言ってみる。
すると、私の担当をしてくれるというメアリが、失礼します、と入ってきた。
濃い緑色のくるぶしまでのワンピースに白いエプロンで、足元は茶色の編み上げブーツ。
赤髪のおさげを垂らしている。
昨夜も少しだけご挨拶程度にお話しはしたけれど……
やっぱり、朝から可愛い~!!メイドさんの格好、最高~っ!!
メアリは、私より年下で18歳の気さくな女の子だ。お蔭で緊張することもなく、気軽に話しをすることが出来た。
「おはようございます、ミツキ様。よく眠れましたか?」
「はい、お蔭様でぐっすり」
それは、よかったです!と言いながら、目覚めにお茶を一杯入れてくれる。
「あの、レイは?」
「いつも通り早くに起きて、お仕事に行かれました」
「え?そうなの?」
「はい。ご主人様が、ミツキ様は今朝は疲れているだろうから起こさないように、とのことでしたので」
「そう、なんだ」
レイに早速お仕事のこと、お願いしようと思ったのに、残念。
「ところでミツキ様、本日のドレスですが……」
「ん?ドレス?」
私の着てきた服のことかな。
「あ、そう言えば私が着てきた服、どこかな」
昨夜、たたんで置いていたはずの服が見当たらない。
「それならお洗濯させていただいてますが」
「ええっ!?」
あれ1枚しかないんだけど!
私がショックを受けていると、メアリがお着替えはこちらに、とクローゼットを開けると、そこにはドレスが数枚掛かっていた。
あまりに急だったので、マリアンヌさんが貸してくださったとのことだった。
どれも新しく見えるような綺麗めばかりで、フリルたっぷりのものやピンクなど可愛らしいものが多かった。
昨夜の美人で、とても可愛らしい大人の女性って感じのマリアンヌさんの華やかだけど品の良い姿が思い浮かぶ。
私に似合うものがあるかな。
着こなせる気がしないんだけど……
クローゼットの中から、シンプルラインな淡い水色のシフォンのドレスに決めた。あまりフリルたっぷりや膨らんだ形のいかにもドレスってものは、きっと衣装に着られちゃって、自分には似合わないなと思って遠慮した。
「わあミツキ様。黒い髪にとてもよくお似合いですよ」
「そ、そうかな、ありがとう」
「ちょっと胸元が大きめですけど、大丈夫です!」
ああ!そこ、気になってたから言わないで。
苦笑しながら、私はメアリに連れられて食堂へと向かった。
「あ、ミツキ!」
食堂へ入ると、小さな姉弟とマリアンヌさんが席について、すでに朝食を食べているところだった。
「おはようございます」
「うふふ、おはよう」
今朝のマリアンヌさんも美人で可愛らしい。
そこに座ってるだけで、陽だまりに咲く花のようだ。
「あの、マリアンヌさん。ドレス、貸してくださりありがとうございます」
「いいえ、ほんとは新しいものをお仕立てすべきなのに、昨夜は間に合わなくてごめんなさい。ミツキの服では、この国では目立ってしまうからとレイが言うものですから」
あ、そうなんだ。彼が気にしてくれたんだ。
彼が服装とか気にしてくれることが意外だった。
昨夜のサンドイッチとか、今朝も起こさないようにメアリに伝えていてくれたこととか、一見無口でぶっきらぼうで無愛想でクールにも見えるけど、ほんとは気遣いのできる繊細な人。……かも知れない。
「ねえミツキ!今日はお庭を案内してあげるね」
弟のキースが今朝も可愛く声を掛けてくれる。
「じゃあ、私は屋敷の中を案内するわね」
キースの姉のアリシアが同じく声を掛けてくれる。
「二人とも、あまりミツキを困らせてはだめよ」
優雅に紅茶を飲んでいたマリアンヌさんが困ったように眉を下げて言った。
「あ、いえ。嬉しいです。私、一人っ子だったので、こうして二人が誘ってくれると、可愛い妹と弟ができたみたいで。楽しいですから」
「そう?そう言ってもらえたら嬉しいわ。私も妹が出来たみたいで嬉しいのよ。ね、一緒に街へお買い物にも行きましょうねっ!」
ニコニコと人懐っこく笑ったところは、やっぱりこの三人はよく似ている。
レイだけが、髪色も瞳の色も全然違う。
昨日はレイとマリアンヌさんの親密な感じに混乱していたけど、アリシア達二人の子供達はレイのことお兄さまと呼んでいた。
ということは、年の離れた兄弟?
