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第4章
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「そんな心配しなくても大丈夫よ。元々親の許可なく誰かにエスコートを頼んではいけないという約束だったの。それにエスコートがなくてもパーティには参加は出来るのだし」
ねっと笑みを深める先輩を見ても私の不安は増すばかりだ。
「それはそうですけど、でも……その先輩が望んでお願いしたら誰だってエスコートしてくださいますし」
「そうねぇ。でもクライブ殿下は王族としてのお役目があるから婚約者でもない女性をエスコートなんてしないでしょうし、ロランも、ねぇ」
「そ、そうです!ロランさんが……」
ロランさんなら間違いなくエルフリーデ先輩を幸せにしてくれる。今日だってピンチに助けに来てくれたのだし、2人は仲も良い。きっと私の知らないところで他にも沢山フラグが立っていたんだ。今日のドレスだって青系だし、やっぱりーーーと思った私に驚いた顔をした先輩が爆弾を落とした。
「あら、リディアったら知らなかったの?ロランには随分前から婚約者がいるのよ」
「こ、婚約……者………」
迂闊だった。
乙女ゲームには悪役令嬢は必須だし、それが攻略対象の婚約者なのはテンプレなのに。どうしてこんな初歩的な事実を忘れていたんだろうと自分の記憶力に悪態をつきながら必死に考える。
「秘密のエルドラド」の公式に目立った悪役令嬢の設定は書かれていなかった。それは多分、全ルート共通の悪役令嬢がいなかっただけで、各ルートにいないと謳われてわけじゃない。だから私からすっぽりとその存在が抜けていたのだけど、それはクライブ殿下に婚約者がいなかったからだけだ。
学園の崇拝者たるクライブ殿下に憧れる生徒は多くて、だからこそ殿下に近いヒロインを疎ましく思う存在も多かった。だから殿下ルートのヒロインは男女問わず殿下とお近づきになりない生徒に嫌がらせを受けていたのだ。いつもは冷静で表情も見せないくせに、不特定多数の存在からの悪意に意気消沈するヒロインにそっと寄り添う殿下の姿がどれほど尊かったかその美麗スチルを思い出しながらも、私は落ち込見ながらも立て直しを図ろうと顔を上げた。
「ではロランさんの婚約者とは、どういった方ですか?もしかしてちょっとネチっこかったり身分をかさに上からの物言いをするとか、」
その婚約者がゲームのシナリオ通りの悪役令嬢なら、やっぱりロランさんルートで確定かも!と期待を込めた言葉はでも、またもへし折られた。
ねっと笑みを深める先輩を見ても私の不安は増すばかりだ。
「それはそうですけど、でも……その先輩が望んでお願いしたら誰だってエスコートしてくださいますし」
「そうねぇ。でもクライブ殿下は王族としてのお役目があるから婚約者でもない女性をエスコートなんてしないでしょうし、ロランも、ねぇ」
「そ、そうです!ロランさんが……」
ロランさんなら間違いなくエルフリーデ先輩を幸せにしてくれる。今日だってピンチに助けに来てくれたのだし、2人は仲も良い。きっと私の知らないところで他にも沢山フラグが立っていたんだ。今日のドレスだって青系だし、やっぱりーーーと思った私に驚いた顔をした先輩が爆弾を落とした。
「あら、リディアったら知らなかったの?ロランには随分前から婚約者がいるのよ」
「こ、婚約……者………」
迂闊だった。
乙女ゲームには悪役令嬢は必須だし、それが攻略対象の婚約者なのはテンプレなのに。どうしてこんな初歩的な事実を忘れていたんだろうと自分の記憶力に悪態をつきながら必死に考える。
「秘密のエルドラド」の公式に目立った悪役令嬢の設定は書かれていなかった。それは多分、全ルート共通の悪役令嬢がいなかっただけで、各ルートにいないと謳われてわけじゃない。だから私からすっぽりとその存在が抜けていたのだけど、それはクライブ殿下に婚約者がいなかったからだけだ。
学園の崇拝者たるクライブ殿下に憧れる生徒は多くて、だからこそ殿下に近いヒロインを疎ましく思う存在も多かった。だから殿下ルートのヒロインは男女問わず殿下とお近づきになりない生徒に嫌がらせを受けていたのだ。いつもは冷静で表情も見せないくせに、不特定多数の存在からの悪意に意気消沈するヒロインにそっと寄り添う殿下の姿がどれほど尊かったかその美麗スチルを思い出しながらも、私は落ち込見ながらも立て直しを図ろうと顔を上げた。
「ではロランさんの婚約者とは、どういった方ですか?もしかしてちょっとネチっこかったり身分をかさに上からの物言いをするとか、」
その婚約者がゲームのシナリオ通りの悪役令嬢なら、やっぱりロランさんルートで確定かも!と期待を込めた言葉はでも、またもへし折られた。
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