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かしかし屋
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【ねえ、おじいちゃん!私ね、おじいちゃんのお味噌汁だああいすき!私絶対、おじいちゃんと結婚する!】
【ははは、ありがとう。舞には、もっといい人が現れるさ】
【んー、じゃあ、おじいちゃんみたいに美味しいお味噌汁をつくれるひとをお嫁さんにするね!】
【…ほお、嫁なのかい】
そう私とおじいちゃんは笑いあった。
ねえ、おじいちゃん……
「会いたいよ……」
そう懐かしい夢を見て目が覚める。
朝の日差しと、久しぶりの味噌汁の匂いに私は目が覚めた。隣りには、猫のにゃーご様が一緒に寝てくれていた。
「……炊きたてご飯と味噌汁の匂いだ」
そっと食卓の方へと足を運ぶと、何故かエプロン姿である昨夜突然現れた謎の妖怪少年がいた。
「な、なななんで、あなたが私の家にいるの!?」
「……僕もここに住む権利があるんですよ」
「いやいやいやいや!!ここ、おじいちゃん家だもの!」、
「違います。昨日から、僕がこの家の主ですね」
「へ??!」
そうニッコリと丁寧な態度で淡々と話すけど……なんとなく、この人…目が笑ってない!!
「…えーと、あの、おじいちゃんと知り合いなの?」
「はい、そうです」
「……とりあえず、さ。…このご飯食べてい?お腹空いちゃったの」
「………」
だから、なんで私を見て残念そうな顔をしてるの!?
見知らぬ男が家にいる、しかも朝ごはんを作っているだなんて、学校の友達に知られたら、大騒ぎだね。うん。
「いただきまーす」
そう考えながら、私は目の前にある味噌汁を一口飲む。
「そんなに沢山に食べない方が……って何故泣いてるんです」
何故か、ポロポロと涙が出てきた。
優しかったおじいちゃんの味噌汁がもう食べれないんだ。
だけど……懐かしいような、よくわからないけれど…、、
「みぞじる……おいしぃ……!!」
「僕は少し用がありますので、詳しい話しは夜にでも。この場所に来れば説明しやすいのできてください。それと…食い過ぎですよ」
まだご飯三杯目ですけど!?
白い紙に丸がついている道が記載され、渡された。
すぐに追いかけようとしたけれど、振り向くと、もう少年はいなかった!?
え?いま、さっきまで話していたよね!?
「やっぱり、妖怪??とかかな……あんなふうに話す妖怪っているのかな?」
そう縁側の方で突っ立っていると、寝起きのにゃーご様が私にスリスリと寄ってきた。
「にゃーご様、よくわからないけど…ここは私達の家だもの!今夜、ハッキリ、あの謎の少年には出て行ってもらおうね!」
「んにゃあぁあー」
よし!とりあえず、四杯目食べてから考えよう!!
葬式を終え、私もバタバタと用があって夕方になった。
なんとなく、1人では心細いので、にゃーご様を抱き抱えて朝に渡された紙を見る。
「…にゃーご様、また太っちゃった?重たいかも」
「にゃっ…っ…」
何故か顔を下に向いてるにゃーご様だけど、可愛いから許す!!太っててもなんでも癒し担当だもの!
フと歩いた先を見ると、いつも買い物をする商店街通りだった。メモを見ると、その商店街通りを少し過ぎて、右に曲がるとーー
そう教えてくれた場所を探して歩いていると
「お、おお願いだ!!金は必ず返す!だ、だから、まってくれ!子供が……子供に食べさせてやるのがあっというまでーーー」
身なりが、少し乱れたサラリーマンの男性が土下座をしていた。こんなにも目立っている姿なのに、商店街の人達は、何も見えないように過ぎ通っていく。
サラリーマンの目の前には着物を着ていた少年だった。
彼は、涙を流しているおじさんを冷たい目で見下していた。
「いえいえ、こちらはタダで貸しておりません。対価は必ず返してください、【お客様】」
「そ、そんな、、わ、わたしはーーただ……」
居心地が悪くなったサラリーマンは肩を落として、帰っていく。
私が口をポカンと開けて様子を見ていると、少年は私に気付いた。
「やはり、この場所が見えるようですね」
「え、何。見えるって……えーと、さっきのサラリーマンのおじさん、お化け、なの?」
「いや、人間です。表向きは、人間に金を貸してたりしてます」
「…闇金みたいな感じ?ドラマで見たことある!」
私がそう話すのを、彼は何も答えず、ドアの中へとはいる。
なんだか目の前に見える不思議な場所だった。
狭い路地裏を通ると、赤い提灯一つに、古ぼけた木のドアが一枚あるだけだった。建物なんてない。そのドアの周りには白いふわふわしたものが、浮かんでるのだ。
赤い提灯には黒い文字でこう書かれていた。
「……かしかし屋…?」
にゃーご様は、尻尾を太くして警戒している様子だった。
「にゃーご様?大丈夫大丈夫!落ちついて」
「入ってください。もう夜になり、そこに突っ立ってしまいましたら邪魔です」
そう彼は、私をドアの向こうへと案内をした。
中は、八畳ぐらいの和室に、壁には女性と猫の墨で描かれていた掛け軸の絵があった。あとは、木の机と座布団、そして墨と紙だけ……。
外は夜なのに、小さな窓から見える外は、何故か森で朝方のようだった。
着物を着ている彼は、座布団を一枚私のために用意をして、自分も座布団に座りだし、話し始める。
「僕は蘆屋一真。かしかし屋二代目です」
「えーと、はい。わ、私は、田中舞です!