レイはこのランドルフ家の当主だと言っていた。けれど、マリアンヌさんはこの屋敷の女主人。
……って、どういうことなんだろう?
私は美味しい朝食をいただき、子どもたちは朝の勉強へと部屋へ戻ったので、広い食堂には私とマリアンヌさんだけになった。
午前中どうして過ごそうか考えていると、マリアンヌさんが、今朝は天気もいいので場所を庭へ移して、食後のティータイムはどうかと誘ってくれた。
何もすることもないので、有り難くお誘いを受けることにした。
ふわふわの真っ白なお布団に、お姫様のような天蓋付きベッド。薄いピンクの布がカーテンのように掛かっている。
お茶の出来る可愛いテーブルに椅子まであって、うちのリビング・ダイニングを合わせてよりもずっと広い。
急な客人だったにも関わらず、心こめて迎えてくれたことがわかる。
ほわわぁ~、お姫様になったような気分。
昨夜、私の滞在が決まってすぐ、レイは私達が着く前に伝令を走らせてくれていたのだ。
夕食はさすがに終わっていた時刻だったので、それでも温かい紅茶とサンドイッチを用意してくれていた。レイは仕事があるとかで、夕食に姿は見せなかったけど。
代わりに、最初にお迎えに出てきてくれていた執事さん、セバスチャンがお相手してくれた。
黒い執事服をビシッと格好良く着こなしてる初老の彼は、セバスチャンってお名前の響きもなんとも執事らしいわ!なぁんて、心の中でこっそり盛り上がっていると。
さらに「どうぞ、セバスとお呼びください」なんて、胸に手を当てて言うもんだから、もっとテンションがあがってしまった。
私は、お姫様のようなベッドから降りて、窓辺に寄る。
昨日は夜だったからよくわからなかったけど、ここは町のはずれに建っている屋敷で、遠くにアレクシス様の住まう白亜のお城も見える。
今日も青空が爽やかで気持ちいい。
これから二週間ほど、どうやって過ごそう……。
昨日はお客様って言ってくれてたけど。
二週間もぶらぶらと何もせず、ただ泊めていただくだけでは申し訳ない。
本来なら聖女様を召喚するところだったのに、私が邪魔をして来てしまったわけだし。
やっぱりタダで宿泊と食事付きは申し訳なさすぎる。
お金は持ってないから、やっぱり労働、……かな。
うん、何か仕事をさせてもらおう。
そう考えていたところに、トントン、とドアをノックする音がした。
わ、どうしよっ!まだ借りたネグリジェのままだ。
とりあえず、返事よね。
「は、はい!」
「ミツキ様、お目覚めですか?お着替えのお手伝いに参りました」
ん?着替えのお手伝い?
……って、自分で着れますけど?
不思議に思いながら、どうぞ、と言ってみる。
すると、私の担当をしてくれるというメアリが、失礼します、と入ってきた。
濃い緑色のくるぶしまでのワンピースに白いエプロンで、足元は茶色の編み上げブーツ。
赤髪のおさげを垂らしている。
昨夜も少しだけご挨拶程度にお話しはしたけれど……
やっぱり、朝から可愛い~!!メイドさんの格好、最高~っ!!
