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雄々しき裸体達は自らの道具で無様に縛められる

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鋭い爪を持つ者であろうとも貫くことの叶わない分厚い黒革を用いて手足を囲い、その上で手首と足首の部分に用意された黒革のベルト同士を結合することで四肢の自由を奪う拘束具の威力を実感しながら、狼獣人の男は屈辱に苛まれつつそれらを自力で脱げないようにさせる鍵を施した。
自分よりも雄々しく逞しい肉体を持っている先輩ですら、この拘束は振り払えない。ベルトを調整することでありとあらゆる獣人に対応出来る。そんな機構を有した枷によって閉じきった状態に固定された口からくぐもった唸りを発しつつ暴れたとしても、先輩である虎獣人の男は丸出しにさせられた男根を間抜けに振り乱し太くしなやかな縞柄の尾を悔しげに震わせることしか出来ない。
絶望の事実を思い知らせる光景から目を逸らすように敵達の方に顔を向けた狼は、自分達の不利を悟った屈服の態度に隠しきれぬ怒りと苛立ちを滲ませつつ問いを紡いだ。

「言われた通り、○○さんを拘束したぞ。次は……俺に何をさせる気だ?」

狼の質問に対し、悪を束ねる兎獣人の男は即座に返事を行わない。自分達が仕掛けた罠にまんまと嵌まり、銃口を用いた包囲によって抵抗を不可能にされた狼が自身に支給された悪を捕縛する為の道具を使って敬愛する先輩の虎を手も足も言葉も出せない姿へと変えさせられた事実を醜悪な笑みを浮かべて無言で噛み締めた兎は、焦れた狼が次の問いを口にするよりも先に右手を挙げて部下に合図を出し、今度は狼に縛めを加え始めた。

「っ!? 何を……!?」
「おっと、良い子にしてろよ? でないとどうなっても知らないぜ?」
「今自分達が銃口を向けられてるってこと、まさか忘れた訳じゃ無いよなぁ?」
「っ、くうぅ……!」

当然、忘れる訳が無い。何処に視線を向けても拳銃を構えた敵が目に入る状況で忘れられるはずも無い。
反射的に行おうとした拒絶の動きを悪の言葉に却下された狼は、虎の裸体に拘束を嵌めていた時からすでに全裸を強いられていた肉体に次々と縛めを、虎が所持していた拘束具を使っての縛めを着せられていく。

「へへっ、便利な道具だねぇ。使われる側になるのは想定してなかっただろうけど、よく似合ってるじゃねーか」
「おっと、睨んじゃ駄目だぜ? 俺達の機嫌を損ねたら……分かるよな?」
「うぐっ、むぐうぅ……っ!」

先輩と同じように左右の腕を背中側で封じられ、左右の足を隙間無く密着させられた狼が示す無自覚な反抗すらも禁じながら、悪の男達はそれぞれに形の違う口を歪めつつ無様な格好を白々しく褒める。
すぐ近くでどうすることも出来ずに身を震わせている虎の姿も嘲笑いながら、狼の裸体を完全に支配下へと置いた悪達は銃を握ったまま愉悦の表情を浮かべている仲間達を見渡しつつ、直属の上司である兎の男に目で伺いを立てる。
その視線を受け取りながら、兎は口角を更に吊り上げつつ悪の策に堕ち自分達の所持品であった拘束具を仲良く惨めに装着された虎と狼に歩み寄っていく。
口枷を与えられた顔を戦慄に染める二人を嘲笑い、思い通りに動かせぬ足で逃れようとする動きを部下達の手であっさりと制されながら距離を詰める自分の方へと並んで正面を向けさせられた間抜けな虎と狼を堪能しつつ、残忍な兎は上着の左右のポケットから取り出した小さな器具をただ嬲られ弄ばれるだけの存在と化した正義達に見せ付けた。

「んぐぅぅぅっ!? んもっ、ぶぐぅぅっ!!」
「ふぅ、むぶうぅ! んもぉぉぉーっ!?」
「おや、その反応を見るにこれが何かを知っているようですねぇ。なら、次は知識だけじゃなくて体験でもこの装置の力を知って貰いましょうか。私達の本部へと連行する間、嫌というくらいにねぇ……?」

あれを男根に装着されたら、意に染まぬ発情を無理矢理に掻き立てられてしまう。
今眼前にいる悪の組織に捕らわれた者達と同じように男根を気が狂う程の疼きに襲われ、自らの意思で快楽を欲する淫乱へと堕落させられてしまう。
それまで大人しく逃走の機を伺っていた虎が、絶望と恐怖に鳴き喚きながら身悶える。自身と先輩に加えられようとしている地獄を察しつつも諦めとは無縁な目を保ちながら、狼が脱出を手繰り寄せる為の格闘を試みる。
無論、どんなに頑張っても拘束は外れない。凶暴な悪漢への使用を想定して開発された頑丈な拘束具は、虎と狼が裸体を必死になってよじらせても本来の所有者達を危機に閉じ込めている。
その最高に愉快な見世物を部下達と共に満喫しながら、冷酷な兎は慣れた手付きで虎の男根の根元にリング型の装置を嵌め、狼の男根の根元にも同じリングをあてがい、みっともなく絞り出された竿と睾丸をぷるぷると踊らせつつ慈悲をねだりやめろと要求する正義達を淫獄へと追いやる装置を背後の部下に右手の合図で命じ起動させていくのだった。
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