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173】「とある悩み」の今後について②
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173】「とある悩み」の今後について②
寝不足の頭と顔のまま、どうにか身支度を整え。何度目かの私は騎士団長だ! と言い聞かせ、意識をハッキリとさせながら文官殿たちの元へと向かえば、寝不足の原因であるレオ殿が立っていた。しまったと思う私とは反対に、レオ殿は随分と機嫌が良い様子。当然だ。レオ殿は、私がいない間に一週間の休みをもぎ取り、更には仕事まで片づけ。両手を振って、悠々自適に周囲に休みだと知らしめていた。大丈夫ですと言われてしまえば、私の出る幕も無い。大人しく休むことになったが、レオ殿の家に泊まりに来て良いという。断れる雰囲気でもなく、出たばかりを部屋に戻り、準備をしているのだが……。
「はぁ……、着替えといってもなぁ」
何泊するかも分からない。私服はそんなにいらないだろう。必要なのは、そうだな。下着くらいかと、下着をに取って思わず「そういったこと」を想像してしまいブンブンと頭を振った。
「私は昨日から、こんなことばかり……!」
だが、そういったことになったら私の悩みは解消していない。下着が足りないだろうと、幾分羞恥を感じつつ。下着を多めに準備した。見られてしまっては、またレオ殿のことだ。何か言われてしまうかもしれない。厳重に、隠すように下着を包み一番下へ。あとは衣服を数枚ずつ袋に詰めた。
「あまり待たせるのも悪い」
レオ殿が、外で待っている。泊るなら部屋数が多い私の部屋でもと思ったが、それはそれで不味い気がするので、レオ殿の家が良いなと思った。
******
****
***
「レオ殿!」
「アラン様」
「すみません、お待たせしました」
「いいえ。これからアラン様を独り占め出来ると思うと、全然何でもないですよ」
「まだ城の中なので、そういったことは……」
「失礼。やっぱり浮かれているみたいですね。気をつけます」
パッ、と口元を隠したレオ殿。確かに、浮かれているという表現が正しいのかもしれない。私と休みを取るために、一気に仕事をしたりだとか、今も嬉しそうな表情は変わらず。
(やっぱり、可愛い所がある人だなぁ……)
ふふっ、と笑えばムッとした顔でレオ殿が私を見た。
「何で分かってるんですか?」
「いえ、何も」
「あーもー……。アラン様、早く俺の家に行きましょう」
「分かりました」
一歩歩こうとすれば、隣に並んだレオ殿がヒソリと耳元で囁いた。
「外だと、貴方を抱き締めることも口づけすることも出来ない」
「な゛っ……!」
バッ! とレオ殿を見れば、また表情が変わり。ニヤリと普段のように笑ったレオ殿がいた。
(これからレオ殿の家に行って大丈夫だろうか?)
だがもう逃げられない。だって私たちは、思いが通じ合ったもの同士で。それに……。
……ドキドキドキ。
また胸が少し、いつもより速く脈打ってしまっているから。
(駄目だ。私は何を期待しているだろう)
「さ! 行きましょうか」
私の前を歩くレオ殿の背中を見つめながら、家に着いた時。何が起きてしまうのだろうと思った。
********
更新しました
お気に入り・エール・イイネ・コメント有難うございます!
王様?の回がなぜがイイネが多くて意外でした
寝不足の頭と顔のまま、どうにか身支度を整え。何度目かの私は騎士団長だ! と言い聞かせ、意識をハッキリとさせながら文官殿たちの元へと向かえば、寝不足の原因であるレオ殿が立っていた。しまったと思う私とは反対に、レオ殿は随分と機嫌が良い様子。当然だ。レオ殿は、私がいない間に一週間の休みをもぎ取り、更には仕事まで片づけ。両手を振って、悠々自適に周囲に休みだと知らしめていた。大丈夫ですと言われてしまえば、私の出る幕も無い。大人しく休むことになったが、レオ殿の家に泊まりに来て良いという。断れる雰囲気でもなく、出たばかりを部屋に戻り、準備をしているのだが……。
「はぁ……、着替えといってもなぁ」
何泊するかも分からない。私服はそんなにいらないだろう。必要なのは、そうだな。下着くらいかと、下着をに取って思わず「そういったこと」を想像してしまいブンブンと頭を振った。
「私は昨日から、こんなことばかり……!」
だが、そういったことになったら私の悩みは解消していない。下着が足りないだろうと、幾分羞恥を感じつつ。下着を多めに準備した。見られてしまっては、またレオ殿のことだ。何か言われてしまうかもしれない。厳重に、隠すように下着を包み一番下へ。あとは衣服を数枚ずつ袋に詰めた。
「あまり待たせるのも悪い」
レオ殿が、外で待っている。泊るなら部屋数が多い私の部屋でもと思ったが、それはそれで不味い気がするので、レオ殿の家が良いなと思った。
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「レオ殿!」
「アラン様」
「すみません、お待たせしました」
「いいえ。これからアラン様を独り占め出来ると思うと、全然何でもないですよ」
「まだ城の中なので、そういったことは……」
「失礼。やっぱり浮かれているみたいですね。気をつけます」
パッ、と口元を隠したレオ殿。確かに、浮かれているという表現が正しいのかもしれない。私と休みを取るために、一気に仕事をしたりだとか、今も嬉しそうな表情は変わらず。
(やっぱり、可愛い所がある人だなぁ……)
ふふっ、と笑えばムッとした顔でレオ殿が私を見た。
「何で分かってるんですか?」
「いえ、何も」
「あーもー……。アラン様、早く俺の家に行きましょう」
「分かりました」
一歩歩こうとすれば、隣に並んだレオ殿がヒソリと耳元で囁いた。
「外だと、貴方を抱き締めることも口づけすることも出来ない」
「な゛っ……!」
バッ! とレオ殿を見れば、また表情が変わり。ニヤリと普段のように笑ったレオ殿がいた。
(これからレオ殿の家に行って大丈夫だろうか?)
だがもう逃げられない。だって私たちは、思いが通じ合ったもの同士で。それに……。
……ドキドキドキ。
また胸が少し、いつもより速く脈打ってしまっているから。
(駄目だ。私は何を期待しているだろう)
「さ! 行きましょうか」
私の前を歩くレオ殿の背中を見つめながら、家に着いた時。何が起きてしまうのだろうと思った。
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