うん、二代目……?お菓子屋さんしてるの?」
「菓子屋では……コホン。【貸し屋】です。本人が望む貸して欲しいものを貸し、もちろん利息付きです。表向きは人間相手だったりしてますが、基本は妖達ですね」
そうすらすらと、話すけど…え、意味がわからない!?
つまり、お化け達相手に商売してるというの!!?
「急に、ファンタジー要素いれられても、私困るんだけど……ハッ!そうだ!あの家は私のおじいちゃんのなの!つまり、孫である私が相続人であっーー」
ピラッと、蘆屋一真という彼は、相続人である書類などを私に見せた。
その書類は、蘆屋一真になっているのだ。
「あなた、、お、おじいちゃんの、隠し孫?」
「あの鬼のようなじいさんの孫なわけないでしょう。…貴女、本当にあの人から何も聞かされてないのですか?」
「何もって……何をーー」
蘆屋一真は、にゃーご様を見て笑う。
「へえ、、、まだ可愛い猫のフリをしているようで。太りましたね、化け猫さん」
「え?」
その瞬間、にゃーご様が太い声で叫び鳴いた途端部屋いっぱいの大きな猫になり、尻尾は二つに分かれていた!!
『何故、おまえが二代目なんにゃあー!許さないにゃ!オラは認めにゃあああぞ!かしかし屋は、拓郎のものなんにゃあああうごあああ!!』
にゃーご様……妖怪だったんかい?!!
「かしかし屋も、家も、僕のです。糞化け猫」
【ははは、ありがとう。舞には、もっといい人が現れるさ】
【んー、じゃあ、おじいちゃんみたいに美味しいお味噌汁をつくれるひとをお嫁さんにするね!】
【…ほお、嫁なのかい】
そう私とおじいちゃんは笑いあった。
ねえ、おじいちゃん……
「会いたいよ……」
そう懐かしい夢を見て目が覚める。
朝の日差しと、久しぶりの味噌汁の匂いに私は目が覚めた。隣りには、猫のにゃーご様が一緒に寝てくれていた。
「……炊きたてご飯と味噌汁の匂いだ」
そっと食卓の方へと足を運ぶと、何故かエプロン姿である昨夜突然現れた謎の妖怪少年がいた。
「な、なななんで、あなたが私の家にいるの!?」
「……僕もここに住む権利があるんですよ」
「いやいやいやいや!!ここ、おじいちゃん家だもの!」、
「違います。昨日から、僕がこの家の主ですね」
「へ??!」
そうニッコリと丁寧な態度で淡々と話すけど……なんとなく、この人…目が笑ってない!!
「…えーと、あの、おじいちゃんと知り合いなの?」
「はい、そうです」
「……とりあえず、さ。…このご飯食べてい?お腹空いちゃったの」
「………」
だから、なんで私を見て残念そうな顔をしてるの!?
見知らぬ男が家にいる、しかも朝ごはんを作っているだなんて、学校の友達に知られたら、大騒ぎだね。うん。
「いただきまーす」
そう考えながら、私は目の前にある味噌汁を一口飲む。
「そんなに沢山に食べない方が……って何故泣いてるんです」
何故か、ポロポロと涙が出てきた。
優しかったおじいちゃんの味噌汁がもう食べれないんだ。
だけど……懐かしいような、よくわからないけれど…、、
「みぞじる……おいしぃ……!!」
「僕は少し用がありますので、詳しい話しは夜にでも。この場所に来れば説明しやすいのできてください。それと…食い過ぎですよ」
まだご飯三杯目ですけど!?
白い紙に丸がついている道が記載され、渡された。
すぐに追いかけようとしたけれど、振り向くと、もう少年はいなかった!?
