残忍な印は口と下腹部で淡く輝く

五月雨時雨

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残忍な印は口と下腹部で淡く輝く

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雄々しく鍛え上げられた肉厚な裸体に容赦無く巻き付けられた縄の拘束を耳障りに軋ませながら、虎獣人の男が甘い苦悶に歪んだ唸りを絶えず放ち続けている。筋肉に覆われた自慢の肉体に幾ら力を込めても左右の手首同士と二の腕同士を背中で括り足首とすねと太ももを一まとめにする強化魔法を施された縄達はビクともしないというのに、虎の男は自身が投獄された石造りの牢屋内に縄の音とくぐもった声を響かせながら床の上で必死にのたうち回り縛めからの脱出を試み続けている。
手足の爪を用いても傷一つ付かない魔術仕込みの縄拘束の後に加えられた魔術仕込みの非道から逃れたい一心で、虎は無意味と知りつつも身悶えを休み無く繰り返しているのだ。

「んぉっ、むおぉ! あむぉぉぉんっ!!」

縄と同様に強化を与えられた布に口内を埋め尽くされ、その布を吐き出せないよう口に蓋をされ、更にその上から鼻と口を覆う白布を緩み無く装着された虎は、言葉を封じる布に牙を立てて情けなく鳴き喚き痛々しく見開いた目から大粒の涙を零しながら、諦め悪く試行錯誤を積み重ねる。
非道の現場である三重の猿轡と丸出しにさせられた男根の近くである下腹部に恐怖と苦悶に満ちた眼差しを寄せながら、虎は切羽詰まった悲鳴を発し自由を残された縞柄の尾を裸体の痙攣に合わせて強ばらせつつ、断続的に襲い来る責め苦からの逃走を追い求めている。
だがやはり、虎を制する厳重な拘束達は何一つとして外れない。鋭利な爪を這わせてもそれをやすやすと弾き、仮に緩みが発生したとしても自動でそれを修正する状態記憶の魔法を虎に告げること無くもたらされた縄と猿轡は、悶絶する虎の努力をせせら笑うように全く同じ状態を保つだけだ。
一切の足掻きを無にされた虎はもう、自分を捕らえ牢屋に置き去りにした者達の意に沿って壊されるしか無い。逞しき裸体をもってしても覆せぬ不利へと追い込まれ無慈悲な拷問と共に牢屋へと閉じ込められた無様な虎はもはや、重厚な金属扉に向かって誰の耳にも届かぬ誇りを捨てた哀願をうーうーと叫びながら屈服へと突き落とされるしか無い。
呼吸の度に発情を強要する催淫の魔術の印が刻まれた白布の猿轡と、下腹部に直接記された精液の枯渇を無縁にさせ望まぬ悦楽を無から暴力的なまでに生み出す魔術の印。その二種の冷酷な印から自力ではどうやっても離れられなくされた惨めな虎は、常に絶頂目掛けて自分を追い詰めていく淫獄によがり狂わされながら、自分をこの状況に放置した醜悪な者達の計画に合わせて心身を高値で売れる淫乱な虎の雄奴隷に相応しい物へと為す術無く書き換えられていくしか無いのだ。

「んふっ、むふっ、むぎゅぅぅ! あみゅぅぅぅぅーっ!!」

萎えることもままならない男根から最初の頃と変わりない濃い精液を放出させられながら、呼吸を抑えようと意識することさえも不可能になった口で一層の発情を促す猿轡越しの空気を貪る虎。己が分泌した汗と精液に塗れた裸体をにちゅにちゅと鳴らしつつ生物とは思えない勢いでの痙攣を行い、そんな痙攣の最中にまた徒労以外の何物でもない拘束との格闘を再開する滑稽な虎。
そのただ堕ちるまでイくだけの存在となった虎の男を作り出した残忍な者達が与えた魔術の印達は、理性を砕かれつつイきまくらされる虎の不明瞭な懇願を聞き流しながら創造主の命に従って淡い桃色に輝き、口を起点にしての発情と下腹部を起点にしての悦楽地獄を淡々と加速させていくのだった。
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