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父は売り飛ばすこと無く息子を檻と着ぐるみの中で可愛がる

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今日は学校側の都合で授業が少なく、下校も二時間近く早い物となる。その情報を父に伝え忘れていたなと思いながら少年は帰宅し、帰りの挨拶を行うために父の自室へと足を踏み入れた。
だが、父は部屋にいなかった。代わりに部屋にあったのは、少年が今の今まで知らなかった空間に続く道。壁際の本棚の裏に隠されていた、地下に通じる下り階段だ。

「何これ……隠し、階段……?」

訝しみと、警戒。そして好奇心を募らせながら、少年は父が開けっぱなしにしていた隠し階段を下っていく。
軽い足音を立て、無意識に期待で胸を躍らせつつ、階段を下りきった先に見える扉に向かって少年は歩いて行く。
そうして長い階段を下りきった少年は右手でドアノブを握り、重く分厚い金属製の扉を力任せに引いて開け、直後に後悔と恐怖を抱いた。何故なら、少年が扉を開けると同時に地下室の中から溢れ出た音は、一瞬で異常を知らせる甘くくぐもった悲鳴達だったからだ。

「んみゅぅぅぅぅっ! んぐっ、ふぎゅぅぅぅんっ!」
「んもっ、むぅぅ! ふぅっ、あぅぅぅぅっ!!」
「っ!? 何だ? この部屋で、何が……?」

苦しげで、でも心地良さげな絶叫達がうるさいくらいに部屋の中から聞こえてくる。それを耳にした少年はほんの少しだけ扉を開けた状態で固まり、当然の疑問を呟く。
ここで何かが行われている。普通ではない何かが行われている。これ以上知ったらきっと戻れない。引き返すなら今の内だ。少年の本能が危険を必死で訴えかける。しかし、状況を把握したいという思いは本能を押し込めて少年の身体を動かし、扉を更に大きく開けさせ、少年を部屋の中に立ち入らせてしまった。
欲望に負け、父が隠していた秘密の地下室に入った少年。そんな少年の目の前に、異常な音の正体が明らかとなる。それは、少年の父に捕らわれ、無慈悲な拘束と恥辱を施された少年と同じ年頃の少年達。裸体をすっぽりと包み込む動物を模した着ぐるみ型の拘束スーツを与えられ、両手両足を窮屈に折り畳まされた肉体を小さな檻へと閉じ込められた状態で着ぐるみに内蔵された淫らな責め具による快楽に為す術無くよがり狂い絶頂を繰り返し強いられている哀れな少年達だった。

「んぐっ、あぐ、ふぐぅぅんっ!」
「む、ふむぅぅ! んぐ、もぉっ! あもぉぉぉっ!!」

あどけない表情をした動物のマスクを被せられ厚い綿で目を、マスク内部に突き出た棒によって口を塞がれた頭部を振り乱しながら、少年達が伸ばすことを禁じられた手足をガクガクと痙攣させ苦悶の鳴き声を絶えず上げている。
着ぐるみの乳首部分と男根部分に仕込まれたパッドが生み出す震動による快感と、着ぐるみの尻尾と繋がっている尻穴を埋め尽くすバイブの首振りが腸壁に叩き込む快感に屈して何度も何度も絶頂に至り、狭い檻の中で自由を奪われた肉体を痛々しくのたうち回らせている。

「嘘、だろ……父さんが、こんな……?」

全ての檻から聞こえる声が不明瞭ながらも人間の物だと認識出来たことで、また部屋に漂う着ぐるみから染み出した淫猥な体液の香りを嗅いだことで、少年は今自分がいる地下室がどんな目的で使用されていたのかを理解し心の底から戦慄した。同時に、これまで何の疑いも無く生活していた家の地下でこんな非道なことが父の手で行われていたと知り、少年は怖気に全身を震わせた。
そんな少年の背後に、地下室へと戻ってきた父が立つ。勝手に秘密の場所へと入った息子に対して、父がいつも通りの穏やかな口調で咎める言葉を放つ。

「○○、駄目じゃないか。ここは父さんの仕事場なんだから、勝手に入っちゃいけないよ。こんな悪い子には、父さんがたっぷりとお仕置きをしてあげようね」
「ひっ!? 父さん、やめっ……んぅ! むぐぅぅぅぅっ!!」
「さぁ、眠りなさい、○○。これから毎日父さんがいっぱいお仕置きをして、いっぱい可愛がってあげるから……何も怖がらずに眠りなさい、○○」
「ふ、むぅっ! んも、むぐぅんっ……!!」

体格で勝る父に抑え込まれ、口にあてがわれた布を濡らす薬品を為す術無く吸入させられて意識を失っていく少年を眺めながら、父である男は最愛の息子を手籠めに出来る口実を得たことを悦ぶ狂気の笑みに顔を歪ませていた。



少年が父に捕らわれてから、数日。今日も少年は秘密の地下室で父に可愛がられ、甘い悦びによがり鳴かされている。
他の少年達のように淫らな商品として売り飛ばされることは無く、他の少年達と違って狭い檻ではなく床に柔らかなクッションを敷いた大きな檻を与えられ、他の少年達とは違い目の部分と男根から尻穴にかけての部分の布がくり抜かれた拘束着ぐるみを身に着けさせられ機械ではなく父自身の手で注がれる快楽を中心にした淫猥な責め苦で弄ばれながら少年は今日も、どこにも逃げられないまま父の手で淫らに飼育されている。

「○○、またイきそうだね。我慢せずに、好きなだけイきなさい。父さんのおチ○チンでお尻の穴を掻き回されながら父さんの手でこの可愛いおチ○チンをシコシコ苛められて、何回でも何十回でもイきまくりなさい。○○」
「んー! んぐっ、ふぐぅぅぅ! おむっ、も、ふぶぅぅぅぅっ!!」

イきたくないのに、父の男根で尻穴を蹂躙されイかされてしまう。嫌だと心から思っているはずなのに、身体は父の手で淫蕩に愛され飼い慣らされている事実に幸福感を募らせ、腸内の父を熱烈に締め上げながら父の手の中で欲望を弾けさせ、自覚出来るくらいに目をとろんと蕩つかせてしまう。
抵抗を奪われ、拒絶を不可能にされ、的確で甘い責めを丹念に加えられ続ける少年はもう、心と身体を堕とされるしかない。父を支配者として認め、服従と隷属を誓う淫らなペットに作り変えられるしかないのだ。

「んもぉぉぉんっ! んぎゅぅっ! ふぐぅぅぅぅ!!」
「ふふっ、イったね。可愛い鳴き声だよ、○○。エッチで可愛い声を聞かせてくれた良い子の○○にご褒美をあげよう。父さんの精液を、奥にびゅるびゅる流し込んであげようね……」
「んふっ! あぶぅぅぅ……!」

助けて。胸の内で呟かれる悲痛な言葉とは裏腹に少年の身体はもうすぐやってくる種付けを嬉しがり、早く早くとせがむように腸内の肉を蠢かせて父の男根を揉み込み、射精を促していた。



父によって快楽の淵へと追いやられる少年と、意志を持たぬ機械達の責めで断続的な絶頂へと上り詰めさせられる少年達は誰にも知られぬまま今日もこれまで積み上げてきた物全てを淫蕩に塗り潰され、肉欲のみを求めるはしたない存在となるよう心と着ぐるみ入りの身体を容赦無く躾け直されていくのだった。
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