8 / 8
8話
しおりを挟む
言っていたとおり、スカイは俺の種を持たずに発芽させる練習に付き合ってくれた。
だが、手に持たずに発芽させるのはやはり難しく、元から種に魔力をこめて入れば発芽することはわかったが、魔力を込めなければ発芽させることができない。スカイはこれで満足してしまっていいんじゃないかと言ってくれているが、このままでは実戦で使うことができないため練習に付き合ってもらっていた。
「おいレイ、お前こんを詰めすぎだぞ。そんなに急ぐことでもないんだから。」
「でも、あと少しで何かきっかけが掴めそうなんだ。」
「はぁ、そうやって集中できるところはいいところだと思うけど、明日の練習はなしな!街で甘いもん食いに行くぞ。もしかしたら街でい解決策が見つかるかもしれないしさ!」
「そんな都合よく解決策が見つかればいいけどな…うんでも、スカイの言う通り根を詰めすぎてたかもな。よし明日は最近で切ったていうパティスリーに行こう。カフェと併設になってるらしいし飲み物もうまいって噂のとこ。」
「そんなところができてたのか!?うっわー楽しみだな!」
次の日朝のホームルームが終わったあと授業の為に移動するのにその日はたまたまスカイが職員に用事があり一人で移動していた。その時少し垂れ目で守ってあげたくなるような雰囲気をした女子に話しかけられた。
「ちょっとよろしくて?あなた植物生成っていう使えないゴミスキルを授かったくせに放課後毎日毎日そのゴミスキルの練習にスカイ様を付き合わせているそうですね。」
…?えぇなんなんだろこの人…初対面なのに失礼すぎない?…スカイの知り合いか?でも、こんな可愛い子がいたら嬉々として教えてきそうだしな。
返事もせずにそんなことを考えていると苛々とした様子で、俺に文句を連ねた。
「あなたがどれだけ成長してもどうせ使えないスキルなのですからスカイ様の邪魔をしないでいただけますこと?」「それに、ふん!なんですのその間抜けな顔自分が何を言われているのかも分からないのですか?貴方スキルだけでなく頭の方も残念ですのねぇ。」
そこまで言われたところで、ハッとし少し言い返すように言葉を発する。
「…いやそんな俺のスキルについてよく知りもしない人にそんなこと言われる筋合いはないかなって思うんだけど…というか君は誰かな?」
「わ、わたくしはタカティーア侯爵の娘リリスですわ。」
「うん、それじゃあ、タカティーアさん今は時間がないからお昼休みにもう一度話がしたいんだけどいいかな?」
「わたくしはもう話すことはありません!」
「うんでも俺もゴミスキルとか言われたら納得できないし。あぁ安心してねスカイにはこのこと言わないし。お昼に裏庭に来てもらえるかな?それじゃあ君も急がないと授業に遅れるよ。」
じゃあねーと声をかけて立ち去れ馬後ろから『え、ちょっと!』という声が聞こえてくるが、本当に遅れてしまいそうなので無視をして教室までの道を急ぐ。教室に着くとスカイは既に来ているようだった。
「遅かったなレイまたどっかで友達と喋ってたんだろ~」
「そうそう。そんで昼はそいつと食うから、スカイは別のやつと食えよ~。」
昼は先ほどの子に会うためそういえば了解了解といいながら先生が入ってきたので前を向いた。
午前の授業を全て受け終わり昼になった。俺はスカイと別れ売店でサンドウィチを買って裏庭に向う。裏庭は中庭と違い手入れされているものの薔薇なんかの花は植えられておらず木ばっかりで人気がないのでこっそりと話をするのにいいと思ったのだ。雨ら庭に着くと既にタカティーアさんが来ていた。
「ごめん、待たせちゃったね。お昼を食べながら話を聞いてもらえるといいんだけど。」
「まず、俺の植物生成のスキル使っている所を見たことある?まぁないと思うけどさ…誰から聞いたのか分からないけど、自分が見たこともないものを馬鹿にして一方的に文句をいうのってどうかと思うんだよね。だから俺のスキルを見て文句言ってもらえる?まぁ文句言われてもスカイとは親友だし離れるつもりはないけどね。」
「でも、植物生成なんて聞いたことありませんし…どのように使うんですの?野菜でも育てるのですか?それで?貴方の家計は代々騎士で貴方のお兄様方も使えるスキルを授かって活躍なされていますけど。ふふっ、貴方は?領地で農家にでもなるつもりですの?」
「いやまぁそういうのもできるけどね…俺は、これを戦闘運用するつもりだから農家じゃなく騎士になるよ。まぁそんなこと言ったってどんな風にやるかわかんないもんね。見てもらったほうが早いし今から実践して見せるから…あぁそこから動かないでね危ないから。」
俺はポケットから一粒の種を取り出しいつもやっているとうりに力を込めればスルスルとツタが伸びる。使いやすい長さまでつたを伸ばし勢いよく木に打ち付ければ、乾いたパッシッという音が響くそこからさらに力を込め成長させて幹ににツタが巻き付かせ締め上げるとミシミシと音を立てて木が割れる。
「これはスカイにも見せたことないんだけどこのスキルはこういう使い方もできるんだよね?これでもゴミスキルかな?」
「い、いえ!すごいですのね植物生成って!わたくし何も知らないのに何故だか貴方のことが嫌いだという感情が生まれてしまって。
シュバリス様にはご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありません。」
