無慈悲な湯の中で青年は淫らに狂わされる

五月雨時雨

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無慈悲な湯の中で青年は淫らに狂わされる

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首から下を包む心地良い温もりと不快な圧迫を感じながら意識を取り戻した青年は、異常な状況へと追いやられていた己の姿に驚愕しつつ危機からの脱出を欲して衣服を剥ぎ取られた裸体を必死で暴れさせ始めた。
眠っている間に勝手に肩まで浸からされていた露天風呂の湯をバチャバチャと鳴らしながら、青年はじたばたと足掻く。言葉を封じている黒いギャグボールに歯を立てて唸り、見知らぬ旅館を恐怖を乗せた眼差しで見上げながら、青年は裸体を縛める縄を解こうと手足に力を込め続ける。
しかし、幾ら裸体をもがかせてみても厳重に施された縄は緩む気配すら見せない。二の腕と胸部を結び背中で左右の肘から手首までの部分を一つに括る上半身の縄と、足首と太ももをきつく結合する下半身の縄と、それらの縄と浴槽の縁に打ち付けられた金具を遊び無く繋ぐ縄は、青年がどんなに試行錯誤を繰り返しても決して解けはしない。
身を守る衣類を没収され、腕の自由を奪われ、足を伸ばすことを禁じられた上に意に染まぬ入浴からも離れられない哀れな青年。手も足も出せず、言葉にならない唸りを虚しく飛ばしながら剥き出しの男根と尻穴を湯の中で振り乱すことしか出来ない無様極まりない青年。そんな青年に、露天風呂に仕掛けられた無慈悲な機構は容赦無く追い打ちを仕掛けていく。絶えず新鮮な湯を吐き出している場所に取り付けられたセンサーは青年の目覚めを感知すると同時に、逃げ場の無い湯の中へ残忍な薬品を混ぜ込んでいく。
当然、青年はその変化に気付いた途端表情を怯えに強ばらせながら一層激しく湯の中で身をよじらせた。じょじょに強まる漢方のような香りを嗅がされ、薄い黄色に染まっていく湯に首から下を覆い尽くされる事実に戦慄しながら、青年は助けての意思を込めたくぐもった絶叫を発しつつ半狂乱になって裸体をくねらせ縄から抜け出そうと試みた。
もちろん、その結果は全くの無駄で。自力では逃れられぬ縄に縛められた青年は為す術無く裸体を薄い黄色をした残忍な薬湯に嬲られ、湯から出たいという願いを哀しく募らせながら全身に苛烈な火照りをもたらされ、縄を解こうと努力することすらも困難な状態へと、湯に肌を撫でられただけでも堪らない快楽を覚える限界を超えた発情状態へと押し上げられてしまった。

「うぐっ、あ、ぶふ、んもぉぉ……!」

もはや青年は、縄が肌に食い込むだけの身悶えさえも紡げない。見開いた目から涙を零し、ギャグボールを装着された口から荒く乱れた呼吸混じりの呻きと飲み込めない唾液を零している青年は、パンパンに張り詰めさせられてしまった男根と自覚出来る程に激しく収縮しつつ疼きに疼いている尻穴に湯の殴り付けが生み出す暴力的な悦楽が訪れないよう裸体の痙攣を制することで精一杯だ。
こんな状態を長時間強いられたら、心も身体もおかしくなってしまう。理性の崩壊を恐れながら、叫ぶこともままならない青年は胸の内で救いを望む言葉を浮かばせ続ける。そうして、誰にも届きはしない哀願の意思を胸に膨らませながら青年が気が狂う程の発情に耐え始めてから約三十分。青年にとっては永遠に思えるくらいの長い長い地獄の三十分が経過した時、不意に露天風呂に続くガラス戸が開かれた。
現われたのは、一人の全裸の男。青年に一瞬で絶望を思い知らせる醜悪な笑顔を浮かべた、小太りの男だ。

「君が新しい子か。可愛いね。こんな可愛い子の初仕事をもらえるなんて、おじさん嬉しくなっちゃうよ」
「うぐっ!? むぁ、おぅぅっ!」

笑みを深めつつ近寄った男が青年が拘束されている薬湯へと浸かり、わざと大きく水流を作るように足を大きく動かしながら更に距離を詰めてくる。
冷酷な足の動きが作り出す水流に感度が高まりきった裸体を嬲られる青年に、男の言葉に気色の悪さを覚える余裕など無い。男の言葉を受け、拘束と共に目覚める前の記憶が旅館の住み込みバイトに関する面接の最中であることを思い出す余裕も無い。
あらゆる余裕を無くし、苦しげによがり鳴く青年を見下ろしながら自身も肩まで湯に浸かった男は痛々しく淫らに歪んだ青年の顔を至近距離で堪能しつつ、それまで快楽に襲われないようにと一生懸命に青年が守っていた男根と尻穴に何の躊躇いも無く左右の手を這わせ始めた。

「みゅあっ!? んびゅ、ふびゅぁぁぁっ!!」
「おぉ、良い反応だねぇ。これは苛め甲斐があるよ」
「んまっ、むぎゅぅぅぅっ!!」

喉が破れんばかりに鳴き喚いても、男は手を離してくれない。男根を緩く握って扱く右手も、ヒクつく尻穴を解すように指の腹で捏ね回す左手も、嫌がる声に求められた反応を返してはくれない。
射精を拒む様子を愉しみ、早くも絶頂が近付いている男根と収縮をよりはしたなくさせた尻穴を弄ぶ手指の動きを引き上げながら、鬼畜な男は愉悦をたっぷりと混ぜた声音で、青年に優しく凌辱の宣言を放った。

「ほらほら、イきなさい。おチ○チンを擦られながら、可愛くヒクヒクしてるお尻をおじさんの指で捏ねられながら、我慢せずたくさんイきまくりなさい。そうしていっぱいイかせて君のお尻の穴がしっかり緩んだら、君のエッチな姿でビンビンになったおじさんのおチ○チンを入れて、もっともっとイき狂わせてあげるからね……」
「むー! うぎゅ、ぶ! もぁぁぁぁぁーっ!!」

男の宣言にありったけの嫌だを含めた甲高い悲鳴を返しながら薄黄色の湯に白く濁った精液を撒き散らす青年は、全力でぶつけた嫌だをあっさりと聞き流されつつ容赦無く動き続ける男の手に休み無い絶頂を強要され、今まで積み上げた物全てを大きすぎる悦楽の波に押し流されながら、自分を高給で騙し淫らなサービスとして露天風呂に設置した普通とはかけ離れた旅館に利益を出す存在へと、己の意思で快楽をねだり雌扱いを嬉しがる肉便器へと、青年にとって初めての客である男の責めで淫らに貶められていくのだった。
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