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跳ねたボールは惨めな運搬で飼い主の元へと転がされる
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赤色をしたボールが、二度、三度と跳ねながら地下室内を移動していく。やがてその速度はじょじょに落ちていき、ボールは地下室の中央付近で完全に停止した。
そんな光景を涙に濡れた瞳で眺めていた男は、屈辱に震えながら四肢を動かしボールとの距離を狭めていく。本当はこんな惨めな行動など取りたくない。拒絶の思いを己の心の内に押し込めながら、男は自分を拉致し地下で飼育している支配者の要望に従った動きを、自由を没収された肉体で選択させられていく。
「んぅ、むぐぅ、ふぶうぅ」
黒革製の拘束具に包み込まれ伸ばすことを禁じられた手足を酷使しながら、男は肘と膝を床に付けた四つん這いの体勢でボールに歩み寄っていく。口に噛まされた黒い棒状の枷に歯を立てながら悔しげに唸り、頭部にあてがわれた黒い犬の耳飾りを不安定な歩行に合わせて上下に揺らめかせながら、男は尻穴にねじ込まれている男根を模した異物から垂れ下がった犬の尻尾飾りを左右に振りつつ、ボールへと接近していく。
その惨め極まりない歩行が何分続いただろう。尻穴を満たす偽の男根に絶えず腸壁を抉られ意に染まぬ勃起を強要されながらの移動を繰り広げさせられつつ正常な状態ならば十秒もかからない場所にあるボールにたっぷりと時間を掛けて近寄った男は、不自由な歩行由来の疲労で呼吸を乱した口から唾液と共に屈辱に歪んだ呻きを零すと、絶対的な存在に君臨した男が命じた通りの方法でボールを主の元へと運び始めた。
ボールに跨がり、膨らんだ男根でその側面を押して転がす。これ以上無く惨めな形で行うボールの運搬を、抵抗の手段を削ぎ落とされた哀れな犬の男はまた、嫌がる心とは裏腹に強いられ始めてしまったのだ。
「んうぅ、あぶうぅ! はぉ、んまおぉ!」
こんなので気持ち良くなりなくないと思っているのに、非道な飼い主の調教に屈し感度を増幅させられた男根はボールを自身でドリブルさせられることへの怒り以上にボールと自身がぶつかり合う衝撃に堪らない悦楽を勝手に覚え、持ち主である男を更なる屈辱へと突き落としていく。
こんな形で悦びを手に入れるなんて異常以外の何物でもない。理性はそう自制を促すのに、憎き男に対しての敗北をとっくに認めている肉体は手足を持ち上げる度に腸壁を掻き毟る偽の男根を熱烈に締め付けながら、男根でボールを押す動きに無自覚な腰振りを交えさせていく。
だが、幾ら至福に狂わされていても男に頂点は訪れない。尻穴を激しく蹂躙されなければ絶頂に至れないよう無慈悲に躾けられた男は、正気を蝕む射精への渇望に陥落することも認められない。
行きよりも長い時間を掛けて帰還した男が潤んだ瞳で残酷な主を見上げつつ誇りを捨てた哀願の眼差しを寄せても無駄で。絶頂を請う男はその屈服の態度を悠然とした微笑みで流されながら、透明な淫蜜に濡れたボールを、淫猥な拷問を生み出す器具と化したボールを、再び主の手で投げられてしまった。
しかも今度は、普通に近付くだけでは先程のように運べない壁際にボールを放られてしまったのだ。
「っぐぅ……!!」
あの位置では、尻肉を向けてボールに近付いても運搬の過程には至れない。睾丸と男根でボールを壁側に押すことは出来ても、主として振る舞う男が待つ方向にボールを転がすことは叶わない。
ボールの運搬に辿り着く為には、ボールの頂点よりも後ろ側に男根を配置させなければならない。手足を封じられた肉体でそれを手に入れるには腕側を支えにして足側を宙に運び、尻穴の器具がより深くに突き刺さることを覚悟の上で壁に尻肉を押し付けながら無防備な股間をボールの上部に着地させるしか無い。
「ふぅ、むふうぅ……!」
何度も経験させられた惨めさを加速させる行動に絶望しつつ、ボールへとまた手足を進めていく男。己の動きで体内を男根型の玩具に圧迫され、自らの下腹部とボールに挟まれた男根を上下から押し潰される地獄に打ちひしがれながら、誰にも届かぬ助けての願いを込めた悲鳴を漏らしつつ主に背後を向けて歩いていく男。
