男は従順なペット達を意地悪くイき狂わせる

五月雨時雨

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男は従順なペット達を意地悪くイき狂わせる

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左右の手首を背中で短く繋ぐ黒い枷の鎖と、足首に巻かれた枷同士を結ぶ眺めの鎖を鳴らしながら、二人の青年がベッドの上で裸体をくねらせている。それは、拘束を解く為の動きではない。青年達は手足を縛める枷を外そうという意思を全く見せずに勃起した男根をお互いに擦り合わせながら、無我夢中でもう一人と舌を絡め合う熱烈な口付けに耽っていた。

「んむ、あむ、ぷぁ……あふ、んちゅ、むふっ」
「あ、ふぅんっ、んっんっ、んむぁ、ぷふぁ……っ」

先走りに濡れた男根をにちゅにちゅと押し付け合い、蕩けきったもう一人の瞳を見つめて己の興奮を更に加速させながら口付けをより甘く熱くする青年達。自由を奪われた状況に一切の恐れを抱かず、むしろ至福を抱きながら同じ立場のもう一人と悦楽を与え合う青年達。そんな時間を、二人がどれくらい過ごした頃だろう。裸体が汗に塗れ、口周りが唾液で汚れきり、射精に至ること無く快感を得続けた二本の男根がはしたなく淫蜜で濡れそぼった頃、不意に二人がいる部屋の扉が開かれた。
そうして現われたのは一人の男で、二人の青年はその男を目にした瞬間幸せな疲弊に染まっていた顔を嬉しそうに笑ませつつ、何も言われていないのに仲良く同じ格好を取った。愛しき主である男にあらかじめ命じられていた、恥部を無防備に見せ付けさらけ出す淫猥な奉仕の格好だ。

「はぁ、はっ、はぅ、んぅんっ」
「あ、はぁ、んぁ、うぅんっ」

膝と胸板で裸体を支えて尻肉を高く持ち上げている青年達は、丸出しの尻穴とべとべとに濡れた男根に突き刺さる主の視線を感じながら先程以上に呼吸を乱している。手足を拘束され、抵抗したくても抵抗出来ない。そんな裸体で恥部を捧げるように突き出し、主からの責めを待ち望んでいる自分の惨めさすら興奮の材料へと変換しながら、青年達は無意識に腰を振って男根を揺らし、主専用のはしたない穴に躾けられた窄まりを揺れる男根の上でヒクヒクと収縮させている。
だが、意地悪な主は青年達が欲しがる刺激をすぐには与えてやらない。自分がいない間言い付けを守りお互いを火照らせ合っていた良い子の青年達を眺める主は、不自由な裸体を一生懸命に動かし枷を装着された足を限界まで開きつつ絶頂に達すること無く熟しに熟し切った恥部を自分に差し出す従順なペット達に愉悦を掻き立てられた主は、自分の男根による蹂躙をねだっている二人の穴に無慈悲にも偽物を突き入れてしまった。

「んぉっ!? は、ほぉぉんっ……!」
「はひっ、んひぃんっ! あ、あぁー……っ!」

男根をねじ込まれたい。雌の欲望に支配されていた穴に、男根を模した極太のバイブが埋められていく。
本物には無い醜悪なイボ達に腸壁を抉られ、本物とは全く違う無機質な感触に胸の内で不満を膨らませながらも、青年達はこんな偽物にも快楽を覚えてしまう自分の情けなさにまた興奮を高め、これから始まる責め苦に抑えきれぬ期待を寄せてバイブをきつく締め上げつつ男根をビクビクと脈打たせている。
何をされても、悦びに変換する。どんな意地悪をしても、淫らな至福に結び付ける。そんな可愛い淫乱ペット達の尻穴に二本のバイブを押し込み終えた主の男は優しくも残酷に表情を微笑ませつつ、左右の親指でバイブのスイッチをオンにした。
途端、耳障りな駆動音を立てて主の手に握られたバイブが二人の体内で首を振り暴れ始める。無数のイボに柔らかな肉を掻き毟られ出した青年達はあっという間についさっきまで抱えていた不満を淫猥に塗り潰され、二人仲良く喘ぎながらイき狂い始めた。

「あぁんっ、んぁぁんっ! ご主人ひゃま、イぐぅぅ! じゅっと焦らし合ってたかりゃ、イくの耐えられないれひゅぅぅっ!」
「あっあ、ひぐ、イぎゅぅぅ! ずっとイぐっ! イぐイぎゅぅっ! ごひゅじんしゃまっ、イっじゃいまじゅぅぅぅっ!!」

肛虐を嬉しがり、男根を萎えさせる暇も無い断続的な射精にくねくねと踊る青年ペット達を愉しみながら、主は左右の手に握ったバイブを不規則に動かして快楽を上乗せし、舌足らずに鳴き喚く愛しいペット達の痴態の変化を気が済むまで味わい続けていた。
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