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マルとご主人さま
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春の陽気な昼下がり、愁陽とマルは緩やかな山道を歩いていた。青々と茂る木々のすき間から、やさしい木漏れ日が降りそそぎ、とても気持ちがいい。
マルはこうして全身に太陽と木々の匂いを感じながら、山の中を歩くのは故郷の山を思い出されるから嬉しかった。
全身で日光浴を満喫するかのように、んんっと気持ちよさげに伸びをする。
だが、主人は先程から眉間に皺を寄せ、手にした地図とにらめっこを繰り返しながら何やら難しい顔をしている。そして、ついに諦めたのか溜息をつくとバサリと音を立てて地図を閉じた。
頭の上の木々をぐるりと見まわし、はあ~、と再び、かなり盛大な溜息を吐き出す。
「……確かにこの辺りなんだが」
どんなに周りを見渡しても、建物らしきものが見えるどころか、深い木々に囲まれひらけた場所など少しも見当たらない。
「まいったな」
ピチピチ、ピピピ……
小鳥たちの陽気なさえずりも、今はただ虚しく聞こえる。
立ち止まって辺りを見まわす主人に合わせて、マルも歩みを止めた。
ピチピチ、ピピ、ピピ……
ピチピチ、ピチピチ、チチチ……
小鳥たちの声だけが響く中、マルは主人の様子を窺う。じつは昨日愛麗に会って以来、少し気になっていたことがあった。今なら愁陽に聞いても大丈夫だろうか。
「あのぉ~、愁陽さま?」
「ん?」
「愛麗さまは、えっとぉ……、愁陽さまの何ですか?」
「っ!はぁ!?…ななな、何って」
ぎょっとして、愁陽は我が従者を見る。我が主はあからさまに動揺している。鈍感なオオカミが見ても解かるレベルに。
「なに?」
「って、ボクが訊いてるんですけど」
「そ、そうだな…………」
「やっぱり、恋人ですか?」
「っ!!…は、はあぁぁっ!?…い、いきなりだなっ!!」
「………………」
「ベ、別にっ、何にもないよ!……お、幼馴染み!そうっ、ただの幼馴染みだ!」
「……………………」
「そそ、それだけだ」
「…………愁陽さま。地図、逆さまですよ」
「あ……」
ちっ、愁陽が小さく舌打ちして、マルをじとっと睨む。
否定をしながらも主人が耳まで赤いのは、なぜだろう。それが答えなのではないだろうか。素直じゃないなぁ~。
マルはこれ以上つっこむのはやめた。
仮に我が主が言うように、彼女は恋人でなくてもただの幼馴染以上に違いないことはわかった。
愁陽にとって、愛麗は特別で大切な存在なんだ。
たぶん、きっと。
だったら、なおさら急いだほうがいいのかも知れない。用心するのに越したことはない。マルはそれ以上茶化すわけでもなく、どう話しを切り出すべきか悩んだ。
不安そうな顔をして黙ってしまったマルに、愁陽も訝しく思い尋ねる。
「マル?どうかしたのか?」
「愁陽さま……」
マルは愁陽をまっすぐ見つめ考えていたが、意を決したように口を開いた。
「……愁陽さま。ボクもこう見えて山神の使いである一族の端くれです」
「ん?……うん」
「感じたんです。愛麗さまの周りに、この世の者でない異(い)なる者の気配を」
「この世の者で、ない?」
「はい」
「妖とでも?」
「よくわかりません。でも、人間ではない、何かとても嫌な気配がしたのです」
愁陽は、愛麗の穏やかな微笑みを思いだす。
彼女は、笑っていた。
……けれど。
なぜだろう、自分も何かが引っかかったのだ。だからこそ今、こうして山奥を歩いている。ある人物に会うために。
しかし愁陽はそんな自らの中にある不安も打ち消すように、にっこりと笑ってマルを見た。
「大丈夫。愛麗に限って、そんなことはないよ」
「……で、ですよね~、あの綺麗な姫さまに限って、そんなことないですよね!いやぁ~、きっと姫君なんてお近くで見たことないですから、いい香りに酔っちゃったんですね~~~アハ、アハハ、ハハハ……」
マルはふわふわの銀の頭をくしゃくしゃ掻きながら、明るく笑い飛ばした。
「へんなヤツだな」
けれど、マルはすぐに真剣な表情を見せる。
