刑事は恋人を想いながら淫らな椅子に壊される

五月雨時雨

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刑事は恋人を想いながら淫らな椅子に壊される

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「はぁ……っ、うぁ……く、ふうぅ」

縄を使って二の腕を胸部へと括り付けられ、背中で重ねさせられた手首をきつく縛られ、地下室の壁際を通る太いパイプと首を繋がれてしまった刑事の男が荒く乱れた呼吸を繰り返しながら自由を奪われ座ることすらも禁じられた裸体をくねらせて拘束からの脱出を試みている。
上半身に与えられた縄に力を込め、足を動かして首とパイプを結ぶ縄を引き、刑事は自由を取り戻すために必死で足掻く。しかし、刑事が幾ら努力しても頑丈な縄はビクともしない。刑事の上半身を縛る縄はギチギチと軋む音を立てながら二の腕と手首に食い込んで無駄な行動を諦め悪く繰り返す刑事に罰を与えるかのように痛みを味わわせ、首とパイプを結合する縄は刑事の逃れたい意思を嘲笑うかのようにビンと張るのみだ。
どうやっても、自力ではここから脱出出来ない。もがけばもがくほどそれを思い知らされる刑事に残された選択肢は、ただ一つだけ。それは、自分を捕らえた男達が施していった無慈悲な責め苦に為す術無く嬲られること。身動きを封じられ、移動を制限された哀れな刑事の男は憎い男達の手で尻穴に流し込まれた媚薬が生み出す強烈な疼きに苛まれ、望まぬ発情に苦悶させられることだけしか出来はしないのだ。

「はぁ、うぁ、く、ふぅ……ん、いぃっ……!」

脳から下半身に命令を送って抑えようとしても、媚薬の効果で無理矢理に発情状態へと追いやられた尻穴は腸液を垂れ流しながらの淫らな収縮を抑えられず、刑事の男根は限界まで張り詰めたまま萎えることも叶わずに透明な蜜を休み無くとぷとぷと零している。
嫌だと思う心とは裏腹に媚薬で淫欲を肥大させられた身体は淫猥な体液の分泌を制御したくても出来ない。足を伝って床に滴り落ちた体液は刑事の足下にはしたない水溜まりを作り、その水溜まりは時間が経てば経つほど淫臭を濃くしながら少しずつ少しずつ広がり続けてしまう。
視線を落とせば視界に入り裸足に絶えず触れる液体。そして、嗅覚で感じさせられる淫らな香り。それらが生み出す恥辱に心を追い詰められ、縄が食い込む度に改めて実感させられる捕らえられた事実に誇りを痛め付けられる状況に置き去りにされた刑事は、もはや縄と格闘する気力すら満足に紡げない。
だが、刑事は自我と理性を強く保ち、淫欲に屈したいという破滅の願望をはね除けている。その証拠に、刑事は地下室へと戻ってきた男達に対して鋭い反抗の視線を向けている。その視線は男の一人に顎を緩く掴まれ、別の男に膨張した男根を指先で弄ばれながら無慈悲な問いかけを浴びせられても決して崩れず、刑事は笑いながら尋ねた男達に対して甘く蕩けていながらも芯の通った声ではっきりと拒絶を示した。

「刑事さん、ケツ穴の具合はどうだい? そろそろ、俺達のチ○ポが欲しくなってるんじゃねーか? ケツ穴にチ○ポ突っ込んで掻き回してくださいって言えば望み通りにしてやるぜ? ん?」
「黙れ……っ! 何を、しても、んく、ひぁっ……そんな、ことなんて、いわな、あっ、うぁぁぁっ!」

渇きに渇かされていた身体に男根を刺激する甘い悦びを注がれる刑事は、喘ぎつつも虚勢ではない本心からの拒絶を口にした。
長時間放置したのに、陥落には至っていなかった気丈な刑事。その刑事の様子を見た男達はお互いに顔を見合わせ、笑みの非道さを強めると次の言葉を放った。刑事が陥落していなかった時のために用意しておいた、最高の絶望を叩き込む下ごしらえの役割を果たす言葉だ。

