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10】眠れなかったので④
10】眠れなかったので④
時間は遅く。オナニーで上手くイケなかった俺は続きを諦め、忍び足で部屋を出た。早く脱衣所に行って、ヌメついて濡れた下着を履き替えたい。勿論、誰にも気づかれずに。誰に? 一緒に住んでいる北斗にだ。何とか脱衣所まで入るのは成功。途中も北斗の姿はなく、寝ているのかもしれない。良かったと思いながら、自身の下着を漁っていると、悲しいかな。こういう時に限って、見つかってしまうもので。
「んー……電気消し忘れた? って、圭……?」
ガラガラと一気に脱衣所の戸が開く音がする。そうすれば、欠伸しながら脱衣場のドアが開いて、眠たそうな顔をした北斗を目が合った。
「ほ……北斗」
眼を擦りながらも、俺の様子を見るや口を開く北斗。
「圭? おねしょでもしたのか?」
「違うわ!」
何がおねしょだ! 出せるなら違うものを出したかったんだよ! と思ったが、口には出さず。人の気も知らないで! と俺は夜だと言うのに、その日一番大きな声を出した。
「いいから、北斗は早く寝ろよ。おやすみ」
「ん~……」
うつらうつらと頭を揺らす北斗。頼む、早くこの場から出て行ってくれと思いながら声をかければ、北斗の脚は脱衣場の外ではなく俺の方へ。数歩の距離は、あっという間に縮まって「圭」と俺の名前を呼びながら、グリグリと肩に頭を押しあてた。勿論、この時も俺の下着は汚れたままだ。頼むから、早く出て行って寝てくれ。
(俺はお前が好きなんだから、そんなことされたら変に反応しちゃうかもしれないだろうが!)
ただでさえ、イケずに疼いている身体だ。好きな人が身体に触れて、甘えてきて。
ドキドキドキ。
ゴクン、と生唾を飲んだ音が北斗に聞こえていなければいいなと思った。
「北斗、北斗さ~ん? 俺としては、離れてくれると助かるんだけど?」
「やだ」
グリグリグリ……ちゅっ。
またグリグリと先ほどより強い力で頭を俺の肩に擦りつけたあと、顔を上げ。ちゅっ、と北斗俺の頬に触れるだけのキスをした。そのまま、何度も頬にキスをする北斗。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。かぷっ。ちゅっ。
「ちょっ、北斗! 北斗! って、噛むな! 北斗ってば!」
キスをしながら、途中で甘噛みした北斗に「こら!」と声を荒げたが北斗は気にしない。(気にしろ)俺の身体に体重をかけてきて、「圭」と俺の耳元で囁いた。
「圭、ムラムラしてきた」
「知るか! 俺は着替えて寝るんだよ!」
「圭」
ググッ……!
下半身を擦り付けて、また耳元で囁く。
「圭、頼む。気持ち良くするから」
「~~~~~~っ!」
こういう関係は良くないと頭では分かっているのに。それでも気持ちの半分は、北斗が好きな俺はこの囁きに簡単に陥落してしまうのだ。
「圭、駄目……?」
「ぐぅうう゛……」
********
更新しました
お気に入り・いいね有難うございます(^-^)
時間は遅く。オナニーで上手くイケなかった俺は続きを諦め、忍び足で部屋を出た。早く脱衣所に行って、ヌメついて濡れた下着を履き替えたい。勿論、誰にも気づかれずに。誰に? 一緒に住んでいる北斗にだ。何とか脱衣所まで入るのは成功。途中も北斗の姿はなく、寝ているのかもしれない。良かったと思いながら、自身の下着を漁っていると、悲しいかな。こういう時に限って、見つかってしまうもので。
「んー……電気消し忘れた? って、圭……?」
ガラガラと一気に脱衣所の戸が開く音がする。そうすれば、欠伸しながら脱衣場のドアが開いて、眠たそうな顔をした北斗を目が合った。
「ほ……北斗」
眼を擦りながらも、俺の様子を見るや口を開く北斗。
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「違うわ!」
何がおねしょだ! 出せるなら違うものを出したかったんだよ! と思ったが、口には出さず。人の気も知らないで! と俺は夜だと言うのに、その日一番大きな声を出した。
「いいから、北斗は早く寝ろよ。おやすみ」
「ん~……」
うつらうつらと頭を揺らす北斗。頼む、早くこの場から出て行ってくれと思いながら声をかければ、北斗の脚は脱衣場の外ではなく俺の方へ。数歩の距離は、あっという間に縮まって「圭」と俺の名前を呼びながら、グリグリと肩に頭を押しあてた。勿論、この時も俺の下着は汚れたままだ。頼むから、早く出て行って寝てくれ。
(俺はお前が好きなんだから、そんなことされたら変に反応しちゃうかもしれないだろうが!)
ただでさえ、イケずに疼いている身体だ。好きな人が身体に触れて、甘えてきて。
ドキドキドキ。
ゴクン、と生唾を飲んだ音が北斗に聞こえていなければいいなと思った。
「北斗、北斗さ~ん? 俺としては、離れてくれると助かるんだけど?」
「やだ」
グリグリグリ……ちゅっ。
またグリグリと先ほどより強い力で頭を俺の肩に擦りつけたあと、顔を上げ。ちゅっ、と北斗俺の頬に触れるだけのキスをした。そのまま、何度も頬にキスをする北斗。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。かぷっ。ちゅっ。
「ちょっ、北斗! 北斗! って、噛むな! 北斗ってば!」
キスをしながら、途中で甘噛みした北斗に「こら!」と声を荒げたが北斗は気にしない。(気にしろ)俺の身体に体重をかけてきて、「圭」と俺の耳元で囁いた。
「圭、ムラムラしてきた」
「知るか! 俺は着替えて寝るんだよ!」
「圭」
ググッ……!
下半身を擦り付けて、また耳元で囁く。
「圭、頼む。気持ち良くするから」
「~~~~~~っ!」
こういう関係は良くないと頭では分かっているのに。それでも気持ちの半分は、北斗が好きな俺はこの囁きに簡単に陥落してしまうのだ。
「圭、駄目……?」
「ぐぅうう゛……」
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