スッと地面に片膝をつき跪くと、背筋をピンと伸ばし主人をまっすぐに見上げた。深く息を吸い込むと手を胸に忠誠の姿勢をとり、凛とした声で言う。
「しかし愁陽さま。仮にもし、アヤカシが現れても大丈夫。あなた様の身に危険が及ぶようなことはさせません。このマルがっ、必ずお守り致します!」
真剣な表情で主人を仰ぎ見あげて右手で作った拳で胸をトンと叩く。
「幼き頃、川で溺れて流されているところを助けて頂いたこの命、愁陽さまの御為なら、たとえ火の中、水の中、鍋の中っ、いつでも飛び込む覚悟は出来ております。」
「……鍋の中はないと思うが……」
「愁陽さまの御為なら、この命惜しくはありません!」
「はいはい」
右手をひらひらさせて軽く流しながら、愁陽は再び地図に視線を戻す。
「……って、ちょとぉ~!聞いてっすかぁ~?!」
「ああ。聞いてるよぉ」
「もぉ~」
マルは右足で地面をドカドカ踏み鳴らした。
「いいですよぉ。ボクはどうせ、役立たずぅ~なんですから。」
主人のまったく軽く聞き流している様子に口を尖らせそっぽを向くと、マルはブツクサ文句を言い始めた。
「大体、愁陽さまはいつもテキトーが多すぎるんですよ。犬と同じ名前をつけるとか?あり得なくないですか?しかも愛麗さまの犬って何ですか。仮にもボクは山神の使いで……ブツブツ……」
「いや、マル」
マルのぼやきを遮り、愁陽が急に真剣な声音で答えると、ガシッとマルの両肩を掴んだ。マルは主人の真剣な眼差しと向き合う。
「愁陽さ、ま……?」
「そんなことはない。俺には、お前の助けが必要なんだ」
「しゅ、愁陽さま……ほ、ほんとですか!?」
「ああ、今すぐにだ」
「っ!ああーっ!!愁陽さまぁ~!!」
マルは喜びのあまり満面の笑みで、両腕を広げ主人に抱きつこうとした。そんな彼の鼻先に……
びろぉ~~~~ん
「ブッ!!」
マルが主人に抱きつこうとする行く手を、愁陽が手にしていた地図顔面に突きつけられて阻まれた。
「っ……、…………」
ピチ、ピチ、ピピピピ……
静かな山の中、鳥たちの鳴き声だけが響く。少し、沈黙のあと。
マルは顔面を遮っているそれを睨みながら、一応、問いてみた。
「……えっと、愁陽さま?これは、いったい何でしょうか」
「地図だ」
「ええ、かなりド下手ですけど、地図ですね」
「そうなんだ。かなり難解な地図でさ」
「そんなことはわかってます!そうじゃなくって!!ボクが言いたいのはっ、なんでっ!ボクの鼻先にっ!これがあるんですか!?」
「これを描いた人物を探し出して欲しい」
愁陽は冷静に真剣な顔をして答えた。
「は?」
「お前の優れたその鼻で」
そして、にこっと爽やかに笑って主人が言った。
マルは大きな丸い目をさらに大きく見開いて、大きく一歩後ろへ飛び下がった。
「はああ?…っもう!やっぱりっ、そんなことだろうと思いました!爽やかな笑顔見せたって無駄ですよ!そんな犬みたいなこと、嫌ですからねっ!!」
キャンキャン子犬のように吠え立てる。ふわふわの銀髪も逆だってしまいそうな勢いだ。
愁陽はまったく悪びれるふうでもなく、ニコニコ笑っている。
「いやあ~、だってさ、この地図。ほんとテキトーすぎて分からないんだ」
さっきから問題になっているその地図は、子どもが描いたとしか思えない大きな三角の山に、真ん中あたりに『このへん』って矢印で雑に描かれているだけのものだった。よく見ると、一応、このへんってところには、家らしき印しが描かれてはいるのだけれど。
地図というよりは、どう見ても落書き。
まあ、さすがにこれは無い……とマルは思ったが、思わず流されてしまいそうになるのを、ブンブン頭を振る。
「いやいやいや、匂い嗅いて探すなんてあり得ないです。ボクはれっきとしたオオカミなんですよ。しかも山神の使いである一族なんですからっ」
そう言いながらも、鼻がひくひく動いてしまう。慌てて、両手で鼻を押さえる。
「たとえ端くれにも、プライドってもんがあるんです!」
「マル、頼むよ」
愁陽がマルを綺麗な蒼い瞳で見つめてくる。
そんなうるうるさせた瞳でお願いされてもっ!
嗅いでやるもんかぁーーーーーっ!
