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第14話旅行
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タケルはいつものようにモンスターチャレンジにログインをした。すると難波さんが住んでいる場所の話を振って、ギルメンと会いたいと言っていた。
「のちこは福岡ですね。今日はスタジオを借りて友人と騒いで遊んでました」
「相変わらず、のちこさんのリアルは楽しそうですね。美人は違うなー」
「ふふふ今日は歌いまくっちゃいましたよー」
のちこさんに美人についての振りをしてみたが、全く否定しない。相当可愛いぞ。のちこさん恐るべし。とタケルは思った。
「タケルさんは既に知ってると思いますが、私は沖縄ですね。りんへいという猫と一緒に住んでます」
「りんへい君を撫で回したいです。もふもふー」
「りんへいはもう10歳なのでお早めに撫でに来てくださいね」
「きゃ! マスターやるー! もう会う約束取り付けちゃうなんて。りんさんもマスターの時だけ反応が違いますなー他の男性メンバーが誘っても上手にかわしてたのに…のちこは少し寂しいです。私の所にも来てくださいね。ふたり一緒にでもいいので……」
何故か、話がトントン拍子に進んでいく。タケルはもうふたりのギルメンと会う事になっている。
「なら私の所にも寄ってくださいね。ココは埼玉です。勉天道スマッシュのお礼もしたいですし。と言っても喫茶店で働いてるのを生かした手料理くらいでしかおもてなし出来ませんが」
ココさんもタケルを誘ってきた。普段は遠慮がちで滅多に顔を出さないココさんだが、本気だ。
「なら私にも会って下さいな。リカは神奈川です。横浜です。湘南です。そしてココさんとは前も同じギルドだったので会いたいです」
「という事は間を取って東京で会いたい所ですね。俺の家でいいですか」
「ねえ、りんさん聞きました? マスターが自宅に女性を招待しましたわ。のちこ大ショック」
「ええ、聞きました。私たちとは遊びだったようですわね」
「ごめん。今の自宅は無し! ココさんとリカさんは東京で遊ぶといいかもですね。俺と会うときは別々に会いましょう」
タケルは胸騒ぎが収まらない。かなり悪いコメントをしてしまったようだ。人間関係が崩れそうな時には必ずこの胸騒ぎがするのだ。
「仕方ない。諦めますか。今回はね。ココさんマスターの言う通り東京で一緒に遊ぶのいいですね。給料日なら私おごりますわよ」
「リカさんありがとうございます。弟たちを育てなきゃなので本当に助かります。あ、マスター本当に来てくださいね。弟たちもスマッシュのお礼を言いたいようなので」
リカさんとココさんはこれで大丈夫と。何が大丈夫なのかわからないが、タケルは安心している。
「私なんかがこんなこと言うのもあれなんですが、私とも会ってほしいです。私は群馬です。一緒にドライブと登山くらいしかできませんが」
めちこさんがえらく下からコメントする。ゲームでの強さで遠慮しているのだろうか。
「いいですね。ドライブも登山も好きですよ」
「ほんとですか! うふふ楽しみにしてます!」
めちこさんとも会う事になってしまったぞ。のちこさんとめちこさんが会うのが一番いいし、最大の楽しみなんだが。のちことめちこは運命の出会いを果たして親友となるのだ。と密かな野望をタケルは持っている。
「私の所は東京ですのールームメイトもいいと言ってるので気軽に来て下さいなのです。りんお姉さまにも会いたいですのーだから来るときは、マスターがりんさんを連れて来た時でいいのですのー」
セフィリアさんは相変わらず癒し系でまったりしている。チャットでもその人柄がにじみ出ている。先ずはりんさんの所に行ってセフィリアさんの所かな?
