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3】休憩室で二人
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3】休憩室で二人
「お客さん。そのオナホ、試してみます?」
「は……?」
好奇心と出来心でやって来た、アダルトグッズショップ。店内に客は俺だけで、吟味するように両手にオナホを握っていると最悪なことに店員に声をかけられた。しかも、だ。居酒屋で「何飲みます? とりあえず、生ビール?」と言うような感じで「試してみます?」何ていう。商品に迷っている俺を気にしてくれたんだろうが、試すとは? これ試して良いやつなのか?
(いや、これオナホだし)
「あ、気にしなくて大丈夫です。俺が店長だし、サンプル品が本当にあるんで」
「はぁ……」
「こういうの、試してみないと好き嫌い分からないですからね。もうすぐ店閉める時間だったし、お客さんが良ければですけど」
この時の俺は、多分疲れだとか、慣れないことに冷静な判断が出来なかったんだろう。試着してみます? と頭が錯覚してしまい、「どうします?」に二つ返事で答えてしまった。
「じゃあ、試せるのなら」
「分かりました。試してみたい方を持って、こっちへ来てください」
手にしたのは、内部に負数のヒダが付いたオナホ。まずは入り口に行き、店を閉め。戻ってきた店長のあとへ続くと、スタッフオンリーと書かれた部屋へ。休憩室のような、ワンルームの部屋だった。
「あ。俺は中村拓斗って言います。年は28。お客さんは?」
「佐藤伊織。年は同じ28です……」
「え! タメ!? 何だか嬉しいな。俺のことは、好きに呼んで下さい。俺は何呼んだらいいかな?」
距離を確認するように、店長である中村さんがニコニコと笑顔で話しかけてくれる。
「じゃあ、中村さんで」
「了解。俺は伊織君って呼んでも良い?」
「どうぞ」
学生時代のような呼ばれ方が、何となく胸がこそばゆかった。ニコリと微笑んだまま、とりあえず部屋に置いてあったソファーに座りこむ。最後にまたニコリと微笑んだかと思えば、現実に戻すように中村さんが言った。
「じゃあ。下脱を脱いで、オナホを試してみようか」
「ぁ、……はい……」
急に出会ったばかりに人の前で、自慰をするんだと思うと恥ずかしくなった。だが、今さら大丈夫ですとも言えない。多分、中村さんなら気にしないだろうが、どこか俺自身もこのままで良いかと思ってしまったんだ。
*******
「お客さん。そのオナホ、試してみます?」
「は……?」
好奇心と出来心でやって来た、アダルトグッズショップ。店内に客は俺だけで、吟味するように両手にオナホを握っていると最悪なことに店員に声をかけられた。しかも、だ。居酒屋で「何飲みます? とりあえず、生ビール?」と言うような感じで「試してみます?」何ていう。商品に迷っている俺を気にしてくれたんだろうが、試すとは? これ試して良いやつなのか?
(いや、これオナホだし)
「あ、気にしなくて大丈夫です。俺が店長だし、サンプル品が本当にあるんで」
「はぁ……」
「こういうの、試してみないと好き嫌い分からないですからね。もうすぐ店閉める時間だったし、お客さんが良ければですけど」
この時の俺は、多分疲れだとか、慣れないことに冷静な判断が出来なかったんだろう。試着してみます? と頭が錯覚してしまい、「どうします?」に二つ返事で答えてしまった。
「じゃあ、試せるのなら」
「分かりました。試してみたい方を持って、こっちへ来てください」
手にしたのは、内部に負数のヒダが付いたオナホ。まずは入り口に行き、店を閉め。戻ってきた店長のあとへ続くと、スタッフオンリーと書かれた部屋へ。休憩室のような、ワンルームの部屋だった。
「あ。俺は中村拓斗って言います。年は28。お客さんは?」
「佐藤伊織。年は同じ28です……」
「え! タメ!? 何だか嬉しいな。俺のことは、好きに呼んで下さい。俺は何呼んだらいいかな?」
距離を確認するように、店長である中村さんがニコニコと笑顔で話しかけてくれる。
「じゃあ、中村さんで」
「了解。俺は伊織君って呼んでも良い?」
「どうぞ」
学生時代のような呼ばれ方が、何となく胸がこそばゆかった。ニコリと微笑んだまま、とりあえず部屋に置いてあったソファーに座りこむ。最後にまたニコリと微笑んだかと思えば、現実に戻すように中村さんが言った。
「じゃあ。下脱を脱いで、オナホを試してみようか」
「ぁ、……はい……」
急に出会ったばかりに人の前で、自慰をするんだと思うと恥ずかしくなった。だが、今さら大丈夫ですとも言えない。多分、中村さんなら気にしないだろうが、どこか俺自身もこのままで良いかと思ってしまったんだ。
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