ボクにだって、プライドがあるんだ!プライドが……
「あああ~~~っ、もうっっ!!その人物なら、このへんプンプン匂ってますよっ!!!」
……負けた。
愁陽さまには、ほんと弱い。
マルはこうして全身に太陽と木々の匂いを感じながら、山の中を歩くのは故郷の山を思い出されるから嬉しかった。
全身で日光浴を満喫するかのように、んんっと気持ちよさげに伸びをする。
だが、主人は先程から眉間に皺を寄せ、手にした地図とにらめっこを繰り返しながら何やら難しい顔をしている。そして、ついに諦めたのか溜息をつくとバサリと音を立てて地図を閉じた。
頭の上の木々をぐるりと見まわし、はあ~、と再び、かなり盛大な溜息を吐き出す。
「……確かにこの辺りなんだが」
どんなに周りを見渡しても、建物らしきものが見えるどころか、深い木々に囲まれひらけた場所など少しも見当たらない。
「まいったな」
ピチピチ、ピピピ……
小鳥たちの陽気なさえずりも、今はただ虚しく聞こえる。
立ち止まって辺りを見まわす主人に合わせて、マルも歩みを止めた。
ピチピチ、ピピ、ピピ……
ピチピチ、ピチピチ、チチチ……
小鳥たちの声だけが響く中、マルは主人の様子を窺う。じつは昨日愛麗に会って以来、少し気になっていたことがあった。今なら愁陽に聞いても大丈夫だろうか。
「あのぉ~、愁陽さま?」
「ん?」
「愛麗さまは、えっとぉ……、愁陽さまの何ですか?」
「っ!はぁ!?…ななな、何って」
ぎょっとして、愁陽は我が従者を見る。我が主はあからさまに動揺している。鈍感なオオカミが見ても解かるレベルに。
「なに?」
「って、ボクが訊いてるんですけど」
「そ、そうだな…………」
「やっぱり、恋人ですか?」
「っ!!…は、はあぁぁっ!?…い、いきなりだなっ!!」
「………………」
「ベ、別にっ、何にもないよ!……お、幼馴染み!そうっ、ただの幼馴染みだ!」
「……………………」
「そそ、それだけだ」
「…………愁陽さま。地図、逆さまですよ」
「あ……」
ちっ、愁陽が小さく舌打ちして、マルをじとっと睨む。
否定をしながらも主人が耳まで赤いのは、なぜだろう。それが答えなのではないだろうか。素直じゃないなぁ~。
マルはこれ以上つっこむのはやめた。
仮に我が主が言うように、彼女は恋人でなくてもただの幼馴染以上に違いないことはわかった。
愁陽にとって、愛麗は特別で大切な存在なんだ。
たぶん、きっと。
だったら、なおさら急いだほうがいいのかも知れない。用心するのに越したことはない。マルはそれ以上茶化すわけでもなく、どう話しを切り出すべきか悩んだ。
不安そうな顔をして黙ってしまったマルに、愁陽も訝しく思い尋ねる。
「マル?どうかしたのか?」
「愁陽さま……」
マルは愁陽をまっすぐ見つめ考えていたが、意を決したように口を開いた。
「……愁陽さま。ボクもこう見えて山神の使いである一族の端くれです」
「ん?……うん」
「感じたんです。愛麗さまの周りに、この世の者でない異(い)なる者の気配を」
「この世の者で、ない?」
「はい」
「妖とでも?」
「よくわかりません。でも、人間ではない、何かとても嫌な気配がしたのです」
愁陽は、愛麗の穏やかな微笑みを思いだす。
彼女は、笑っていた。
……けれど。
なぜだろう、自分も何かが引っかかったのだ。だからこそ今、こうして山奥を歩いている。ある人物に会うために。
しかし愁陽はそんな自らの中にある不安も打ち消すように、にっこりと笑ってマルを見た。
「大丈夫。愛麗に限って、そんなことはないよ」
「……で、ですよね~、あの綺麗な姫さまに限って、そんなことないですよね!いやぁ~、きっと姫君なんてお近くで見たことないですから、いい香りに酔っちゃったんですね~~~アハ、アハハ、ハハハ……」
マルはふわふわの銀の頭をくしゃくしゃ掻きながら、明るく笑い飛ばした。
「へんなヤツだな」
けれど、マルはすぐに真剣な表情を見せる。
スッと地面に片膝をつき跪くと、背筋をピンと伸ばし主人をまっすぐに見上げた。深く息を吸い込むと手を胸に忠誠の姿勢をとり、凛とした声で言う。
「しかし愁陽さま。仮にもし、アヤカシが現れても大丈夫。あなた様の身に危険が及ぶようなことはさせません。このマルがっ、必ずお守り致します!」
