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プロローグ『運命の日』
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誰かが言った。
「十人十色」
それならば俺は無色だろうな。
俺の名前はトシジ。しがない高校生だ。なんとなく勉強し、なんとなく生活している、俺の日常は平凡だ。
だが、この物語は平凡な俺が体験した非現実的な物語だ。
「…今日も暑いな!」
俺は東京で一人暮らしをしている高校生だ。学校には地方に住んでいる親に無理を言って行かせてもらっている。そして、俺はいつも通りの通学路を通り、スマホをいじっていた。そんなある日。
《昨日の深夜に〇〇夫妻の変死体が発見されました。あの“モンスター”の仕業なのでしょうか?》
モンスター、数年前から目撃されているUMA的存在だ。目撃されてから奇妙な死体の事件が相次いでおり、そのモンスターの仕業だとされている。
「…物騒だなぁ…」
俺はスマホの電源を切って学校に向かっていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「疲れたぁ……」
まさか体育で持久走があるとは……こりゃあ筋肉痛になるぞ。
「…今日は早めに寝るか」
俺は布団をひいて7時くらいに寝た。
ドンドンッ
「…ん……なんだよ、うるせぇな」
俺の家はアパートだ。たまに隣の部屋がうるさい時がある。俺はいつもよりもうるさく感じたのでベランダに出て隣の部屋を見た。俺のアパートはベランダから隣の部屋が見えるのだ。まぁ、隣は男だけどな…
「…!?」
俺は驚愕した。部屋では隣人が倒れており、黒いフードの男?が立っていた。アレって、事件の…と、その時、俺はフードの男と目があった。
「!」
俺はすかさず部屋に戻ったが、どうしようか……ベランダからこの部屋に来れる…どうす…あ!
ベランダから男がやってきた。
「………運が悪かったな、見たらいけないものを見たお前が悪いんだ」
「……何をする気だ」
「…この後何が起きるかくらい分かるだろ?」
「………」
男は俺に詰め寄ってきた。その瞬間
「…そんなものを…持っていたのか」
「形勢逆転だな」
俺は剣を突きつけた。
「…持っていたのではない…作ったのだ」
「……あの短時間で作ったというのか…」
「ああ、あいにく工作が得意でね」
「まぁ、無駄だかな」
俺の剣を弾き飛ばし、男は後退りした。俺は剣を拾い、構えた。
ブゥゥゥン…
鈍い音共に何も無い所から黒い剣が現れた。
「なんだよ…それ」
「…少し遊んでやるか」
俺は男の振った剣を受け流した。
「…ほう…」
「この剣は回避と受け流しがしやすいように比較的軽く作ってある。まぁ…【トシジの鉄の剣・鉛の剣】とでも名付けるか」
そして、俺は縦回転斬りを繰り出した。
「これでも、剣道をかじってたんだ」
「…じゃあ、少し本気でいくか」
その時だった、男は回転斬りを軽く受け流した。
「…グフッ!」
そして、俺は的確にみぞおちを打たれ、その場に崩れた。
「……心配するな。痛みは感じない」
「…ここまでか…」
「…………いや、やめておこう」
「何?」
予想だにしない言葉に俺は動揺を隠せなかった。
「…長年生きているとな、楽しみが無くなってゆくのだ。だが、お前という存在が現れた」
「どういうことだ」
そう言って男は被っていたフードを脱いだ。俺は再び驚いた、なんとその男は13にも満たない子供だったからだ。
「…吾輩に勝てば、望みを一つ叶えてやる………この場所に来い、いつも吾輩はそこにいるからな」
少年は近くのメモ帳に超能力かなんかで文字を書いた。これは地図か?…だが、勝てば望みを叶えてやるか。
「吾輩は吸血鬼ヴァンパイアテオス。いつでも来るがいい。吾輩も暇なのでな」
「…なぜ俺を見逃す…」
「お前が強いからだ。何度も戦ったことがあるが、人間にしては強いからな。また戦いたいのだ」
そして、少年は窓の縁へ座りながら満月を背に言った。
「…俺を殺さないのか…?」
「……当たり前だ」
「…あの隣人のように」
「………隣人…?……ああ!隣の者か…殺してはいないぞ」
「え!?」
俺は3度目の動揺を隠せなかった。今日はよく動揺をするな…って、そんなことより、殺していない…?
「…吾輩はよっぽどのことが無い限り殺生はしない。あの者は喉が渇いたから少し血を頂いただけだ。貧血を起こしたのだろう」
「……なんだよ…てっきり殺したのかと思ったぜ…」
俺は大事なことを忘れているような気がした……………そうだ!!!
「って…吸血鬼…!?……ほ…本当にいたのか!?」
「…当たり前だ」
「……じゃあ、変死体事件は…」
「あれは吾輩ではないぞ?…恐らく狼男や、喰種、ゴーストの仕業だろうな」
…狼男…?…ゴースト?…俺は訳が分からなかった。そんなハロウィンにしか出なさそうな奴らが現実に存在しているだと…?
