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学園祭パーティー
レイモンドと会場へ入ると一気に注目された。
注目される覚悟はあったけれど、、、やはり視線が痛い。
私が少し気分が乗らなくなったのを察したのか、レイモンドは周りを睨み、凍らせる。いや、睨むのはよくないわよ。
「やはり、こういった場は好きじゃありませんが‥‥エマ嬢と出会う事も出来たので悪い気はしませんね。チョコレートでも食べますか?」
「レイモンド、‥‥食べないわよ」
「そうですか」
そうクスッと笑いながら、揶揄うレイモンドに私は心が落ちついた。下手でわかりやすく、盛り上げようとしているレイモンドがなんだかおかしかった。
令嬢達はレイモンドとエマ達が親げに笑って話す姿を、口を開けて固まっていた。
「‥‥あのレイモンド様が女性をエスコートしてますわ‥」
「いつも一人で参加し、女性からの誘いも断っていた氷の貴公子が‥!?」
「でも、あの色々あったエマ様と一緒よ。あら、笑顔を向けている‥わ。つまり、レイモンド様は‥‥」
誰がどう見ても、その氷の貴公子が夢中になっている令嬢はエマ・レギュルスと皆察したのだった。
豪華な食事に、音楽、一年生は初めて参加をして最初は緊張していたみたいだったけれど‥
「楽しんでるみたい、良かった」
「エマ嬢や生徒会の皆さん(マルコ王子以外)のおかげですから」
そうレイモンドと話しをしていると、会場がまた賑やかになっていた。下のホールを見るとペイリン王子とソフィア様だわ!隣にいるマルコ王子は目が遠くなっているのは‥無視した。友人のジョアンナが私達に気付き、私もレイモンドと一緒にソフィア様達の元へ行く。
「ペイリン王子、ソフィア様も来てくださったんですね」
「ふふ、弟が頑張って用意をしたんですものね」
そう褒めているのにも関わらず、レイモンドは無表情になっていた。さっきまで笑っていたのに。ソフィア様は、私にコソッと耳打ちする。
「レイモンドは貴女にしか笑顔を見せてくれないみたいだわ」
「‥‥へ、え、あ‥‥」
「ふふ」
近くにいたペイリン王子がレイモンドに尋ねてきた。
「ところでレイモンドはいつ、帰ってくるの?再来月には僕とソフィアの結婚式も控えているしね」
照れながらそう話すペイリン王子‥‥そっか。忘れてたわ。レイモンドは元々、ステラ国の人で次期公爵でもある。ここにいるのは短期留学であって‥‥
‥‥そもそも私とは身分的には似合わない‥。
マルコ王子は慌ててペイリン王子に話しかけて、逸らす。
「我々も結婚式に参加するさ。その前に来月には、戴冠式もあるが‥私もそろそろ、婚約者を決めねばならん。ジョアンナ」
「あら、そうですか。頑張ってくださいませ。貴方に嫁ぐ方が可哀想ですわね」
なんだろう、マルコ王子とジョアンナの雰囲気が‥?そう思っていた時、ペイリン王子は私にも話しかけてきた。
「エマ嬢は、元々我が国の歴史に興味があるみたいだとレイモンドから聞いたんだよ!成績も優秀なんだってね!もし良かったら、結婚式に参加して欲しいんだ。ソフィアも来て欲しいみたいだし」
「よろしいのですか?」
「もちろんさ!」
そう話しをしていた時、瞬間会場は真っ暗になる。
「なんだ!?見えないぞ!?」
「ちょっと押さないでくださる!?」
ワーワーとパニックしていた状態から、真っ暗なところでもレイモンドの呼ぶ声だけが聞こえる。
「エマ!!!!」
「‥‥レイモ‥‥」
そう呼ぼうとした時、意識が無くなった。
‥‥‥フと目を覚ますと‥‥
「あ、エマ嬢気づいたかな?」
「ペイリン王子?」
気がついて周りを見渡すと、見知らぬ地下か何処かの牢屋に私達は入っていた。
