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12】着替えずに来てしまった
12】着替えずに来てしまった
ああ、またやってしまった。
そう後悔したのは、北斗の部屋に入ってすぐだった。
「あ~~もう! ほら! 部屋、行くんだろ!」
「うん。圭、優しい」
俺が目的の下着を着替えることも出来ないまま。ショゲた様子の北斗に弱い俺が、気づけば北斗を誘導していたわけで。
「入るぞ?」
「うん、いいよ。圭」
そんなに距離の離れていない北斗の部屋に、あっという間について一応声をかけドアを開けた。俺の部屋とたいして変わらない大きさ、間取りだというのに部屋の主によって随分と印象は変わる。俺と違って漫画だとか、何かグッズを置いているわけでもない北斗の部屋の荷物は少なく広く見える。
「……えっと」
「圭」
ベッドに急に座るのもな……と迷っていると、北斗が背後から俺を抱き締めた。そのまま静かにドアが閉まって、灯りが灯る。
ちゅっ、ちゅっ。
(北斗の奴、キス好きだよなぁ……)
触れるキスを、北斗がそのまま頬にした。今度は甘噛みはしないらしい。何度も、ちゅっ、ちゅっと触れるキスをしながら、俺の腰に手を回す北斗。
「北斗、くすぐったい」
「そう?」
ちゅっ、ちゅっ……グイッ。レロォッ……♡
「んっ……、ぁ……あ゛……っ♡」
俺の言葉に、ムッとしたのか。北斗が俺の顔をグイッと動かして、舌を見せつけた。そのまま俺の唇を舐めて、舌の形をなぞる。左右に俺の唇をなぞったあと、また頬にキスをした。
(北斗は唇にはキスしてこないんだよな)
ぼんやりとしながら、どこか傷つく俺がいた。
(やっぱ、俺は恋人じゃないからかな)
(そうだよな。唇って、大事なところだし)
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。
不意に悲しいと思ってしまった。北斗は悪くない。
俺が。俺が勝手に北斗のことを好きなだけだ。だから拒むことなく、都合が良い感じにこんなことをしているくせに。
(傷つくなんて、本当に都合が良すぎる)
「んっ……」
グググッ……グイッ。
また身体を押されながら、脚にベッドが当った。流れるように腰かけて、北斗が続く。俺に覆い被さりながらも、頬にキスは続いた。
(ずっと頬にばかりキスしてるな)
「北斗、北斗……」
俺の部屋のベッドより大きなベッドが入るのは、北斗の部屋の荷物が少ないからだろう。男二人で乗っても、まぁ狭くはあるが落ちるという心配は俺の部屋より少ない。腰に回した北斗の腕が、履いているズボンのウエストに忍び込んで来て、ゆっくりと下に下していく。途中、北斗が乱暴に毛布なんかを落としていて、ふふっと笑ってしまった。
「圭?」
「いや、毛布とか結構雑に落とすんだなって」
「だって、圭とするのに邪魔だから」
「はいはい」
「圭」
「んー?」
「脱がしていい?」
フーッ……と息を吐きながら俺を見つめる北斗の顔が、また普段と異なっていてドキンと胸が鳴った。
*******
更新しました
ぬるい程度のRにするか、最後までするか…うーん
ああ、またやってしまった。
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「北斗、くすぐったい」
「そう?」
ちゅっ、ちゅっ……グイッ。レロォッ……♡
「んっ……、ぁ……あ゛……っ♡」
俺の言葉に、ムッとしたのか。北斗が俺の顔をグイッと動かして、舌を見せつけた。そのまま俺の唇を舐めて、舌の形をなぞる。左右に俺の唇をなぞったあと、また頬にキスをした。
(北斗は唇にはキスしてこないんだよな)
ぼんやりとしながら、どこか傷つく俺がいた。
(やっぱ、俺は恋人じゃないからかな)
(そうだよな。唇って、大事なところだし)
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。
不意に悲しいと思ってしまった。北斗は悪くない。
俺が。俺が勝手に北斗のことを好きなだけだ。だから拒むことなく、都合が良い感じにこんなことをしているくせに。
(傷つくなんて、本当に都合が良すぎる)
「んっ……」
グググッ……グイッ。
また身体を押されながら、脚にベッドが当った。流れるように腰かけて、北斗が続く。俺に覆い被さりながらも、頬にキスは続いた。
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