「…ま、そういうことだ。吾輩はあの事件とは無関係だ。あぁ、それと、吾輩に挑みに来いよ。お前は吾輩の新しい楽しみの一つになったからな」
「ま…待ってくれ!!!」
俺は、窓から出ようとしていたテオスに声をかけた。
「…俺を……弟子にしてくれ…!」
誰かが言った。
「十人十色」
それならば俺は無色だろうな。
俺の名前はトシジ。しがない高校生だ。なんとなく勉強し、なんとなく生活している、俺の日常は平凡だ。
だが、この物語は平凡な俺が体験した非現実的な物語だ。
「…今日も暑いな!」
俺は東京で一人暮らしをしている高校生だ。学校には地方に住んでいる親に無理を言って行かせてもらっている。そして、俺はいつも通りの通学路を通り、スマホをいじっていた。そんなある日。
《昨日の深夜に〇〇夫妻の変死体が発見されました。あの“モンスター”の仕業なのでしょうか?》
モンスター、数年前から目撃されているUMA的存在だ。目撃されてから奇妙な死体の事件が相次いでおり、そのモンスターの仕業だとされている。
「…物騒だなぁ…」
俺はスマホの電源を切って学校に向かっていった。
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「疲れたぁ……」
まさか体育で持久走があるとは……こりゃあ筋肉痛になるぞ。
「…今日は早めに寝るか」
俺は布団をひいて7時くらいに寝た。
ドンドンッ
「…ん……なんだよ、うるせぇな」
俺の家はアパートだ。たまに隣の部屋がうるさい時がある。俺はいつもよりもうるさく感じたのでベランダに出て隣の部屋を見た。俺のアパートはベランダから隣の部屋が見えるのだ。まぁ、隣は男だけどな…
「…!?」
俺は驚愕した。部屋では隣人が倒れており、黒いフードの男?が立っていた。アレって、事件の…と、その時、俺はフードの男と目があった。
「!」
俺はすかさず部屋に戻ったが、どうしようか……ベランダからこの部屋に来れる…どうす…あ!
ベランダから男がやってきた。
「………運が悪かったな、見たらいけないものを見たお前が悪いんだ」
「……何をする気だ」
「…この後何が起きるかくらい分かるだろ?」
「………」
男は俺に詰め寄ってきた。その瞬間
「…そんなものを…持っていたのか」
「形勢逆転だな」
俺は剣を突きつけた。
「…持っていたのではない…作ったのだ」
「……あの短時間で作ったというのか…」
「ああ、あいにく工作が得意でね」
「まぁ、無駄だかな」
俺の剣を弾き飛ばし、男は後退りした。俺は剣を拾い、構えた。
ブゥゥゥン…
鈍い音共に何も無い所から黒い剣が現れた。
「なんだよ…それ」
「…少し遊んでやるか」
俺は男の振った剣を受け流した。
「…ほう…」
「この剣は回避と受け流しがしやすいように比較的軽く作ってある。まぁ…【トシジの鉄の剣・鉛の剣】とでも名付けるか」
そして、俺は縦回転斬りを繰り出した。
「これでも、剣道をかじってたんだ」
「…じゃあ、少し本気でいくか」
その時だった、男は回転斬りを軽く受け流した。
「…グフッ!」
そして、俺は的確にみぞおちを打たれ、その場に崩れた。
「……心配するな。痛みは感じない」
「…ここまでか…」
「…………いや、やめておこう」
「何?」
予想だにしない言葉に俺は動揺を隠せなかった。
「…長年生きているとな、楽しみが無くなってゆくのだ。だが、お前という存在が現れた」
「どういうことだ」
そう言って男は被っていたフードを脱いだ。俺は再び驚いた、なんとその男は13にも満たない子供だったからだ。
「…吾輩に勝てば、望みを一つ叶えてやる………この場所に来い、いつも吾輩はそこにいるからな」
少年は近くのメモ帳に超能力かなんかで文字を書いた。これは地図か?…だが、勝てば望みを叶えてやるか。
「吾輩は吸血鬼ヴァンパイアテオス。いつでも来るがいい。吾輩も暇なのでな」
「…なぜ俺を見逃す…」
「お前が強いからだ。何度も戦ったことがあるが、人間にしては強いからな。また戦いたいのだ」
そして、少年は窓の縁へ座りながら満月を背に言った。
「…俺を殺さないのか…?」
「……当たり前だ」
「…あの隣人のように」
「………隣人…?……ああ!隣の者か…殺してはいないぞ」
「え!?」
俺は3度目の動揺を隠せなかった。今日はよく動揺をするな…って、そんなことより、殺していない…?
「…吾輩はよっぽどのことが無い限り殺生はしない。あの者は喉が渇いたから少し血を頂いただけだ。貧血を起こしたのだろう」
「……なんだよ…てっきり殺したのかと思ったぜ…」
俺は大事なことを忘れているような気がした……………そうだ!!!
「って…吸血鬼…!?……ほ…本当にいたのか!?」
「…当たり前だ」
「……じゃあ、変死体事件は…」
「あれは吾輩ではないぞ?…恐らく狼男や、喰種、ゴーストの仕業だろうな」
…狼男…?…ゴースト?…俺は訳が分からなかった。そんなハロウィンにしか出なさそうな奴らが現実に存在しているだと…?
「…ま、そういうことだ。吾輩はあの事件とは無関係だ。あぁ、それと、吾輩に挑みに来いよ。お前は吾輩の新しい楽しみの一つになったからな」
「ま…待ってくれ!!!」
俺は、窓から出ようとしていたテオスに声をかけた。
「…俺を……弟子にしてくれ…!」
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