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狼達は主の逸物を夢中で舐めしゃぶる

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心地良さげに脈打つ肉棒を愛しげに見上げながら、二人の青年が純白と漆黒の尾の揺れで胸の高揚と至福を表わしつつ、自身の顔とほぼ同じ大きさを有する二つの睾丸へと何の躊躇いも無く熱烈に舌を這わせている。眼前で跳ねる凶悪な逸物を陶然と眺め睾丸を夢中で舐め回す青年達の様子を蕩けた瞳で見つめながら、巨大な男根の主である赤肌の鬼にまたがった男は言い付けに従って腰をくねらせ鬼の胸板に自らの男根を押し付けるはしたない自慰と千切れんばかりに振り乱される白銀の尾の下で尻穴がねだるように収縮を繰り返す光景を捧げつつ、大好きな肉棒全体を丹念に舌で味わい甘い刺激を送り込んでいく。
嬉しそうに裸体を動かし、人ならざる者の証である三色の耳と尾を踊らせながら、狼妖怪の男と青年達は鬼の巨躯に奉仕を施している。布団へと仰向けに転がった赤鬼が無防備にさらけ出した男根を中心にして頭部を集結させた狼達は、湧き上がる発情に思考を蕩けさせ鬼の手で快楽を植え付けられた箇所全てを疼かせながら、自身の種族が有する鋭敏な嗅覚で鬼が撒き散らす雄の淫臭を積極的に愉しみ、尖った口から伸ばした長い舌で淫らな幹と袋に悦楽を提供している。
その迷いを伺わせぬ淫猥な様から、狼達の元の姿を想像出来る者は何処にもいないだろう。突然に前触れ無く襲撃を仕掛けてきた赤鬼と果敢に戦った兄弟弟子と、その師匠の面影を淫乱狼達から見出せる者などこの世には存在しないだろう。
自分達のみならず師匠までもを打ち倒し、三人まとめて手籠めにした憎い赤鬼への怒りを募らせていた青年狼達はもう、欠片も残っていない。己の未熟さ故に弟子達を逃がすことさえも叶わなかった事実に矜持を切り付けられながら、自分を師と仰ぎ慕っていた修行熱心な二人の青年狼と共に雄の尊厳を砕かれる屈辱に憎しみを膨らませていた狼の男はもはや、跡形も無くすり潰された。
赤鬼が注ぐ巧みで甘ったるい淫蕩な愉悦に調伏された三人の狼は、武と技の極みを追い求めていた心と身体で雌の幸福と快感を追い求める淫獣へと堕落させられた。反抗を忘れ、怒りと憎しみを掻き消され、食事や睡眠が原則必要無い妖怪の身であるが故に肉欲を常に追求する淫ら極まりない存在へと貶められた狼達は今日も、禁欲的な鍛錬の場として用いていた洞穴の奥で絶対的な飼い主となった赤鬼からの褒美を欲して、汗ばんだ体毛を一層情けなく火照らせている裸体を一生懸命に動かしていた。

「んむっ、ぷあぁ。ごひゅじんひゃま。ご主人、しゃまぁ……」
「んっ、んんっ……ごしゅじんしゃまのたまたま、おいひぃ、ひゅきぃ……」

隙あらば牙を突き立てようとしていた口からうっとりと言葉を発し、鼻を睾丸に埋め込む勢いで押し付け淫臭を取り込みながら睾丸をねぶる青年狼達。

「あぁ、ご主人様ぁ……ご主人様の、蜜ぅ……もっと、もっろくだひゃいぃ……この浅ましい狼共にぃ……」

自らを犠牲にして弟子の解放を望む言葉を発していた口で己と弟子達を辱める言葉を零しながら、次々と溢れ出る透明な蜜を舐め取り赤鬼の胸板に擦り付ける男根を数十度目の絶頂へと上り詰めさせつつ、尾を強ばらせ尻穴をパクパクと開閉させる狼の男。
気高く、誇り高く、爛れた生活とは無縁な日々を送っていた自我を削り落とされた三人の狼が全く同じ肉奴隷の立場で見せる滑稽な痴態を独占する赤鬼は、すっかり理性を失った三人を焚き付け焦らせる言葉を嬉々として浴びせ、自分を悦ばせる痴態の勢いを引き上げさせた。

「自分で気持ち良くなってないで、ちゃんとご主人様の方を気持ち良くしろよ? 今日は俺をイかせたらチ○ポを突っ込んでやるとは言ったが、あんまりにもお前らだけが愉しんでるようだったらお仕置きになっちまうぞ? この前みたいに縛って放置して、何日もチ○ポお預けしちまうぞ? 良いのか、ん?」

意地悪な笑い混じりに告げられた仕置きの展開に戦慄した狼達が、赤鬼の男根無しでは生きられなくなった尻穴を気が狂う程の疼きに苛まれるお預けを嫌がって舌の動きを速める。元々の立場を忘れた狼達は、雌の悦びを長期間に渡って没収される恐怖に対して全く同じ怯えの表情を浮かべながら、更なる悦楽に襲われつつもそれに溺れること無く赤く大きい男根を絶頂に導く為の奉仕を全力で注ぎ込んでいく。

「そうそう、その調子だ。やれば出来んじゃねーかよ。ほら二人共もっと行けんだろ、下品な音立てて金玉しゃぶれ。お前も、もっと腰振って俺の胸でチ○コ擦りながらご主人様のチ○コ舐め回せ。俺を早くイかせねーと、三人まとめてお仕置きだぞー?」
「んっ、んむっ、はむ、んうぅ」
「はちゅ、ぷぁ、んふっ、ふうぅっ!」
「あっ、あおぉんっ! はっ、はぁ……んむ、むぁぁぁーんっ!」

追い打ちとして与えられたより惨めな奉仕の指示を受けて、言葉を放つ余裕すらも無い奉仕へと駆り立てられながら、狼達は無様に息を切らしつつ舌で男根中を撫でる姿で赤鬼に歪んだ幸福を抱かせ、妖怪としてだけで無く雄としても自分達より強い飼い主の興奮を際限無く加速させていくのだった。
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