ディミオルゴ=プリェダーニエ

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第50話『予感』

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「…『タバコを吸う』と魂を奪われる…この条件を免れるには死ぬ以外方法は無い、この条件だとデモニオを弱体化させるのに犠牲を出すことになる。『ゲームに勝つ』これならばただ勝てばいい!…犠牲も無い!」

どうやらデモニオのような悪魔は人間に条件を決めさせてその人間が条件を満たしてしまうと魂を奪える。その逆、その人間が条件を満たさなければ自分がダメージを受ける。



「…それがデモニオの弱点らしいな」
「よく悪魔の弱点を知り得たな」
「…教えてもらったんだ《皇帝》に」

俺はテオスの所へ戻っていた。

「…しかし…最初の頃よりも遥かに成長しているようだ」
「へへ!…タロットカード使いと沢山戦ったからな」

すると、テオスは邪悪な笑みを浮かべた。

「…忘れてはおらぬよな…?……吾輩と渡り合うようになるということを…」
「……そうだったな…」

俺は成長していることを実感している。しかし…まだ勝てない…

「…このままだと吾輩と渡り合うようになるのに千年以上かかりそうだからな。少し良い知らせを持ってきた」
「嫌な予感がするな…」

テオスは机の上にドンッと大きく分厚い本を乗せた。辞書3冊分くらいだ…

「…お前が吾輩と渡り合うようになるにはどうすればいいかまとめたのだ!…要するに五輪書のようなものだ!」
「すげぇ…てか厚すぎだろ!」
「…そうか?…まぁ…今日から吾輩がお前に足りないものを教えてやろう!…まずはそうだな…」

テオスは厚い本を開いてページをめくっている。そして、476と書いているページで止まった。

「…まずは上位種との戦闘での勝利だ!…デモニオみたいな奴のことだな」
「早速難易度[究極]のお題を出してきたな……まぁ…どの道デモニオには勝たないといけないがな」
「…優しい方だ…これすらクリアできないようではお前が吾輩に追いつくのに一万年以上かかるのだぞ?」
「…ホント底知れないな……アンタは」

俺は手入れした【トシジの鉄の剣・鉛の剣】を持ち、立ち上がった。

「…早速行くのか?」
「ああ!…クエストは早めにクリアしないとな!」
「…ふふ……それもそうだな」







「…ところで…お前のその剣…銃刀法違反にならないのか?」
「…これか?…へへ…大丈夫だ!…この剣も含め、俺の製作武器は死なない程度にダメージを受けるようになってるからな!…それに…殺生は嫌いなんだ」
「…やれやれ……では半悪魔はどうなんだ?…首を両断していたが?」
「……調べたがアレは人間が変化したものらしいな。だが半悪魔と戦って気付いたがアレは人間の周りの邪のオーラがまとわりついたものだった。人間の身体は心臓部にある。だからオーラが消えただけで死なない!」
「…よく気付いたな、その通り。あの半悪魔の心臓を破壊しない限り半悪魔の体内の人間は死なない。だから首を斬って一時的に仮死状態にしたのだろう?」
「…俺はクールだぜ?…当たり前田のクラッカーだぜ」

そう、俺はあの後、半悪魔をマンションの工作室に運んで解剖した。すると中から人間が出てきた、しかも生きた状態で。

「…俺は殺しはしないって決めてんだ!」

《俺は殺生をしねぇ!………べ…別に殺す勇気が無い訳では無いからな!》

「………アイツと同じ事を言うな…ふふ…」
「なんか言ったか?」
「…独り言だ」







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「………」

《何故デモニオに従ってたんだ?》
《…………最初はデモニオを調べていく所から始まった……そして調べていく内にあの悪魔の闇が明るみになった。あの生物は存在してはならない。そう思ってこの弟の優馬をスパイとして送り込んで弱点を探すことにしたのさ》

「……そして今、俺がデモニオに勝てばハッピーエンドだ」

俺は美樹と優馬に教えてもらったデモニオの居場所に歩いていった。








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「………」


《悪いがもうアンタには協力できない。トシジが怖いんでな…》

「…こうなるとは思っていたけど…」

デモニオは椅子に座って窓の外を見ていた。

「…手厚く歓迎するよ…トシジ」





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「…早速お出ましか」

デモニオのいる場所に近付いていた時、俺の前に二体の半悪魔が現れた。

「…グォオォ!!」
「グルル…」


二体の半悪魔は叫び声をあげて俺に殴りかかった。


ザンッ!!!


「…カ…!?」
「…へッ!…遅いぜ!」

二体の半悪魔の首が宙を舞い、身体はドシンと倒れた。

「…首を斬るとOKだな」

半悪魔の対処法は首を切り落とせばいい。それなら中の人間も死なない。

「……そろそろ刺客を作るのも難しくなってきたんじゃないか?…デモニオ」







「…トシジ…前よりも成長してるなぁ…」

トシジがデモニオのいる館の近くまで来た。デモニオはそれを窓から見ていた。

「…さて…君をどうしようか……なぁトシジ」

その瞳の暗黒にトシジの姿が写っていた。








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