「やっぱり、そうだよな。刑事さんほどのまっすぐな人間だったら、大好きな恋人のチ○ポ以外は浮気になるから入れたくなんてないよなぁ」
「……な……っ!?」

仲間にすら明かしていない愛しい男の存在を指摘され、刑事は驚愕に表情を歪めた。
その表情を堪能し、頷く男達は刑事の顎と男根に触れている二人を残して一人また一人と刑事から離れていき、刑事の視界にずっと入っていた黒い布が被せられた物体へと歩み寄る。

「そんな刑事さんの為に、こういう物を準備しておいてやったよ。これなら、浮気にはならないだろ?」
「その上、恋人と違って何時間でも動き続けてくれるから、浮気したくなくて媚薬で淫乱になってる今の刑事さんにはこれ以上無くぴったりだぜ」

嬉々として言いながら、男達は布を掴んでゆっくりと剥ぎ取った。そうして現れたのは一脚の木製椅子。脚を地下室の床へと固定され、座面に醜悪な物が、男根をかたどった極太の張型が取り付けられている異常な椅子だ。
イボを数え切れないくらいに生やした張型を見せられ、その張型が椅子という物体の座面にあてがわれている光景を突き付けられた刑事は、一瞬で男達の思惑を把握させられた。

「さ、ずっと立ったままで疲れただろ? 好きなだけ気持ち良くなれる素敵な椅子に座らせてやるよ」
「や、やめろ! 嫌だ! やめでっ、くれぇぇっ!!」

首とパイプを結んでいた縄を手早く解かれた刑事は、顎と男根から手を離した二人の男の手で床と一体化した椅子の方へと運ばれていく。
怯えと恐怖に支配された悲痛な叫びを放ちながら暴れても、腕を縛られ発情で憔悴させられた裸体では男達の手には逆らえない。刑事は抵抗虚しく椅子の上に立たされ、悪あがきの意味を込めて恥を捨てて振っていた腰を掴まれ、尻肉を左右に広げさせられながら椅子に座らされてしまった。当然、それは媚薬で解れきった尻穴を張型で下から貫かれながらの着席だ。

「おほぉぉぉっ!? あぇ! はひゅぅぅっ!!」

過敏になった腸内を一息に奥まで満たされる衝撃に、刑事は目を剥きながら絶叫し射精を迎えてしまった。
だらしなく舌を突き出し、裸体を小刻みに痙攣させ、開ききった足の間で男根から精液を勢いよく撒き散らす無様な刑事。そんな刑事が放心しているのを良いことに、男達は刑事の裸体に新たな縄を結わえ刑事と椅子を厳重に繋いでいく。
上半身を背もたれに括り付けられ、左右の足を椅子の脚へときつく縛り付けられ、刑事は椅子から立ち上がることも不可能にされた。その事実を未だ把握出来ない刑事は、絶頂の余韻にうねる腸内で張型をしゃぶっている。そんな刑事に向かって、男達は愉快の感情に満ちた残忍な笑みを浮かべながら別れの挨拶を行う。刑事を淫獄に置き去りにすることを宣言する、無慈悲な別れの挨拶だ。

「刑事さん、それじゃまた明日な」
「俺達はもう寝るからよ。恋人に操を立てる健気な刑事さんの為に用意したその椅子、一晩中たっぷり愉しんでてくれよな」
「んぉぉぉぉーっ!? はぎ! ひゃへぇぇぇぇっ!!」

何の躊躇いも無く起動させられた張型にまだ絶頂の余韻が抜けきっていない腸内を乱暴にほじくり回された刑事は、地下室中に響く淫らな悲鳴を放ちながらあっという間にイきっぱなしの状態に陥った。
地下室を立ち去ろうとする男達になりふり構わない哀願を飛ばす余裕も無い刑事は断続的に襲い来る絶頂の波に思考を揉みくちゃにされ、椅子の上で肉体を悲痛に悶え狂わせながら、わずかに残された理性が擦り潰されるまで恋人の名を心で呼び、届きはしない助けてを虚しく叫び続けていた。
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