先ほどまでの高圧的な態度とは違いとても礼儀正しい。まさしく貴族の子女という雰囲気が漂っている。
…?どういうことなんだ?自分の感情に説明がつかない時は時たまあるけど、、、今回はいつもと違う何かを
「ねぇタカティーアさん」
「リリスと呼んでください。シュバリス様」
「あ、なら俺もレイでいいよリリスさん」
「はい、ではそうさせていただきますわレイ様。それで何か言いかけてましたけど。」
「あぁ、今日スカイと街に最近できたパティスリーに行くんだけど一緒にどうかな?」
「まぁ!それは…行ってみたいですけれど私もご一緒して迷惑じゃないかしら。こう言っては何ですけど、わたくし友達と呼べる相手もおりませんので、周りの方々が…」俺に文句を言っていた時とは違い申し訳なさそうな顔をしている。
「そんなこと気にしないでよ、それに俺のことを友達だと思ってくれたら嬉しいな。周りからどうこう言われることでもないしね!だから、リリスさんさえよければ一緒に行こう?」できるだけ優し表情をしながらリリスさんを誘う。
「あ、あのそれではご一緒しても?」はにかみながら話す姿は最初に抱いた印象どうりで可憐で可愛らしい。
「うん!放課後正門集合ね。俺がスカイには言っとくから。」
それからいろいろ話をしながら昼食をたべもう一度集合するところを確認してリリアさんと別れた。
「あ、スカイ今日俺の友達が一人来るけどいい?」
「あ?いいぞ」
だが、手に持たずに発芽させるのはやはり難しく、元から種に魔力をこめて入れば発芽することはわかったが、魔力を込めなければ発芽させることができない。スカイはこれで満足してしまっていいんじゃないかと言ってくれているが、このままでは実戦で使うことができないため練習に付き合ってもらっていた。
「おいレイ、お前こんを詰めすぎだぞ。そんなに急ぐことでもないんだから。」
「でも、あと少しで何かきっかけが掴めそうなんだ。」
「はぁ、そうやって集中できるところはいいところだと思うけど、明日の練習はなしな!街で甘いもん食いに行くぞ。もしかしたら街でい解決策が見つかるかもしれないしさ!」
「そんな都合よく解決策が見つかればいいけどな…うんでも、スカイの言う通り根を詰めすぎてたかもな。よし明日は最近で切ったていうパティスリーに行こう。カフェと併設になってるらしいし飲み物もうまいって噂のとこ。」
「そんなところができてたのか!?うっわー楽しみだな!」
次の日朝のホームルームが終わったあと授業の為に移動するのにその日はたまたまスカイが職員に用事があり一人で移動していた。その時少し垂れ目で守ってあげたくなるような雰囲気をした女子に話しかけられた。
「ちょっとよろしくて?あなた植物生成っていう使えないゴミスキルを授かったくせに放課後毎日毎日そのゴミスキルの練習にスカイ様を付き合わせているそうですね。」
…?えぇなんなんだろこの人…初対面なのに失礼すぎない?…スカイの知り合いか?でも、こんな可愛い子がいたら嬉々として教えてきそうだしな。
返事もせずにそんなことを考えていると苛々とした様子で、俺に文句を連ねた。
「あなたがどれだけ成長してもどうせ使えないスキルなのですからスカイ様の邪魔をしないでいただけますこと?」「それに、ふん!なんですのその間抜けな顔自分が何を言われているのかも分からないのですか?貴方スキルだけでなく頭の方も残念ですのねぇ。」
そこまで言われたところで、ハッとし少し言い返すように言葉を発する。
「…いやそんな俺のスキルについてよく知りもしない人にそんなこと言われる筋合いはないかなって思うんだけど…というか君は誰かな?」
「わ、わたくしはタカティーア侯爵の娘リリスですわ。」
「うん、それじゃあ、タカティーアさん今は時間がないからお昼休みにもう一度話がしたいんだけどいいかな?」
「わたくしはもう話すことはありません!」
「うんでも俺もゴミスキルとか言われたら納得できないし。あぁ安心してねスカイにはこのこと言わないし。お昼に裏庭に来てもらえるかな?それじゃあ君も急がないと授業に遅れるよ。」
じゃあねーと声をかけて立ち去れ馬後ろから『え、ちょっと!』という声が聞こえてくるが、本当に遅れてしまいそうなので無視をして教室までの道を急ぐ。教室に着くとスカイは既に来ているようだった。
「遅かったなレイまたどっかで友達と喋ってたんだろ~」
「そうそう。そんで昼はそいつと食うから、スカイは別のやつと食えよ~。」
昼は先ほどの子に会うためそういえば了解了解といいながら先生が入ってきたので前を向いた。
午前の授業を全て受け終わり昼になった。俺はスカイと別れ売店でサンドウィチを買って裏庭に向う。裏庭は中庭と違い手入れされているものの薔薇なんかの花は植えられておらず木ばっかりで人気がないのでこっそりと話をするのにいいと思ったのだ。雨ら庭に着くと既にタカティーアさんが来ていた。
「ごめん、待たせちゃったね。お昼を食べながら話を聞いてもらえるといいんだけど。」
「まず、俺の植物生成のスキル使っている所を見たことある?まぁないと思うけどさ…誰から聞いたのか分からないけど、自分が見たこともないものを馬鹿にして一方的に文句をいうのってどうかと思うんだよね。だから俺のスキルを見て文句言ってもらえる?まぁ文句言われてもスカイとは親友だし離れるつもりはないけどね。」
