【完結・BL】王子は騎士団長と結婚したい!【王子×騎士団長】

彩華

文字の大きさ
69 / 75

68】※R18要素有

68】

 客用にしては大きなベッドで二人、倒れこむ。
レオンが俺を「ギルベルトさん」と普段と違う呼び方をしながら、頬に何度もキスをして微笑んだ。

(本当に甘い男だ)

だが、ふと気になることがある。

「レオン」

「何です?」

「お前、本当に俺を抱けるのか?」

だって俺は年上の同性でおっさんだ。女性のような柔らかさもなければ、筋張ったり硬い筋肉だったりの身体だ。何一つ興奮する要素がない。いくら上官の頼みだからといって、気を遣ってでも最後まで出来るだろうか?(アーサー様は、よくこんな俺に興奮したものだと思う)

「ギルベルトさん、俺以外のこと考えました?」

「そんなわけないだろう」

「視線が一瞬動きましたよ」

「……本当に目ざとい奴だ」

「職業病なんで、許して下さいよ」

口調とは反対に、一瞬レオンの視線が強くなった。まぁ確かに、俺も自分から頼んでおいてレオン以外のことを考えるのも失礼というものだろう。

「悪かった」

「良いですよ。じゃあ、ギルベルトさん。自分で服を脱いで下さい」

「……」

一旦お互いに離れ、ベッドに座る。向かい合ったまま、レオンの指示に大人しく従う俺。適当に上着を脱いでベッドの下に放り投げれば、同じようにレオンも着ている上着を脱ぎ捨てた。黙ったまま、レオンの視線を素肌に感じた。羞恥を感じつつ、レオンが「あれ」と言った。

「あれ、胸大きくなりました?」

「……ッ!」

(アーサー様のせいだ……!)

胸と言われ、一層恥ずかしくなった。自分でも思っていたこと、アーサー様からの指摘された胸が、レオンから見ても以前と形が変わっていると気付かれてしまった。

「まぁ、深くは聞きませんよ。それより、俺に集中して下さい。ね?」

鍛えられ、時代のせいかおれよりも傷の少ないレオンの裸体が近づいて、再び俺をベッドに倒した。今度は見下ろされる。

「ああ、そうだ。抱けるのかって聞きましたよね?」

そうすれば一度膝立ちになって、ズボンの前を寛がせて見せた。すると下着越しでも分かるほど僅かに上を向き始め、レオンのペニスが反応しているのが分かる。

「分かります? 触ってもないのに、ギルベルトさんを抱けると思ったら反応してるんですよ」

そのままズボンも上着のように脱ぎ捨て、下着だけの姿になった。俺も脱いだ方が良いかとズボンに手をかければ、その手を止められる。

「何だ?」

「俺が脱がせたいです」

「おい……っ!」

上から覆い被されれば幾分、分が悪い。器用にレオンが俺のズボンの前を広げ、ゆっくりと下げていく。当然ながら筋肉質な脚が現れ、まずはズボンを。次にレオンが、残った下着に手をかけた。腰の部分から、ゆっくりと下ろしていく。途中、脱がしにくそうだと腰を浮かせれば「有難うございます」とお礼を言われた。

******
更新しました。お気に入りほか有難うございます(^^)
感想 2

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

若さまは敵の常勝将軍を妻にしたい

雲丹はち
BL
年下の宿敵に戦場で一目惚れされ、気づいたらお持ち帰りされてた将軍が、一週間の時間をかけて、たっぷり溺愛される話。

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます

七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。 歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。 世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。 気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。