メアリは、私より年下で18歳の気さくな女の子だ。お蔭で緊張することもなく、気軽に話しをすることが出来た。
「おはようございます、ミツキ様。よく眠れましたか?」
「はい、お蔭様でぐっすり」
それは、よかったです!と言いながら、目覚めにお茶を一杯入れてくれる。
「あの、レイは?」
「いつも通り早くに起きて、お仕事に行かれました」
「え?そうなの?」
「はい。ご主人様が、ミツキ様は今朝は疲れているだろうから起こさないように、とのことでしたので」
「そう、なんだ」
レイに早速お仕事のこと、お願いしようと思ったのに、残念。
「ところでミツキ様、本日のドレスですが……」
「ん?ドレス?」
私の着てきた服のことかな。
「あ、そう言えば私が着てきた服、どこかな」
昨夜、たたんで置いていたはずの服が見当たらない。
「それならお洗濯させていただいてますが」
「ええっ!?」
あれ1枚しかないんだけど!
私がショックを受けていると、メアリがお着替えはこちらに、とクローゼットを開けると、そこにはドレスが数枚掛かっていた。
あまりに急だったので、マリアンヌさんが貸してくださったとのことだった。
どれも新しく見えるような綺麗めばかりで、フリルたっぷりのものやピンクなど可愛らしいものが多かった。
昨夜の美人で、とても可愛らしい大人の女性って感じのマリアンヌさんの華やかだけど品の良い姿が思い浮かぶ。
私に似合うものがあるかな。
着こなせる気がしないんだけど……
クローゼットの中から、シンプルラインな淡い水色のシフォンのドレスに決めた。あまりフリルたっぷりや膨らんだ形のいかにもドレスってものは、きっと衣装に着られちゃって、自分には似合わないなと思って遠慮した。
「わあミツキ様。黒い髪にとてもよくお似合いですよ」
「そ、そうかな、ありがとう」
「ちょっと胸元が大きめですけど、大丈夫です!」
ああ!そこ、気になってたから言わないで。
苦笑しながら、私はメアリに連れられて食堂へと向かった。
「あ、ミツキ!」
食堂へ入ると、小さな姉弟とマリアンヌさんが席について、すでに朝食を食べているところだった。
「おはようございます」
「うふふ、おはよう」
今朝のマリアンヌさんも美人で可愛らしい。
そこに座ってるだけで、陽だまりに咲く花のようだ。
「あの、マリアンヌさん。ドレス、貸してくださりありがとうございます」
「いいえ、ほんとは新しいものをお仕立てすべきなのに、昨夜は間に合わなくてごめんなさい。ミツキの服では、この国では目立ってしまうからとレイが言うものですから」
あ、そうなんだ。彼が気にしてくれたんだ。
彼が服装とか気にしてくれることが意外だった。
昨夜のサンドイッチとか、今朝も起こさないようにメアリに伝えていてくれたこととか、一見無口でぶっきらぼうで無愛想でクールにも見えるけど、ほんとは気遣いのできる繊細な人。……かも知れない。
「ねえミツキ!今日はお庭を案内してあげるね」
弟のキースが今朝も可愛く声を掛けてくれる。
「じゃあ、私は屋敷の中を案内するわね」
キースの姉のアリシアが同じく声を掛けてくれる。
「二人とも、あまりミツキを困らせてはだめよ」
優雅に紅茶を飲んでいたマリアンヌさんが困ったように眉を下げて言った。
「あ、いえ。嬉しいです。私、一人っ子だったので、こうして二人が誘ってくれると、可愛い妹と弟ができたみたいで。楽しいですから」
「そう?そう言ってもらえたら嬉しいわ。私も妹が出来たみたいで嬉しいのよ。ね、一緒に街へお買い物にも行きましょうねっ!」
ニコニコと人懐っこく笑ったところは、やっぱりこの三人はよく似ている。
レイだけが、髪色も瞳の色も全然違う。
昨日はレイとマリアンヌさんの親密な感じに混乱していたけど、アリシア達二人の子供達はレイのことお兄さまと呼んでいた。
ということは、年の離れた兄弟?
レイはこのランドルフ家の当主だと言っていた。けれど、マリアンヌさんはこの屋敷の女主人。
……って、どういうことなんだろう?
私は美味しい朝食をいただき、子どもたちは朝の勉強へと部屋へ戻ったので、広い食堂には私とマリアンヌさんだけになった。
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