男達は無慈悲な部屋の中で仲良く並んで腰掛けさせられる

五月雨時雨

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男達は無慈悲な部屋の中で仲良く並んで腰掛けさせられる

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口内を埋め尽くす布と、その布を吐き出せないように蓋の役割を果たしている黒色の粘着テープ越しにくぐもった唸りを発しながら、男達が自分を好き勝手に扱う敵の悪意から逃れようと裸体を必死でもがかせている。無防備に露出させられた乳首を情けなくぷるぷると揺らし、丸出しにさせられた男根をみっともなく上下左右に振り乱しながら、三人の男が意に染まぬ不自然な移動と危機からの脱出を求めてなりふり構わずに試行錯誤を繰り返している。
しかし、幾ら暴れようとも三人が置かれた立場は変わらない。犯罪組織の罠に嵌まり一網打尽にされた無様な捜査員の男達は誰一人として裸体に着せられた縄の衣服からは抜け出せず、左右を密着させられた足で強要される惨めに飛び跳ねながらの前進からも離れられない。
塞がれた口で焦りを乗せた唸りを上げながらもがいても、二の腕と胴体を繋ぎ左右の手首を背中で縛る縄は解けない。ぴょんぴょんと跳躍をさせられながら諦め悪く身悶えても、捜査員達は左右の足の足首から太ももの部分までを数カ所に渡って厳重に括る縄を緩ませることさえ出来ない。
手も足も出せず、言葉を放つことも認められず、仲間と協力して拘束と格闘することもままならない哀れな捜査員達はもう、憎い犯罪組織の構成員達の思い通りに抗えぬ裸体を扱われるしか無い。屈辱に満ちた不自由な移動の果てに存在した小部屋に為す術無く押し込まれた捜査員達は、壁の下部がせり出しているような形で設けられた腰掛けに三人並んで座らされ、腰掛け部分と背にした壁に取り付けられた短い鎖の先にある黒革製の枷を首と足首に装着され、仲良く一列に腰を下ろした格好へと、立ち上がることさえも叶わない姿へと、悪の意のままに追いやられるしか無いのだ。

「んーぅっ! んぐ……むぶぅぅ!」
「こら、足動かすな。枷が巻けねーだろ?」
「んむぅ! ふぐ、うぶぅ!」
「いい加減諦めろよ、捜査員さん。今更頑張っても無駄なんだから、大人しく首枷巻かれてな」
「むぐっ、んぐぅ! ふぶぅぅ!!」
「うんうん、良好良好。これでもう、捜査員さん達は嫌でも座りっぱなしだ。乳首もチ○コも隠せないまま、三人一緒に座りっぱなしになった気分はどうだ? ん?」

抵抗虚しく縄の上から足首に拘束を足され、まるでペット扱いするかのように首に枷をもたらされた捜査員達が、これ以上無い屈辱と己に対する不甲斐無さを抱きつつ一層激しく裸体をよじらせ始める。部屋の扉はおろか目の前で自分達を笑って見下ろしている悪人達に飛び掛かることも出来ず、怒りを乗せた言葉を何一つとして紡げなくされた口で意味の無い声を放ちながら、三人の捜査員は自分の縄拘束だけでなくすぐ隣にいる仲間の縄拘束に触れることも出来ない指を動かしつつ恥部を剥き出しにさせられた裸体をくねくねと滑稽に悶えさせる。
その最高に愉快な光景を一方的な嘲りの言葉を浴びせつつ堪能した悪人達は、最後に捜査員達の縄と枷に不備が無いことを念入りに確認すると、三人に醜悪な笑みを寄せ歪んだ至福をたっぷりと込めた冷酷な宣言を口にしながら、部屋を後にした。

「それじゃ捜査員さん、今日からここでいっぱい苦しんで、精々俺達構成員を愉しませてくれよ?」
「今は人が少ない時間だけど多い時は数え切れないくらいに部屋の前を通るから、一生懸命鳴き叫んで悶え苦しむんだよ?」
「んじゃ、さいなら。次会う時に期待してるぜ、捜査員さん達」

部屋を出た悪人達が、強化ガラスで作られた扉を閉じる。言葉が示す物が何か分からずとも残忍な展開が訪れることだけは理解させられた捜査員達が一様に戦慄と焦燥の表情を浮かべている様をガラス扉越しに堪能した悪人達は、あらかじめ支給されていた数本の鍵を分担して扉に差し込み、ほぼ同時にその全てを右に向けて回した。
途端、扉の完全な施錠を認識した小部屋内に仕込まれている機構が、逃げ場を失った捜査員達に無慈悲な責め苦を叩き込み出す。部屋の天井や壁に設置された無数の小さな穴からじわじわと染み出す媚薬混じりの空気が、ゆっくりと狭い空間中に充満していく。

「よし、問題無しだな」
「改めて、バイバイ。またいつか会おうなー、捜査員さん達」
「んぐぅぅ! ぶふっ、むぅぅんっ!」
「うぅ……んむぅぅ! ふっ、ぐふぅぅ!」
「んーっ!! んぅ、むぐっ! ふぐぅぅぅぅーっ!!」

後十分も経てば、唯一の呼吸孔にされた鼻から絶えず媚薬入りの空気を吸入させられる発情地獄がやって来る。湧き上がる淫欲に耐えきれずに膨張した乳首と男根を視姦されながら、自力では慰められぬ渇望に苛まれる三者三様の悶絶を部屋の前に足を運んだ悪人達に鑑賞される辱めが襲ってくる。
その事実を知る由も無いまま縄と枷と鎖をけたたましく鳴らしている三人を最後に少し眺めた悪人達は、次来た時に見られるであろう全く違う理由で拘束を鳴らし裸体をくねらせている捜査員達に期待を膨らませながら、引き抜いた鍵を返却の為一つにまとめつつ媚薬に支配されていく部屋の前を立ち去っていくのだった。
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