「でも、植物生成なんて聞いたことありませんし…どのように使うんですの?野菜でも育てるのですか?それで?貴方の家計は代々騎士で貴方のお兄様方も使えるスキルを授かって活躍なされていますけど。ふふっ、貴方は?領地で農家にでもなるつもりですの?」
「いやまぁそういうのもできるけどね…俺は、これを戦闘運用するつもりだから農家じゃなく騎士になるよ。まぁそんなこと言ったってどんな風にやるかわかんないもんね。見てもらったほうが早いし今から実践して見せるから…あぁそこから動かないでね危ないから。」
俺はポケットから一粒の種を取り出しいつもやっているとうりに力を込めればスルスルとツタが伸びる。使いやすい長さまでつたを伸ばし勢いよく木に打ち付ければ、乾いたパッシッという音が響くそこからさらに力を込め成長させて幹ににツタが巻き付かせ締め上げるとミシミシと音を立てて木が割れる。
「これはスカイにも見せたことないんだけどこのスキルはこういう使い方もできるんだよね?これでもゴミスキルかな?」
「い、いえ!すごいですのね植物生成って!わたくし何も知らないのに何故だか貴方のことが嫌いだという感情が生まれてしまって。
シュバリス様にはご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありません。」
先ほどまでの高圧的な態度とは違いとても礼儀正しい。まさしく貴族の子女という雰囲気が漂っている。
…?どういうことなんだ?自分の感情に説明がつかない時は時たまあるけど、、、今回はいつもと違う何かを
「ねぇタカティーアさん」
「リリスと呼んでください。シュバリス様」
「あ、なら俺もレイでいいよリリスさん」
「はい、ではそうさせていただきますわレイ様。それで何か言いかけてましたけど。」
「あぁ、今日スカイと街に最近できたパティスリーに行くんだけど一緒にどうかな?」
「まぁ!それは…行ってみたいですけれど私もご一緒して迷惑じゃないかしら。こう言っては何ですけど、わたくし友達と呼べる相手もおりませんので、周りの方々が…」俺に文句を言っていた時とは違い申し訳なさそうな顔をしている。
「そんなこと気にしないでよ、それに俺のことを友達だと思ってくれたら嬉しいな。周りからどうこう言われることでもないしね!だから、リリスさんさえよければ一緒に行こう?」できるだけ優し表情をしながらリリスさんを誘う。
「あ、あのそれではご一緒しても?」はにかみながら話す姿は最初に抱いた印象どうりで可憐で可愛らしい。
「うん!放課後正門集合ね。俺がスカイには言っとくから。」
それからいろいろ話をしながら昼食をたべもう一度集合するところを確認してリリアさんと別れた。
「あ、スカイ今日俺の友達が一人来るけどいい?」
「あ?いいぞ」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【完結】平民聖女の愛と夢
ここ
ファンタジー
ソフィは小さな村で暮らしていた。特技は治癒魔法。ところが、村人のマークの命を救えなかったことにより、村全体から、無視されるようになった。食料もない、お金もない、ソフィは仕方なく旅立った。冒険の旅に。
妻が通う邸の中に
月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
追放された聖女は旅をする
織人文
ファンタジー
聖女によって国の豊かさが守られる西方世界。
その中の一国、エーリカの聖女が「役立たず」として追放された。
国を出た聖女は、出身地である東方世界の国イーリスに向けて旅を始める――。
半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜
侑子
恋愛
小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。
父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。
まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。
クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。
その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……?
※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。
聖女を追放した国は、私が祈らなくなった理由を最後まで知りませんでした
藤原遊
ファンタジー
この国では、人の悪意や欲望、嘘が積み重なると
土地を蝕む邪気となって現れる。
それを祈りによって浄化してきたのが、聖女である私だった。
派手な奇跡は起こらない。
けれど、私が祈るたびに国は荒廃を免れてきた。
――その役目を、誰一人として理解しないまま。
奇跡が少なくなった。
役に立たない聖女はいらない。
そう言われ、私は静かに国を追放された。
もう、祈る理由はない。
邪気を生み出す原因に目を向けず、
後始末だけを押し付ける国を守る理由も。
聖女がいなくなった国で、
少しずつ異変が起こり始める。
けれど彼らは、最後まで気づかなかった。
私がなぜ祈らなくなったのかを。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる