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第15話『その時代の人々』
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「…家康!秀吉!」
俺は信長達がいる庭へ行った。
「…この者が信長様の言ってたトシジ…ですか?」
そこにはまるで恋愛ゲームかってぐらいの面子が揃っていた。この時代は美形しかいねーのか。
「…アンタらが家康と秀吉か!…俺はトシジだ!」
「……僕は…家康です…」
「オイラは秀吉!」
家康は大人しそうな青年だ。そして、秀吉はとても小柄な、一見すると中学生のようだ。
「…本当に小さかったんだなぁ…」
俺は秀吉の頭をポンポンと叩いた。
「…やめてください!身長が低いのは悩みなんす!」
「すまぬ」
俺は手を退けた、そして、思い出したかのように信長に話しかけた。
「アンタが死なずに済む方法を思いついた」
「…死なずに…?」
家康と秀吉は知らないようだ。だが、この作戦は二人の力が必要だ。
「…実は…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「え…ええ!?」
二人とも困惑している、無理もないか。
「…俺は…明智に裏切られ…殺される運命らしい」
「なら、今にでも明智を討ちに…」
「それでは他の家臣の反感を買うことになる。それに、俺は明智を殺したくはない。理由を聞きたいのだ」
「…オイラは協力するっすよ!」
「……僕も…」
この時代の人間は本当に理解力が凄いな。まぁ、戦をしょっちゅうしてる時代だしな。
「…俺は準備する。アンタらは俺の作戦をなんとか遂行してくれ」
「ああ」
家康と秀吉は馬に乗り、信長の城を出ていった。
「…よし…」
俺は蘭丸に倉庫の位置を教えてもらい、倉庫に入った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…すげぇ…」
倉庫には槍や…刀…鉄砲…沢山の武器がある。
「こりゃあ…作り甲斐がありそうだ!」
俺は鉄砲と綱を取った。そして、それらを組み合わせた。
「…これで!非殺傷武器【綱罠砲】の完成!」
俺の作業を見ていた蘭丸が俺の【綱罠砲】を見て驚いていた。
「……凄い…こんなものを短時間で…」
「まだまだだ!」
俺は次に、甲冑と近くで大量に拾ってきた岩を組み合わせた。
「よし!【岩のような戦士の鎧】!…この鎧ならこの時代の武器なんて歯が立たないぜ!」
「…なんて硬い甲冑…こんなの着てたら一人でも戦に出れるよ」
「だが、これはとてつもなく重い。着れる人物がいるかどうか…」
「あ!それなら!」
蘭丸は倉庫から出て行き、しばらくして、肌の黒い大柄な人物を連れてきた。
「…弥助か…!…着れるか!?」
「うん!弥助ならこれも着れるよね!」
「…はい」
弥助は無言で鎧を着ていった。
「…おお…!」
完全に似合っている。しかも、全然重そうにしていない!
「…どうだ!?」
「……息がしづらいです」
弥助は流暢な日本語で俺の質問に答えた。
「…じゃあ、疲れたから休むか」
俺は倉庫を出た。すると、鎧を脱いだ弥助と蘭丸がきた。
「…全く…君は呆れるほど物作りが上手いね」
「あの鎧を短時間で作る人なんて…僕が連れてこられた国でもいませんでしたよ」
「ありがとな」
俺は家康や秀吉にまだあまり挨拶してないなと思い、秀吉と家康の元へ行った。恐らく、もう戻ってきてるだろ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…トシジ…殿…?」
俺はまず家康の元へ行った。
「例の物は?」
「あったよ…」
俺は家康から鋼を受け取った。
「あんがとよ!」
「そんなの…何に使うの…?」
「まぁ…作戦にな」
俺は家康の無気力な顔を見ながら、質問した。
「家康…アンタは何で信長の下についてんだ?」
「…僕を助けてくれたから…」
「あー、あの鷹の話か」
「うん…あの時は恩を返せなかったから…恩返しのつもりで天下統一を手伝おうかなと思って…」
家康は眠そうな声で話した。俺は家康に改めて礼を言って秀吉の元へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…トシジ殿!例の物を持ってきたっす!」
俺は秀吉から銀を貰った。
「…銀なんか何に使うんすか?」
「まぁ…いろいろ…」
俺は小柄な秀吉に質問した。
「…なぁ…信長のことどう思ってる?」
「信長様…あぁ…やっぱカッコいいすよねぇ…迫力があるというか…何というか…」
「だよなぁ!」
「はい!それに、可愛い所もあるっす!この前道端で猫がいた時なんか猫を抱いて…」
ガラッ
「…秀吉ィ…その事は言うなと言っただろう…」
信長が魔王のような顔で入ってきた。
「…そ…これは…その…」
「……秀吉…お前は普段…とてもよく働いてくれている…色んな意味でな…」
「は…はひ!」
「…礼を言いたい…あとで俺の部屋に来い…」
信長に肩をポンと叩かれた時の秀吉はこの世が終わったかのような顔だった。そんな時、家康が入ってきた。
「…さっきの話…聞いてたけどさ…秀吉君…いつも信長様の後をつけて弱味を握ろうとしてたよね…」
「………」
「マジで?」
「…秀吉君………その事は全て蘭丸君が信長様に伝えてあるから…」
「ゑ?」
その時、蘭丸が入ってきた。
「秀吉様!…私も信長様の小性なので…信長様をつけていた秀吉様の行動を監視しておりました!」
「…だって…」
「…そ…んな…」
そう言って家康と蘭丸は出ていった。
「…まぁ…ドンマイ…!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…ここが本能寺か…!」
俺は信長と秀吉、家康、そして信長のお供の蘭丸と弥助で本能寺に来ていた。ここで信長は殺される筈だった。
「…攻めてくるのを知っていたとしても…どうやって迎え撃つの?ここは狭いから囲まれてやすいけど…」
「…本能寺に…トラップを仕掛ける!」
『とらっぷ?』
まぁ、分からないだろうな。
「要するに罠ってことだ。アンタらと本能寺に来たのはそれが理由だ」
「…僕は…力仕事自信あるよ」
「俺たちも手伝おう」
「ありがとう!」
俺たちは本能寺のトラップ設置を始めた。
「…家康!秀吉!」
俺は信長達がいる庭へ行った。
「…この者が信長様の言ってたトシジ…ですか?」
そこにはまるで恋愛ゲームかってぐらいの面子が揃っていた。この時代は美形しかいねーのか。
「…アンタらが家康と秀吉か!…俺はトシジだ!」
「……僕は…家康です…」
「オイラは秀吉!」
家康は大人しそうな青年だ。そして、秀吉はとても小柄な、一見すると中学生のようだ。
「…本当に小さかったんだなぁ…」
俺は秀吉の頭をポンポンと叩いた。
「…やめてください!身長が低いのは悩みなんす!」
「すまぬ」
俺は手を退けた、そして、思い出したかのように信長に話しかけた。
「アンタが死なずに済む方法を思いついた」
「…死なずに…?」
家康と秀吉は知らないようだ。だが、この作戦は二人の力が必要だ。
「…実は…」
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「え…ええ!?」
二人とも困惑している、無理もないか。
「…俺は…明智に裏切られ…殺される運命らしい」
「なら、今にでも明智を討ちに…」
「それでは他の家臣の反感を買うことになる。それに、俺は明智を殺したくはない。理由を聞きたいのだ」
「…オイラは協力するっすよ!」
「……僕も…」
この時代の人間は本当に理解力が凄いな。まぁ、戦をしょっちゅうしてる時代だしな。
「…俺は準備する。アンタらは俺の作戦をなんとか遂行してくれ」
「ああ」
家康と秀吉は馬に乗り、信長の城を出ていった。
「…よし…」
俺は蘭丸に倉庫の位置を教えてもらい、倉庫に入った。
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「…すげぇ…」
倉庫には槍や…刀…鉄砲…沢山の武器がある。
「こりゃあ…作り甲斐がありそうだ!」
俺は鉄砲と綱を取った。そして、それらを組み合わせた。
「…これで!非殺傷武器【綱罠砲】の完成!」
俺の作業を見ていた蘭丸が俺の【綱罠砲】を見て驚いていた。
「……凄い…こんなものを短時間で…」
「まだまだだ!」
俺は次に、甲冑と近くで大量に拾ってきた岩を組み合わせた。
「よし!【岩のような戦士の鎧】!…この鎧ならこの時代の武器なんて歯が立たないぜ!」
「…なんて硬い甲冑…こんなの着てたら一人でも戦に出れるよ」
「だが、これはとてつもなく重い。着れる人物がいるかどうか…」
「あ!それなら!」
蘭丸は倉庫から出て行き、しばらくして、肌の黒い大柄な人物を連れてきた。
「…弥助か…!…着れるか!?」
「うん!弥助ならこれも着れるよね!」
「…はい」
弥助は無言で鎧を着ていった。
「…おお…!」
完全に似合っている。しかも、全然重そうにしていない!
「…どうだ!?」
「……息がしづらいです」
弥助は流暢な日本語で俺の質問に答えた。
「…じゃあ、疲れたから休むか」
俺は倉庫を出た。すると、鎧を脱いだ弥助と蘭丸がきた。
「…全く…君は呆れるほど物作りが上手いね」
「あの鎧を短時間で作る人なんて…僕が連れてこられた国でもいませんでしたよ」
「ありがとな」
俺は家康や秀吉にまだあまり挨拶してないなと思い、秀吉と家康の元へ行った。恐らく、もう戻ってきてるだろ。
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「…トシジ…殿…?」
俺はまず家康の元へ行った。
「例の物は?」
「あったよ…」
俺は家康から鋼を受け取った。
「あんがとよ!」
「そんなの…何に使うの…?」
「まぁ…作戦にな」
俺は家康の無気力な顔を見ながら、質問した。
「家康…アンタは何で信長の下についてんだ?」
「…僕を助けてくれたから…」
「あー、あの鷹の話か」
「うん…あの時は恩を返せなかったから…恩返しのつもりで天下統一を手伝おうかなと思って…」
家康は眠そうな声で話した。俺は家康に改めて礼を言って秀吉の元へ向かった。
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「…トシジ殿!例の物を持ってきたっす!」
俺は秀吉から銀を貰った。
「…銀なんか何に使うんすか?」
「まぁ…いろいろ…」
俺は小柄な秀吉に質問した。
「…なぁ…信長のことどう思ってる?」
「信長様…あぁ…やっぱカッコいいすよねぇ…迫力があるというか…何というか…」
「だよなぁ!」
「はい!それに、可愛い所もあるっす!この前道端で猫がいた時なんか猫を抱いて…」
ガラッ
「…秀吉ィ…その事は言うなと言っただろう…」
信長が魔王のような顔で入ってきた。
「…そ…これは…その…」
「……秀吉…お前は普段…とてもよく働いてくれている…色んな意味でな…」
「は…はひ!」
「…礼を言いたい…あとで俺の部屋に来い…」
信長に肩をポンと叩かれた時の秀吉はこの世が終わったかのような顔だった。そんな時、家康が入ってきた。
「…さっきの話…聞いてたけどさ…秀吉君…いつも信長様の後をつけて弱味を握ろうとしてたよね…」
「………」
「マジで?」
「…秀吉君………その事は全て蘭丸君が信長様に伝えてあるから…」
「ゑ?」
その時、蘭丸が入ってきた。
「秀吉様!…私も信長様の小性なので…信長様をつけていた秀吉様の行動を監視しておりました!」
「…だって…」
「…そ…んな…」
そう言って家康と蘭丸は出ていった。
「…まぁ…ドンマイ…!」
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「…ここが本能寺か…!」
俺は信長と秀吉、家康、そして信長のお供の蘭丸と弥助で本能寺に来ていた。ここで信長は殺される筈だった。
「…攻めてくるのを知っていたとしても…どうやって迎え撃つの?ここは狭いから囲まれてやすいけど…」
「…本能寺に…トラップを仕掛ける!」
『とらっぷ?』
まぁ、分からないだろうな。
「要するに罠ってことだ。アンタらと本能寺に来たのはそれが理由だ」
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