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理解も出来ぬまま男達はもどかしく火照らされる
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意識が朦朧とする。思考がまとまらず浮かんだ事柄が整理まで辿り着けぬまま崩れ落ちるように消えていく。
辛うじて分かるのは隣にいる男が自分の仲間であることと、裸体に縛めを施されていることだけ。だがその情報も漠然とした物で、二人は何故自分達が全裸で縛られているのかを思い出せぬまま、自由を奪う縄を軋ませる動きさえ取らずに意味も無く隣の仲間と潤んだ瞳を用いた視線の交わし合いを繰り返していた。
脱出を求める素振りすら見せずに仲良く並んで寝転がる男達の光景が生み出されてから、どれくらいの時間が経っただろう。左右の腕に背中で伸ばしきった状態を強いり左右の足をきつく一まとめに括る縄を裸体に着せられた男達が、口内を埋め尽くす布と、口内の布に蓋をする形で歯を割って噛まされた布と、更にその上から施された鼻と口を隙間無く覆う白布に染み込まされた思考能力を大幅に奪う薬剤の効果に脳を蝕まれじっと大人しくベッドの上で待ち続ける姿となってから数時間、二人が放置されていた部屋の扉が前触れ無く開き、その向こうからは二人を拉致し考えることを封じた非道な男達が現われ、誤って自分達が猿轡に染み込ませた薬品を吸入しないようにと装着した黒いガスマスクのような器具ごしの愉しげな言葉をすっかり馬鹿になった二人へと次々にぶつけ始めた。
「二人共、ただいま。もう自分達が捜査員だったことも、俺達に自分達が捕まったことも分からないだろうけど久しぶりだな」
「二人っきりで待たせちゃってごめんな? でも待たせた分、その何にも分からなくなった頭をたっぷりと……逆らう方法さえ思い出せなくなったこの身体を気持ち良く苛めて今よりもっとおかしくさせてやるからな?」
冷酷な恥辱の宣言を耳にしても、捜査員と呼ばれた男達は恐怖さえ抱けない。
二人が抱けるのは、数秒後には脳から掻き消える困惑の感情のみ。そうして布に下半分を遮られた顔で分かりやすく間抜けな困惑を示す捜査員達を堪能した悪の男達は、敵対していた際に感じさせられていた凜々しさを跡形も無く失った正義達の崩壊を決定付けさせる為の仕上げを協力して追加し、二人を訳も分からぬままもどかしさだけが加速する淫獄へと、鼻と口を塞ぐ布に被せる形で新たに装着させた追い打ちの猿轡を湿らせる強力な媚薬を使った発情の拷問へと、嬉々として叩き落としてしまったのだ。
「んふっ? むふ、ふぶ、むぐっ?」
「あぉ、んもっ? んふ、むふぅ!?」
何で急に身体が火照り、切ない感覚が全身を駆け巡り出したのだろう。
どうして息苦しさが強まり、自分の身体は自分で制御出来ないくらいに跳ね始めたのだろう。
何も把握出来ないまま硬く張り詰めた男根を無意識に上下する腰に合わせてみっともなく踊り狂わせる捜査員達を鑑賞する悪達は、疼きに疼く男根を肉体をうつ伏せにさせることでベッドに擦り付け慰めるという惨めな選択肢すら見えなくなった二人に嘲りと侮蔑を含んだ笑みを向けながら、自分自身が苦悶させられている理由も判別不可能になった正義達が愉快に狂わされていく過程を、勝利の至福に浸り興奮を際限無く湧き上がらせつつ味わい尽くしていくのだった。
辛うじて分かるのは隣にいる男が自分の仲間であることと、裸体に縛めを施されていることだけ。だがその情報も漠然とした物で、二人は何故自分達が全裸で縛られているのかを思い出せぬまま、自由を奪う縄を軋ませる動きさえ取らずに意味も無く隣の仲間と潤んだ瞳を用いた視線の交わし合いを繰り返していた。
脱出を求める素振りすら見せずに仲良く並んで寝転がる男達の光景が生み出されてから、どれくらいの時間が経っただろう。左右の腕に背中で伸ばしきった状態を強いり左右の足をきつく一まとめに括る縄を裸体に着せられた男達が、口内を埋め尽くす布と、口内の布に蓋をする形で歯を割って噛まされた布と、更にその上から施された鼻と口を隙間無く覆う白布に染み込まされた思考能力を大幅に奪う薬剤の効果に脳を蝕まれじっと大人しくベッドの上で待ち続ける姿となってから数時間、二人が放置されていた部屋の扉が前触れ無く開き、その向こうからは二人を拉致し考えることを封じた非道な男達が現われ、誤って自分達が猿轡に染み込ませた薬品を吸入しないようにと装着した黒いガスマスクのような器具ごしの愉しげな言葉をすっかり馬鹿になった二人へと次々にぶつけ始めた。
「二人共、ただいま。もう自分達が捜査員だったことも、俺達に自分達が捕まったことも分からないだろうけど久しぶりだな」
「二人っきりで待たせちゃってごめんな? でも待たせた分、その何にも分からなくなった頭をたっぷりと……逆らう方法さえ思い出せなくなったこの身体を気持ち良く苛めて今よりもっとおかしくさせてやるからな?」
冷酷な恥辱の宣言を耳にしても、捜査員と呼ばれた男達は恐怖さえ抱けない。
二人が抱けるのは、数秒後には脳から掻き消える困惑の感情のみ。そうして布に下半分を遮られた顔で分かりやすく間抜けな困惑を示す捜査員達を堪能した悪の男達は、敵対していた際に感じさせられていた凜々しさを跡形も無く失った正義達の崩壊を決定付けさせる為の仕上げを協力して追加し、二人を訳も分からぬままもどかしさだけが加速する淫獄へと、鼻と口を塞ぐ布に被せる形で新たに装着させた追い打ちの猿轡を湿らせる強力な媚薬を使った発情の拷問へと、嬉々として叩き落としてしまったのだ。
「んふっ? むふ、ふぶ、むぐっ?」
「あぉ、んもっ? んふ、むふぅ!?」
何で急に身体が火照り、切ない感覚が全身を駆け巡り出したのだろう。
どうして息苦しさが強まり、自分の身体は自分で制御出来ないくらいに跳ね始めたのだろう。
何も把握出来ないまま硬く張り詰めた男根を無意識に上下する腰に合わせてみっともなく踊り狂わせる捜査員達を鑑賞する悪達は、疼きに疼く男根を肉体をうつ伏せにさせることでベッドに擦り付け慰めるという惨めな選択肢すら見えなくなった二人に嘲りと侮蔑を含んだ笑みを向けながら、自分自身が苦悶させられている理由も判別不可能になった正義達が愉快に狂わされていく過程を、勝利の至福に浸り興奮を際限無く湧き上がらせつつ味わい尽くしていくのだった。
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