注目される覚悟はあったけれど、、、やはり視線が痛い。
私が少し気分が乗らなくなったのを察したのか、レイモンドは周りを睨み、凍らせる。いや、睨むのはよくないわよ。
「やはり、こういった場は好きじゃありませんが‥‥エマ嬢と出会う事も出来たので悪い気はしませんね。チョコレートでも食べますか?」
「レイモンド、‥‥食べないわよ」
「そうですか」
そうクスッと笑いながら、揶揄うレイモンドに私は心が落ちついた。下手でわかりやすく、盛り上げようとしているレイモンドがなんだかおかしかった。
令嬢達はレイモンドとエマ達が親げに笑って話す姿を、口を開けて固まっていた。
「‥‥あのレイモンド様が女性をエスコートしてますわ‥」
「いつも一人で参加し、女性からの誘いも断っていた氷の貴公子が‥!?」
「でも、あの色々あったエマ様と一緒よ。あら、笑顔を向けている‥わ。つまり、レイモンド様は‥‥」
誰がどう見ても、その氷の貴公子が夢中になっている令嬢はエマ・レギュルスと皆察したのだった。
豪華な食事に、音楽、一年生は初めて参加をして最初は緊張していたみたいだったけれど‥
「楽しんでるみたい、良かった」
「エマ嬢や生徒会の皆さん(マルコ王子以外)のおかげですから」
そうレイモンドと話しをしていると、会場がまた賑やかになっていた。下のホールを見るとペイリン王子とソフィア様だわ!隣にいるマルコ王子は目が遠くなっているのは‥無視した。友人のジョアンナが私達に気付き、私もレイモンドと一緒にソフィア様達の元へ行く。
「ペイリン王子、ソフィア様も来てくださったんですね」
「ふふ、弟が頑張って用意をしたんですものね」
そう褒めているのにも関わらず、レイモンドは無表情になっていた。さっきまで笑っていたのに。ソフィア様は、私にコソッと耳打ちする。
「レイモンドは貴女にしか笑顔を見せてくれないみたいだわ」
「‥‥へ、え、あ‥‥」
「ふふ」
近くにいたペイリン王子がレイモンドに尋ねてきた。
「ところでレイモンドはいつ、帰ってくるの?再来月には僕とソフィアの結婚式も控えているしね」
照れながらそう話すペイリン王子‥‥そっか。忘れてたわ。レイモンドは元々、ステラ国の人で次期公爵でもある。ここにいるのは短期留学であって‥‥
‥‥そもそも私とは身分的には似合わない‥。
マルコ王子は慌ててペイリン王子に話しかけて、逸らす。
「我々も結婚式に参加するさ。その前に来月には、戴冠式もあるが‥私もそろそろ、婚約者を決めねばならん。ジョアンナ」
「あら、そうですか。頑張ってくださいませ。貴方に嫁ぐ方が可哀想ですわね」
なんだろう、マルコ王子とジョアンナの雰囲気が‥?そう思っていた時、ペイリン王子は私にも話しかけてきた。
「エマ嬢は、元々我が国の歴史に興味があるみたいだとレイモンドから聞いたんだよ!成績も優秀なんだってね!もし良かったら、結婚式に参加して欲しいんだ。ソフィアも来て欲しいみたいだし」
「よろしいのですか?」
「もちろんさ!」
そう話しをしていた時、瞬間会場は真っ暗になる。
「なんだ!?見えないぞ!?」
「ちょっと押さないでくださる!?」
ワーワーとパニックしていた状態から、真っ暗なところでもレイモンドの呼ぶ声だけが聞こえる。
「エマ!!!!」
「‥‥レイモ‥‥」
そう呼ぼうとした時、意識が無くなった。
‥‥‥フと目を覚ますと‥‥
「あ、エマ嬢気づいたかな?」
「ペイリン王子?」
気がついて周りを見渡すと、見知らぬ地下か何処かの牢屋に私達は入っていた。
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