え?いま、さっきまで話していたよね!?
「やっぱり、妖怪??とかかな……あんなふうに話す妖怪っているのかな?」
そう縁側の方で突っ立っていると、寝起きのにゃーご様が私にスリスリと寄ってきた。
「にゃーご様、よくわからないけど…ここは私達の家だもの!今夜、ハッキリ、あの謎の少年には出て行ってもらおうね!」
「んにゃあぁあー」
よし!とりあえず、四杯目食べてから考えよう!!
葬式を終え、私もバタバタと用があって夕方になった。
なんとなく、1人では心細いので、にゃーご様を抱き抱えて朝に渡された紙を見る。
「…にゃーご様、また太っちゃった?重たいかも」
「にゃっ…っ…」
何故か顔を下に向いてるにゃーご様だけど、可愛いから許す!!太っててもなんでも癒し担当だもの!
フと歩いた先を見ると、いつも買い物をする商店街通りだった。メモを見ると、その商店街通りを少し過ぎて、右に曲がるとーー
そう教えてくれた場所を探して歩いていると
「お、おお願いだ!!金は必ず返す!だ、だから、まってくれ!子供が……子供に食べさせてやるのがあっというまでーーー」
身なりが、少し乱れたサラリーマンの男性が土下座をしていた。こんなにも目立っている姿なのに、商店街の人達は、何も見えないように過ぎ通っていく。
サラリーマンの目の前には着物を着ていた少年だった。
彼は、涙を流しているおじさんを冷たい目で見下していた。
「いえいえ、こちらはタダで貸しておりません。対価は必ず返してください、【お客様】」
「そ、そんな、、わ、わたしはーーただ……」
居心地が悪くなったサラリーマンは肩を落として、帰っていく。
私が口をポカンと開けて様子を見ていると、少年は私に気付いた。
「やはり、この場所が見えるようですね」
「え、何。見えるって……えーと、さっきのサラリーマンのおじさん、お化け、なの?」
「いや、人間です。表向きは、人間に金を貸してたりしてます」
「…闇金みたいな感じ?ドラマで見たことある!」
私がそう話すのを、彼は何も答えず、ドアの中へとはいる。
なんだか目の前に見える不思議な場所だった。
狭い路地裏を通ると、赤い提灯一つに、古ぼけた木のドアが一枚あるだけだった。建物なんてない。そのドアの周りには白いふわふわしたものが、浮かんでるのだ。
赤い提灯には黒い文字でこう書かれていた。
「……かしかし屋…?」
にゃーご様は、尻尾を太くして警戒している様子だった。
「にゃーご様?大丈夫大丈夫!落ちついて」
「入ってください。もう夜になり、そこに突っ立ってしまいましたら邪魔です」
そう彼は、私をドアの向こうへと案内をした。
中は、八畳ぐらいの和室に、壁には女性と猫の墨で描かれていた掛け軸の絵があった。あとは、木の机と座布団、そして墨と紙だけ……。
外は夜なのに、小さな窓から見える外は、何故か森で朝方のようだった。
着物を着ている彼は、座布団を一枚私のために用意をして、自分も座布団に座りだし、話し始める。
「僕は蘆屋一真。かしかし屋二代目です」
「えーと、はい。わ、私は、田中舞です!
うん、二代目……?お菓子屋さんしてるの?」
「菓子屋では……コホン。【貸し屋】です。本人が望む貸して欲しいものを貸し、もちろん利息付きです。表向きは人間相手だったりしてますが、基本は妖達ですね」
そうすらすらと、話すけど…え、意味がわからない!?
つまり、お化け達相手に商売してるというの!!?
「急に、ファンタジー要素いれられても、私困るんだけど……ハッ!そうだ!あの家は私のおじいちゃんのなの!つまり、孫である私が相続人であっーー」
ピラッと、蘆屋一真という彼は、相続人である書類などを私に見せた。
その書類は、蘆屋一真になっているのだ。
「あなた、、お、おじいちゃんの、隠し孫?」
「あの鬼のようなじいさんの孫なわけないでしょう。…貴女、本当にあの人から何も聞かされてないのですか?」
「何もって……何をーー」
蘆屋一真は、にゃーご様を見て笑う。
「へえ、、、まだ可愛い猫のフリをしているようで。太りましたね、化け猫さん」
「え?」
その瞬間、にゃーご様が太い声で叫び鳴いた途端部屋いっぱいの大きな猫になり、尻尾は二つに分かれていた!!
『何故、おまえが二代目なんにゃあー!許さないにゃ!オラは認めにゃあああぞ!かしかし屋は、拓郎のものなんにゃあああうごあああ!!』
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