繋がれた男達は為す術無く淫猥に狂わされる

五月雨時雨

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繋がれた男達は為す術無く淫猥に狂わされる

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「や、やめろっ……離せ……っ!」
「ほ、どけ……やめっ、くあぁぁっ……!」

上手く動かせぬ口で無意味と分かりきっているはずの制止を紡ぎながら、男達が迫り来る危機を脱しようと肉体に力を込める。衣服を剥ぎ取られた裸体に縄を施そうとする男達の手から逃れようと、二人は手足に命令を飛ばしこの場から離れようと試みる。
しかし、逃れたい意思とは裏腹に男達の身体は全く命令を受け付けてくれない。罠によって閉じ込められた部屋へと流し込まれた筋肉を弛緩させる効果を有した薬品の気体を吸入させられた二人は、気体が部屋から排出され切ると同時にやって来た男達が加えてくる悪意を拒みたくても拒めない。
文字通り手も足も出せない状態へと追いやられた無様な二人はもはや、醜悪に微笑む男達の思い通りに全裸に剥かれた身体に拘束を与えられるしか無い。一切の抵抗を禁じられた惨めな男達はこれ以上無い悔しさを味わわされながら、肉体の自由を奪う薬品の効果が抜けても決して何処にも逃げられはしない状況へと為す術無く追いやられるしか無いのだ。

「あくっ、うぅぅっ!」
「くっ、うぁぁっ!」

二の腕を胸部に括り付け、背中で密着させた肘から手首までの部分を縛る上半身の縄が生み出す食い込みに二人が呻いても、男達は手をとめない。左右の足首とすね、そして太もも同士を一つにまとめる縄を巻き付けられた二人が痛みを示す声を抑えきれずに漏らしても、無慈悲な男達はその情けない声に笑みの黒さを強めながら足首の縄と腕を縛る縄を繋ぐ縄を新たに結び、二人への苦痛と拘束を嬉々として追加してくる。
何を口にしても無視を貫く男達によって全身を縄で縛り上げられた二人は、あっという間に自力では立ち上がることも出来ない緩い海老反りの格好へと変えられてしまった。腕を暴れさせても縄を緩めることは叶わず、仲間を縛める縄の結び目に触れることもままならない。後ろに向かって折り曲げさせられた足を必死で動かしてみても、二人は床を這っての移動はおろか男達の手で乗せられた黒く分厚いマットの上から下りることさえも出来ない。

「っ、くそっ……くうぅ……!」
「っ……ぐあぁっ、あぐ、うぅぅ……!」

完全に身動きを封じられた裸体をマットの上でわずかに悶えさせながら、屈辱に表情を歪める男達。まだ薬品の効果が残っている口で力無く呻きながら、まだ痺れが大きく残っている肉体を無駄にもがかせる滑稽な男達。そんな無様極まりない姿となった二人を作り出した男達は、愉快な光景を存分に愉しみつつすでに抗いの手段など一つも存在していない縄塗れの二人に、とどめの拘束と苦悶を与え出す。もちろん、二人にそれを拒絶する方法は無い。二人はどうすることも出来ずにお互いを縛る縄同士を結合され、言葉すらも取り上げる非道な白布の猿轡を口に装着されていく。

「やっ、やめっ、んぅ! むぐぅぅ!」
「んぅ、んぐ……ぶぁっ! あむぅぅっ!!」

可能な限りの抗いを行おうとする裸体を数の暴力で抑え込まれながら、二人は素早い動きでもう一人の縄と自分の縄を厳重に結ばれ、マットに仲良くうつ伏せに寝転んだ状態から抜け出せないようにされてしまった。一生懸命に引き結んで逆らっていた口を無理矢理に開かされた二人は、無防備となった口内に固く丸めた布を押し込まれ、その布を吐き出せなくさせる為の布を歯に噛まされ、更にその上から鼻と口をきつく圧迫する白布をしっかりと施されてしまった。

「ふぅ、んむっ、むぶぅっ……!」
「んもっ、もっ、おぅぅっ」

もう自分達は、協力し合っても捕らわれた事実を覆せない。塞がれた口で唸りを上げながら薬効の抜けた裸体をなりふり構わずに足掻かせても、過剰なまでに与えられた縄の拘束を振り払うことは不可能だ。
絶望に打ちひしがれながら、二人は下半分を白に覆われた顔をしかめさせる。みっともなくくねる以外何も行えなくされた己を囲んで観察される辱めに苛まれながら、二人は気落ちした唸りを弱々しく零す。
そうして反抗心が大きく削れた二人の様子を残忍な表情でしばらく堪能した男達は、何処にも移動出来なくなった二つの裸体を乗せたマットを囲む輪を崩して部屋の外へと歩き出しつつ、捕らえた二人に別れを伝えた。

「捜査員さん、そんじゃまた明日ね」
「今日はもう遅いから、明日からたっぷり可愛がってやるよ。俺達が明日の朝ここに戻ってくるまで、二人で仲良く猿轡の媚薬で発情しまくってるんだぞー?」
「むうぅっ!?」
「んー、ぐぅぅっ!?」

捜査員と呼ばれた男達が、驚愕に目を見開く。閉ざされた口で恐怖色の悲鳴を、呼吸の度に嫌でも媚薬を吸わされ発情を強制される無慈悲な仕打ちに、心を凍り付かせる。
その分かりやすい怯えの反応を細めた目で眺め耳で愉しんだ男達は、捜査員達を更に追い詰める言葉を部屋の外から嘲り混じりに発しながら、何の躊躇いも無く部屋の扉をゆっくりと閉じ始めた。

「もし可愛がられるのが嫌なら、二人で頑張って縄から抜け出すんだよ?」
「まぁ無理だろうけど、精々頑張ってね? 明日の朝、いやらしく発情しきった捜査員さん達を可愛がれるのを愉しみにしてるよ-」
「ぐぅぅーっ! んむっ、むおぉんっ!」
「ふー! ふぶぅぅぅっ!」

誇りを捨てて不明瞭に叫ばれる哀願の意思表示は誰にも届くことは無く悲痛な絶叫は扉が閉じられると同時に完全に遮断され、哀れな捜査員達は心と身体の逃げ場を遮られた淫猥な地獄へと二人きりで堕とされ、一晩掛けて甘く惨めに狂わされていくのだった。
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