その最高に愉快な男を無言で鑑賞しながら、残忍な所有者の男は自分専用の犬に貶めた存在が狙い通りに苦しみ怯える様に黒い充足を募らせつつ、ゆらゆらと往復する尻尾飾り越しに見える限界まで張り詰め早くイきたいと分かりやすく脈動で主張している男根に笑みの醜悪さと興奮を際限無く引き上げさせていくのだった。
そんな光景を涙に濡れた瞳で眺めていた男は、屈辱に震えながら四肢を動かしボールとの距離を狭めていく。本当はこんな惨めな行動など取りたくない。拒絶の思いを己の心の内に押し込めながら、男は自分を拉致し地下で飼育している支配者の要望に従った動きを、自由を没収された肉体で選択させられていく。
「んぅ、むぐぅ、ふぶうぅ」
黒革製の拘束具に包み込まれ伸ばすことを禁じられた手足を酷使しながら、男は肘と膝を床に付けた四つん這いの体勢でボールに歩み寄っていく。口に噛まされた黒い棒状の枷に歯を立てながら悔しげに唸り、頭部にあてがわれた黒い犬の耳飾りを不安定な歩行に合わせて上下に揺らめかせながら、男は尻穴にねじ込まれている男根を模した異物から垂れ下がった犬の尻尾飾りを左右に振りつつ、ボールへと接近していく。
その惨め極まりない歩行が何分続いただろう。尻穴を満たす偽の男根に絶えず腸壁を抉られ意に染まぬ勃起を強要されながらの移動を繰り広げさせられつつ正常な状態ならば十秒もかからない場所にあるボールにたっぷりと時間を掛けて近寄った男は、不自由な歩行由来の疲労で呼吸を乱した口から唾液と共に屈辱に歪んだ呻きを零すと、絶対的な存在に君臨した男が命じた通りの方法でボールを主の元へと運び始めた。
ボールに跨がり、膨らんだ男根でその側面を押して転がす。これ以上無く惨めな形で行うボールの運搬を、抵抗の手段を削ぎ落とされた哀れな犬の男はまた、嫌がる心とは裏腹に強いられ始めてしまったのだ。
「んうぅ、あぶうぅ! はぉ、んまおぉ!」
こんなので気持ち良くなりなくないと思っているのに、非道な飼い主の調教に屈し感度を増幅させられた男根はボールを自身でドリブルさせられることへの怒り以上にボールと自身がぶつかり合う衝撃に堪らない悦楽を勝手に覚え、持ち主である男を更なる屈辱へと突き落としていく。
こんな形で悦びを手に入れるなんて異常以外の何物でもない。理性はそう自制を促すのに、憎き男に対しての敗北をとっくに認めている肉体は手足を持ち上げる度に腸壁を掻き毟る偽の男根を熱烈に締め付けながら、男根でボールを押す動きに無自覚な腰振りを交えさせていく。
だが、幾ら至福に狂わされていても男に頂点は訪れない。尻穴を激しく蹂躙されなければ絶頂に至れないよう無慈悲に躾けられた男は、正気を蝕む射精への渇望に陥落することも認められない。
行きよりも長い時間を掛けて帰還した男が潤んだ瞳で残酷な主を見上げつつ誇りを捨てた哀願の眼差しを寄せても無駄で。絶頂を請う男はその屈服の態度を悠然とした微笑みで流されながら、透明な淫蜜に濡れたボールを、淫猥な拷問を生み出す器具と化したボールを、再び主の手で投げられてしまった。
しかも今度は、普通に近付くだけでは先程のように運べない壁際にボールを放られてしまったのだ。
「っぐぅ……!!」
あの位置では、尻肉を向けてボールに近付いても運搬の過程には至れない。睾丸と男根でボールを壁側に押すことは出来ても、主として振る舞う男が待つ方向にボールを転がすことは叶わない。
ボールの運搬に辿り着く為には、ボールの頂点よりも後ろ側に男根を配置させなければならない。手足を封じられた肉体でそれを手に入れるには腕側を支えにして足側を宙に運び、尻穴の器具がより深くに突き刺さることを覚悟の上で壁に尻肉を押し付けながら無防備な股間をボールの上部に着地させるしか無い。
「ふぅ、むふうぅ……!」
何度も経験させられた惨めさを加速させる行動に絶望しつつ、ボールへとまた手足を進めていく男。己の動きで体内を男根型の玩具に圧迫され、自らの下腹部とボールに挟まれた男根を上下から押し潰される地獄に打ちひしがれながら、誰にも届かぬ助けての願いを込めた悲鳴を漏らしつつ主に背後を向けて歩いていく男。
その最高に愉快な男を無言で鑑賞しながら、残忍な所有者の男は自分専用の犬に貶めた存在が狙い通りに苦しみ怯える様に黒い充足を募らせつつ、ゆらゆらと往復する尻尾飾り越しに見える限界まで張り詰め早くイきたいと分かりやすく脈動で主張している男根に笑みの醜悪さと興奮を際限無く引き上げさせていくのだった。
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