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第3章
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「あ、あなた達!一体、誰に口をきいているつもりなの?たかが男爵令嬢が、しかも没落して馬車さえ持っていない名ばかりの令嬢のリディア・ウェルデルが!私にそんな口を聞くなんて許されるとでも思っているの?!」
私はともかくエルフリーデ先輩は隣国の伯爵令嬢って設定だし(本当はもっと高貴だけど)、おまけの私と違って真の生徒会執行部だし、『あなた達』って一緒くたにされるのは納得がならない。今度は私が先輩を守るのだと反論しようとして開いた口を瞬間、後ろから静かな怒声が聞こえた。
「ほう、これはこれは心外なお言葉ですね。隣国から留学して勉学に励むばかりか生徒会活動に励んでいる生徒と、王太子殿下の秘書を勤めつつ学業にも手を抜かない生徒である優秀な二人にその言いよう。2人よりもご自分を優秀だと思っているのだとしたら、少しばかり過大評価しすぎではないですかね?」
声量こそ大きくはないのに、含まれる殺気がひしひしと感じられる刃のような声。普段なもの静かで無駄口は叩かない人だからこそ、皮肉混じりな口調がいっそ怖く感じる。
「ロラン!」
「御令嬢が誰かを守る為とは言え、矢面に立つ必要なないのですよ?友人を大切にするのは素敵なことですが、もう少しご自身のお立場も考えて行動してください。いつでも守ると言っているのですから」
私達を守ると言うよりエルフリーデ先輩を気遣う台詞を続けたロランさんの視線は勿論、先輩だけに向いている。いや、視線も台詞も私が初めて聞くレベルの甘さを含んでいて驚く。そのせいで、私の開いた口はなんの言葉を発することなく閉じてしまった。
「そうは言っても、リディアが理不尽に責められるなんて看過出来なかったのだもの。大体、私が出張らなくても殿下が馬車を出迎えに来ていれば済んだ話でしょう?」
「そう厳しいことを言わないでください。王宮から急な使いがなければ、彼もこちらに来るつもりではあったのですよ。彼の責務を考えれば仕方のないことです。それに代わりに私を寄越したことで誠意は伝わるでしょう?」
「それはそうだけれど……」
その上、私は勿論マグリット嬢も置いてきぼりにして話が進んでいく。
その事実に無視された状態のマグリット嬢は顔色を赤くして憤慨していたが、私はポカンとした顔で俯瞰した感想を抱いていた。
私はともかくエルフリーデ先輩は隣国の伯爵令嬢って設定だし(本当はもっと高貴だけど)、おまけの私と違って真の生徒会執行部だし、『あなた達』って一緒くたにされるのは納得がならない。今度は私が先輩を守るのだと反論しようとして開いた口を瞬間、後ろから静かな怒声が聞こえた。
「ほう、これはこれは心外なお言葉ですね。隣国から留学して勉学に励むばかりか生徒会活動に励んでいる生徒と、王太子殿下の秘書を勤めつつ学業にも手を抜かない生徒である優秀な二人にその言いよう。2人よりもご自分を優秀だと思っているのだとしたら、少しばかり過大評価しすぎではないですかね?」
声量こそ大きくはないのに、含まれる殺気がひしひしと感じられる刃のような声。普段なもの静かで無駄口は叩かない人だからこそ、皮肉混じりな口調がいっそ怖く感じる。
「ロラン!」
「御令嬢が誰かを守る為とは言え、矢面に立つ必要なないのですよ?友人を大切にするのは素敵なことですが、もう少しご自身のお立場も考えて行動してください。いつでも守ると言っているのですから」
私達を守ると言うよりエルフリーデ先輩を気遣う台詞を続けたロランさんの視線は勿論、先輩だけに向いている。いや、視線も台詞も私が初めて聞くレベルの甘さを含んでいて驚く。そのせいで、私の開いた口はなんの言葉を発することなく閉じてしまった。
「そうは言っても、リディアが理不尽に責められるなんて看過出来なかったのだもの。大体、私が出張らなくても殿下が馬車を出迎えに来ていれば済んだ話でしょう?」
「そう厳しいことを言わないでください。王宮から急な使いがなければ、彼もこちらに来るつもりではあったのですよ。彼の責務を考えれば仕方のないことです。それに代わりに私を寄越したことで誠意は伝わるでしょう?」
「それはそうだけれど……」
その上、私は勿論マグリット嬢も置いてきぼりにして話が進んでいく。
その事実に無視された状態のマグリット嬢は顔色を赤くして憤慨していたが、私はポカンとした顔で俯瞰した感想を抱いていた。
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