快楽を求め男は従順な奉仕に耽る

五月雨時雨

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快楽を求め男は従順な奉仕に耽る

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左右の二の腕を胴体へと結わえ付ける縄を与えられ、背中で交差させた手首をきつく一つにまとめる縄を施された男の腕は、自由を大きく取り上げられ縄との格闘を試みることすらもままならない状態に追いやられてしまっている。右の足首を左の膝近くへと括り付けられ、左の足首を右の膝付近へと結合された男の足は、あぐらのような形から離れたくても離れられない。足を縛める縄に後から付け足された縄を首へと巻き付けられた男の裸体は、絶え間無くありとあらゆる骨が軋む不自然な体勢を強いられた事実から逃れることさえも許されない。
だが、意に染まぬ姿を強要された苦悶など、今の男にとっては大した地獄では無い。身体の内側を緩やかに嬲る痛みの責めは、真の苦悶を紛らわす力すら有していないおまけ程度の拷問でしか無い。
勝手な行動を許したら、許可無き自慰に耽るから。屈辱に満ちた理由で施された縄の拘束によって身動きを封じられている無様な男は、自分を捕らえ長期間に及ぶ調教を用いて淫猥に育て上げた非道な男に対する憎しみすらも思い出せぬまま、自らの手で鎮めることも不可能にされた疼きともどかしさという生殺しに為す術無く狂わされ縄と汗に塗れた裸体を惨めに震わせるだけの、滑稽極まりない淫乱でしかないのだ。

「あっ、んぁっ、はあぁっ……もっ、もぉやらぁ……おっぱい、ひんこ、さわりだいぃ……おひり、ほじって、ほひぃのおぉ……っ!!」

痛々しく見開かれた目から大粒の涙を零しつつ、男は引き結ぶ力も失った口から唾液と共に誇りを欠片も感じさせぬおねだりの言葉を休み無く紡ぐ。
触れたくても触れられないビンと尖りきった乳首と男根を涙に潤んだ視界で虚しく眺めながら、腰を無様に前後させて尻穴近くの肉を床との摩擦で刺激し湧き上がる欲望を涙ぐましく誤魔化しながら、男は無限に蓄積していく淫欲に殴り付けられる理性を必死になってた持ち続けている。
そうして、欲望を延々と肥大化させられる苦しみに放置される時間がどれくらい続いた頃だろう。男の思考が限界近くまで追い詰められ、肉体が縄に拘束されているとは思えない程の痙攣を行うようになった頃、男が一人きりで置き去りにされていた地下室の扉が開いた。
それは、男を捕獲し、自分好みに躾け、想定以上の淫猥さを有する生物に変わり果てた男に快楽を追い求める動きを禁止する縄を着せて去って行った残忍な男だ。己の内から生成される渇望に打ちのめされた男にとっては、骨の髄まで服従の感情を植え付けられた男にとっては、待ち望んだ快楽をもたらしてくれる愛しき主の男だ。

「あっ、あぁぁ……っ! ごしゅ、じん、ひゃまぁ……おにぇがい、しまひゅ……おっぱいいじめへ、ひんこさわっひぇ、おひり、いつもみらいにぃ……じゅぼじゅぼ、じゅぼじゅぼしてくらひゃいぃ……っ!!」

自分の前に立った主を嬉しそうに見上げながら、男は縄に許された範囲で裸体をくねらせ快感を欲しがっている場所を可能な限りに主張しつつ、蕩けきった声でも刺激をねだる。かつて見せていた反抗の面影を一切伺わせぬ態度で至福を希求し、甘い仕打ちを請う。
しかし、無慈悲な主は求められた責めをそう簡単にはもたらさない。うっかり躾けすぎた肉奴隷が人としての尊厳すらもかなぐり捨てた懇願を寄せる様を嘲笑いながら堪能する飼い主は、可愛く惨めな淫乱の眼前に言葉を用いた命令の代わりとして男根を突き付けた。
その行動の意味を男が疲弊した脳でも瞬時に理解し実行に移すことを分かり切った上で、飼い主の男はズボンから取り出した太く硬く逞しい己の男根を、自分に隷属を誓う奴隷の口元に差し出してやったのだ。
その結果は言うまでも無いだろう。ご主人様のおち○ぽ様にご奉仕すれば、気持ち良くして貰える。そう判断した男は、地下室に帰ってきてから何一つとして言葉を発していない主の思惑を全て汲み取り、快感を手に入れたい一心で口を用いた奉仕を熱烈に加え始めたのだ。

「んっ、んちゅ、はぷっ、んむうぅ!」

窄めた唇で男根を絞め上げ、頭部を前後に往復させて摩擦の刺激を注ぐ。同時に舌を教えられた通り巧みに動かし、男根全体を丹念に舐め回あう。それらの動きを期待に満ちた目で自分を見つつ行う従順な肉奴隷に充足の笑みを返しながら、飼い主の男は縄を鳴らし張り詰めた乳首と男根を間抜けに踊らせつつ上手に男根へ奉仕する男の汗ばんだ頭を撫でで追い打ちの至福を抱かせ、口と舌で男根に尽くす奴隷の動きをより激しく献身的な物へと引き上げさせていくのだった。
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