真剣な表情で主人を仰ぎ見あげて右手で作った拳で胸をトンと叩く。
「幼き頃、川で溺れて流されているところを助けて頂いたこの命、愁陽さまの御為なら、たとえ火の中、水の中、鍋の中っ、いつでも飛び込む覚悟は出来ております。」
「……鍋の中はないと思うが……」
「愁陽さまの御為なら、この命惜しくはありません!」
「はいはい」
右手をひらひらさせて軽く流しながら、愁陽は再び地図に視線を戻す。
「……って、ちょとぉ~!聞いてっすかぁ~?!」
「ああ。聞いてるよぉ」
「もぉ~」
マルは右足で地面をドカドカ踏み鳴らした。
「いいですよぉ。ボクはどうせ、役立たずぅ~なんですから。」
主人のまったく軽く聞き流している様子に口を尖らせそっぽを向くと、マルはブツクサ文句を言い始めた。
「大体、愁陽さまはいつもテキトーが多すぎるんですよ。犬と同じ名前をつけるとか?あり得なくないですか?しかも愛麗さまの犬って何ですか。仮にもボクは山神の使いで……ブツブツ……」
「いや、マル」
マルのぼやきを遮り、愁陽が急に真剣な声音で答えると、ガシッとマルの両肩を掴んだ。マルは主人の真剣な眼差しと向き合う。
「愁陽さ、ま……?」
「そんなことはない。俺には、お前の助けが必要なんだ」
「しゅ、愁陽さま……ほ、ほんとですか!?」
「ああ、今すぐにだ」
「っ!ああーっ!!愁陽さまぁ~!!」
マルは喜びのあまり満面の笑みで、両腕を広げ主人に抱きつこうとした。そんな彼の鼻先に……
びろぉ~~~~ん
「ブッ!!」
マルが主人に抱きつこうとする行く手を、愁陽が手にしていた地図顔面に突きつけられて阻まれた。
「っ……、…………」
ピチ、ピチ、ピピピピ……
静かな山の中、鳥たちの鳴き声だけが響く。少し、沈黙のあと。
マルは顔面を遮っているそれを睨みながら、一応、問いてみた。
「……えっと、愁陽さま?これは、いったい何でしょうか」
「地図だ」
「ええ、かなりド下手ですけど、地図ですね」
「そうなんだ。かなり難解な地図でさ」
「そんなことはわかってます!そうじゃなくって!!ボクが言いたいのはっ、なんでっ!ボクの鼻先にっ!これがあるんですか!?」
「これを描いた人物を探し出して欲しい」
愁陽は冷静に真剣な顔をして答えた。
「は?」
「お前の優れたその鼻で」
そして、にこっと爽やかに笑って主人が言った。
マルは大きな丸い目をさらに大きく見開いて、大きく一歩後ろへ飛び下がった。
「はああ?…っもう!やっぱりっ、そんなことだろうと思いました!爽やかな笑顔見せたって無駄ですよ!そんな犬みたいなこと、嫌ですからねっ!!」
キャンキャン子犬のように吠え立てる。ふわふわの銀髪も逆だってしまいそうな勢いだ。
愁陽はまったく悪びれるふうでもなく、ニコニコ笑っている。
「いやあ~、だってさ、この地図。ほんとテキトーすぎて分からないんだ」
さっきから問題になっているその地図は、子どもが描いたとしか思えない大きな三角の山に、真ん中あたりに『このへん』って矢印で雑に描かれているだけのものだった。よく見ると、一応、このへんってところには、家らしき印しが描かれてはいるのだけれど。
地図というよりは、どう見ても落書き。
まあ、さすがにこれは無い……とマルは思ったが、思わず流されてしまいそうになるのを、ブンブン頭を振る。
「いやいやいや、匂い嗅いて探すなんてあり得ないです。ボクはれっきとしたオオカミなんですよ。しかも山神の使いである一族なんですからっ」
そう言いながらも、鼻がひくひく動いてしまう。慌てて、両手で鼻を押さえる。
「たとえ端くれにも、プライドってもんがあるんです!」
「マル、頼むよ」
愁陽がマルを綺麗な蒼い瞳で見つめてくる。
そんなうるうるさせた瞳でお願いされてもっ!
嗅いでやるもんかぁーーーーーっ!
ボクにだって、プライドがあるんだ!プライドが……
「あああ~~~っ、もうっっ!!その人物なら、このへんプンプン匂ってますよっ!!!」
……負けた。
愁陽さまには、ほんと弱い。
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