月明かりの下で男は愛玩奴隷として可愛がられる

五月雨時雨

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月明かりの下で男は愛玩奴隷として可愛がられる

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赤いジャージを上下に纏った男が、夜の屋外でじっとその時の訪れを待ち続けている。
建物の裏手に存在する非常時にのみ使用されることを想定して作られた金属製の螺旋階段の柵から伸ばされた鎖の先にある黒革の手枷を左右の手首に嵌められ、視界を塞ぐ黒革の目隠しと言葉を封じる黒いギャグボールを装着されあらゆる自由を取り上げられた状態にいるというのに、男は喚くことももがくこともせずにただただ上下に引き延ばされた格好で大人しく待ち続けている。
そうして、どれくらいの時間が経過した頃だろう。不意に、男へと歩み寄る足音が虫の鳴き声に混じって聞こえた。

「っ、んぅ……っ」

やっと、待ち侘びた時が訪れた。男はその事実に至福を募らせ、くぐもっていてもよく分かる悦びを露わにした唸りを零しながら足音の方向に対して早く早くとねだるように縛められた身をくねらせた。
そのはしたないおねだりを眺めながら、やって来た存在は建物を取り囲むコンクリートの地面にわざと靴の裏を強く擦り付け、小さな歩幅で大きな足音を発生させて男の興奮を加速させていく。音を用いて焦らされている事実すらも自らを高める材料へと変換していく情けない男を愉しみつつ、足音の主はじっくりと男との距離を詰める。弄ばれているという情報に被虐の悦びを募らせ、ジャージを張り詰めた男根で内側から押し上げる淫らな男のもどかしげな踊りを堪能しながら、たっぷりと時間を掛けて男の元に到達した存在は、命令に従って自身の肉体に拘束を施して待っていた従順な男に笑い混じりの褒め言葉を紡いでやった。

「先生、お待たせ。ちゃんと消灯時間まで良い子に待てましたね、偉いですよ」
「んふっ、むぅっ」

肩書きを口にされたことで己の惨めさを再確認させられた男が、背筋を震わせながら欲情を膨らませる。一回り以上年下の少年に、それも教え子である少年に支配されている無様な自身を改めて思い知らされた男が、己の手で取り付けた目隠しの下で眉を寄せつつギャグボール越しに熱い吐息を漏らしながら何処にも逃げられぬ身体を一層甘く火照らせていく。消灯時間という単語を聞かされ、他の部員達が部屋で眠っている合宿場所の裏手で淫蕩な関係を貪ろうとしている状況を意識させられた男が、背徳的な歪んだ至福を全身に巡らせくねくねと身をよじらせた。
月明かりを浴びながら、何処までも発情していく淫猥な男。厳しくも優しい顧問としての態度を完全に失い、服従と隷属を本能で嬉しがる愛玩奴隷の男。そんな男が可愛らしく全身で行う快楽を請う意思表示を目と耳で味わいながら、一部員の態度を捨て男の飼い主となった少年は、ジャージの下で自己主張する男根をからかうように撫でつつ上半身側のジャージに取り付けられているファスナーを摘まみ、下へと移動させて上半身を外気に晒させた。

「あむっ、んまっ」

指示を受け入れ肌着を身に着けていなかった男の胸元が、程良く引き締まった腹部が月明かりを浴びて輝く。夜の寒さで発情の汗を冷やされた男は一瞬身を強ばらせたが、その冷えはあっという間に更なる発情が生んだ熱に掻き消され男は少年に観察されながら無防備にさらけ出された肌に玉のような汗を滲ませ始めた。
上半身だけでこれならば、下半身も脱がせたらもっと愉しい発情の様子を見られるだろう。言い付けた通り下にパンツを履いていないであろう下半身側のジャージを剥ぎ取れば、男は恥部を剥き出しにさせられた辱めに己の無様さを感じ、乳首と男根の硬度をより引き上げつつ全身を一層激しく発情させていくだろう。
しかし、下側のジャージは脱がさない。男根を露出させない。意地悪な主となった少年は、可愛い奴隷が男根への責めを欲しているのを把握した上で、簡単に指で挟めるくらいに肥大化した乳首を親指と人差し指で捉え、無慈悲な宣告を放ちつつ男の乳首を左右同時にくりくりと嬲り始めてしまった。

「ふふっ、おチ○チンを苛めてもらえると思ってました? まだ、ですよ。せっかくいつもと違う形で調教しているんですから、いつも以上に恥ずかしく苛めてあげます。まずは乳首でイかせてあげますよ。他の皆に聞こえないよう必死で声を抑えるところを愉しみながら、僕の手で乳首だけで射精出来る変態に躾けられたことをまた教え込んであげますからね……○○?」
「っ、ふぐ、もぉぉんっ……!」

名前を呼び捨てにされた途端に欲情を一気に増幅させた男が他の部員達に悟られない為にと自らに与えた拘束を鳴らさないよう、甘い悲鳴を発しないようにしつつ快楽に悶絶する光景を独り占めしながら、鬼畜な少年は左右の指に緩急を付けて乳首を不規則に捏ね回し、自分専用の淫らな玩具に堕ちた教師の男を好き勝手にいたぶり、すでに抗いの意思など欠片も残っていない男に追加の躾を加え、より淫らで従順な存在となるよう男の心と身体を自分好みに屈服させていくのだった。
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