でも、それだとりんさんの旅行期間が長くなって猫を誰かに預けなくてはいけないから迷惑が。タケルはもういっぱいいっぱいだった。
他の男性メンバー達は面白くない。新参者とはいえ、必死に会おうと口説いていたのに全く相手にされずに、はぐらかされ、後から来たマスターが女性を独占しているのだから。
「私は彼氏がいるからパスですが、マスターが会いたいならどうぞご自由に」
めぐねこさんの事はタケルは個人的に気になっていた。彼女はトルネードというSNSをやっており、そこでヤクザまがいの悪徳業者に捕まって引っ越したばかりなのに出ていけと言われているが、気にせず強く楽しく生きていると。彼氏がホワイト企業に転職したというし、その彼が良い物件に引っ越して同棲を再開すると解決な気もするが、めぐねこさんは可愛がっている猫を2匹育てている。ペットOKの物件を探すのも大変なのだろう。
「いえ、めぐねこさんも会いましょう。彼氏さんも一緒に。真剣に話したい事があります」
「いえ、その必要は。なんなら今ここで話してもいいですよ」
めぐねこさんのガードは硬い。実にいい事だ。タケルは逆に他のギルメンのガードの甘さというか、自分に対する信頼がとても信じられなかった。こんな俺だぞ。どこにでもいる容姿でしかも無職。
「なら、今話しますか。今住んでいる物件ですが、ホワイト企業に転職した彼に新しい物件を契約してもらって、そこに移るのはどうでしょう」
「うーん、今の所は近所の野良猫とも仲良しで深夜の散歩が楽しみなんですよね。深夜は野良猫が活発になるので」
「めぐねこさんは野良猫達と仲良くなる素質があるみたいですね。野良猫は警戒心が凄いのに大したものですね。将来的に猫カフェをやってみたらどうですか? 投資をやっているので資金は出しますよ。そうなったらマスターではなく、オーナーになっちゃいますが。はは」
タケルとめぐねこは真面目な話をしだした。
(大変です。女たらしで有名なあのマスターが彼氏持ちの女性を口説いてます。私ならもう落とされている猛烈な口説き文句です)
(ええ、聞こえてますよ。のちこさん。これは惚れた弱味として目をつぶりますか。お互い苦労しそうですね)
何やら、のちこさんとりんさんのふたりは心の声で話をし始めた。タケルに呆れているようだ。こうして夜はふけていく。深夜になり、寝る事になるまで話は続いた。心の声の愚痴と真剣な話が。
「のちこは福岡ですね。今日はスタジオを借りて友人と騒いで遊んでました」
「相変わらず、のちこさんのリアルは楽しそうですね。美人は違うなー」
「ふふふ今日は歌いまくっちゃいましたよー」
のちこさんに美人についての振りをしてみたが、全く否定しない。相当可愛いぞ。のちこさん恐るべし。とタケルは思った。
「タケルさんは既に知ってると思いますが、私は沖縄ですね。りんへいという猫と一緒に住んでます」
「りんへい君を撫で回したいです。もふもふー」
「りんへいはもう10歳なのでお早めに撫でに来てくださいね」
「きゃ! マスターやるー! もう会う約束取り付けちゃうなんて。りんさんもマスターの時だけ反応が違いますなー他の男性メンバーが誘っても上手にかわしてたのに…のちこは少し寂しいです。私の所にも来てくださいね。ふたり一緒にでもいいので……」
何故か、話がトントン拍子に進んでいく。タケルはもうふたりのギルメンと会う事になっている。
「なら私の所にも寄ってくださいね。ココは埼玉です。勉天道スマッシュのお礼もしたいですし。と言っても喫茶店で働いてるのを生かした手料理くらいでしかおもてなし出来ませんが」
ココさんもタケルを誘ってきた。普段は遠慮がちで滅多に顔を出さないココさんだが、本気だ。
「なら私にも会って下さいな。リカは神奈川です。横浜です。湘南です。そしてココさんとは前も同じギルドだったので会いたいです」
「という事は間を取って東京で会いたい所ですね。俺の家でいいですか」
「ねえ、りんさん聞きました? マスターが自宅に女性を招待しましたわ。のちこ大ショック」
「ええ、聞きました。私たちとは遊びだったようですわね」
