私の失敗

かんかん

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私の失敗

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 誰かに聞いて欲しかったはずなのに、いざ書き始めると自分が何を言いたかったのか忘れてしまう。
 これは先程私がしてしまった衝撃的な失敗の話だ。
 いや…他人にとっては衝撃的でも何でもない、欠伸が出るほどつまらない話なのかもしれないが。

 私は某有名投稿サイトで、二次創作の書き手をしていた。
 二次創作は去年の12月に始めた。SNSのフォロワーから勧められて始めてみたら楽しくて、小説を投稿することが私の生き甲斐となっていた。
 だが、いつしか「書きたい」は「書かなきゃ」に変わっていた。
 承認欲求が強い私は、右上のベルに付く赤い数字のマークに囚われるようになってしまった。それがないと生きていけないかのように、泳ぎ続けないと死んでしまうマグロのように拙い小説を書き続けた。
 それでも必ず、評価してくれる人がいた。だから私は書くことをやめなかった。やめられなかった。
 だがこの通り何の変哲もないどころか、何の才能も感じられないような文章力だ。他の人と比べてしまうといいねの数も少ない。それが悔しかった。言葉は悪いが、下には下がいる。私より下だろうという人の方がいいねやブクマの数が多くて。
 焦ったのか血迷ったのか、私は一線を超えてしまった。
 私は俗に言う18禁のSSを投稿した。文字数も多くて、自分では頑張ったつもりだった。
 だがそれがまずかったらしい。いいね0、ブクマ1。過去最低の評価だった。それでも苦言を呈されなかっただけ、まだマシなのかもしれない。
 要因は様々だろう。表現が拙い、万人受けしないアブノーマルな内容。だが1番の要因は、禁忌を犯していたことだろう。
 禁忌。それはキャラ崩壊だ。自分でも分かっていたはずだ。このキャラはこんなことは言わないと。それをしてしまったら、キャラを穢すことになると。
 それでも承認欲求の鬼たる私は、その狂った作品を世に出すことをやめられなかった。
結果がこれである。流石にまずいと思い、その作品を投稿した後に、それまで一定の需要があったシリーズ作の一つを投稿したのだが、なんと今のところいいねもブクマも0だ。内容は悪くなかったはずだ。もはや皆で私の作品の不買運動(金銭が発生していないからこの表現は適切ではないが、これがしっくりくる)でもしているのかと疑わざるを得ないレベルである。
 そんな私にとどめを刺したのが、私を二次創作の世界に誘った張本人の発言だった。
 「作者の承認欲求が見えるとスンっとしてしまう」
 「そのキャラの解像度が低いことが分かってしまうから」
 まさに私のことだった。私のメンタルはズタズタに傷つけられた。
 私はもう、どうすれば良いか分からない。   pixivを開くのも怖いのでこのサイトに登録し、この文章を綴っている。
 かといって生まれ持った承認欲求を無くすこともできず、こんな目に遭っても尚気持ち悪い文章を書かずにはいられない。
 ここでも反応が全く無かったら、きっともう私の居場所はない。
 オチもなく、面白くもない話で申し訳ない。皆が二次創作をするときは、どうか原作の世界観を大切に、愛を持って取り組んで欲しい。
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