「ごめん。今の自宅は無し! ココさんとリカさんは東京で遊ぶといいかもですね。俺と会うときは別々に会いましょう」
タケルは胸騒ぎが収まらない。かなり悪いコメントをしてしまったようだ。人間関係が崩れそうな時には必ずこの胸騒ぎがするのだ。
「仕方ない。諦めますか。今回はね。ココさんマスターの言う通り東京で一緒に遊ぶのいいですね。給料日なら私おごりますわよ」
「リカさんありがとうございます。弟たちを育てなきゃなので本当に助かります。あ、マスター本当に来てくださいね。弟たちもスマッシュのお礼を言いたいようなので」
リカさんとココさんはこれで大丈夫と。何が大丈夫なのかわからないが、タケルは安心している。
「私なんかがこんなこと言うのもあれなんですが、私とも会ってほしいです。私は群馬です。一緒にドライブと登山くらいしかできませんが」
めちこさんがえらく下からコメントする。ゲームでの強さで遠慮しているのだろうか。
「いいですね。ドライブも登山も好きですよ」
「ほんとですか! うふふ楽しみにしてます!」
めちこさんとも会う事になってしまったぞ。のちこさんとめちこさんが会うのが一番いいし、最大の楽しみなんだが。のちことめちこは運命の出会いを果たして親友となるのだ。と密かな野望をタケルは持っている。
「私の所は東京ですのールームメイトもいいと言ってるので気軽に来て下さいなのです。りんお姉さまにも会いたいですのーだから来るときは、マスターがりんさんを連れて来た時でいいのですのー」
セフィリアさんは相変わらず癒し系でまったりしている。チャットでもその人柄がにじみ出ている。先ずはりんさんの所に行ってセフィリアさんの所かな?
でも、それだとりんさんの旅行期間が長くなって猫を誰かに預けなくてはいけないから迷惑が。タケルはもういっぱいいっぱいだった。
他の男性メンバー達は面白くない。新参者とはいえ、必死に会おうと口説いていたのに全く相手にされずに、はぐらかされ、後から来たマスターが女性を独占しているのだから。
「私は彼氏がいるからパスですが、マスターが会いたいならどうぞご自由に」
めぐねこさんの事はタケルは個人的に気になっていた。彼女はトルネードというSNSをやっており、そこでヤクザまがいの悪徳業者に捕まって引っ越したばかりなのに出ていけと言われているが、気にせず強く楽しく生きていると。彼氏がホワイト企業に転職したというし、その彼が良い物件に引っ越して同棲を再開すると解決な気もするが、めぐねこさんは可愛がっている猫を2匹育てている。ペットOKの物件を探すのも大変なのだろう。
「いえ、めぐねこさんも会いましょう。彼氏さんも一緒に。真剣に話したい事があります」
「いえ、その必要は。なんなら今ここで話してもいいですよ」
めぐねこさんのガードは硬い。実にいい事だ。タケルは逆に他のギルメンのガードの甘さというか、自分に対する信頼がとても信じられなかった。こんな俺だぞ。どこにでもいる容姿でしかも無職。
「なら、今話しますか。今住んでいる物件ですが、ホワイト企業に転職した彼に新しい物件を契約してもらって、そこに移るのはどうでしょう」
「うーん、今の所は近所の野良猫とも仲良しで深夜の散歩が楽しみなんですよね。深夜は野良猫が活発になるので」
「めぐねこさんは野良猫達と仲良くなる素質があるみたいですね。野良猫は警戒心が凄いのに大したものですね。将来的に猫カフェをやってみたらどうですか? 投資をやっているので資金は出しますよ。そうなったらマスターではなく、オーナーになっちゃいますが。はは」
タケルとめぐねこは真面目な話をしだした。
(大変です。女たらしで有名なあのマスターが彼氏持ちの女性を口説いてます。私ならもう落とされている猛烈な口説き文句です)
(ええ、聞こえてますよ。のちこさん。これは惚れた弱味として目をつぶりますか。お互い苦労しそうですね)
何やら、のちこさんとりんさんのふたりは心の声で話をし始めた。タケルに呆れているようだ。こうして夜はふけていく。深夜になり、寝る事になるまで話は続いた。心の声の愚痴と真剣な話が。
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