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16話ギルド崩壊
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タケルが旅行を楽しみにしていると、ギルド内で変な噂が出ていた。タケルが大手ギルドに移籍しようとしているという噂だ。誰が流したのかは知らないが、ギルド全体に広がっている。タケルはそんな事とは気がつかずに旅行の準備をしており、ログインすらまだしていない。現金を30万円ほど下ろして、旅行バッグの中に着替え等を詰め込んでいる。結局ログインしたのは夕方で、ギルドは少し変な雰囲気だった。
「マスターこんばんはー」
ギルメンが照らし合わせたように一斉に挨拶してくる。15コメントが一気に埋まる。さらに次々とコメントをして100コメントを超えた。ログ流しというやつだ。流したのはタケルに対する悪口。タケルに失望したやら、ただのイケメンになり下がったやら、死ねやら、消えろやら色々だった。さすがにそこまで言うなと止めるが、難波の暴言は止まらなかった。死ねを連発している。
「旅行楽しみですね。先ずはサブマスターの所に行ってから、皆さんを訪問していこうと思います。りんさんの猫を預かってくれる人を見つかり次第出発しようと思っています」
タケルの発言に難波が影で個別コメントをメンバーに送る。出会い厨は死ね消えろカス、絶対会うなと女性メンバーにコメントを送った。
「さあ、楽しい旅行の前にやることやりますか。今日もレイド祭りです。レアキャラ沢山ゲットして下さいね」
難波は無言でレイドにだけはきっちり参加して、他の参加者に削らせて渡せと要求してきた。さそがにそれは断られ、あのクソマスターに頼るくらいならと自分で必死に戦っていた。
「マスターは旅行の準備でもしていて下さい。私達で倒しますから」
「そうですか。終わったら言ってくださいね。またすぐ開きますから。まだまだキーが沢山ありますから」
タケルは30個くらいだろうと思っていたら、108個もレイドキーがあったのでとてもじゃないが使いきれない。ギルメンはその事実を知らない。タケルのレイドキーを使いきってギルドを抜けようという難波の指示のもと動いている。レイドのチャットはタケルの悪口祭りとなり、本人が見たら心神喪失ものだった。りんさんだけはその流れに参加しなかった。りんは既に心神喪失状態で寝込んでいる。
こうして崩壊のカウントダウンは始まっていた。実は沢山入ったギルメンの中に他のギルドのスパイが混じっており、嘘の情報をブロリーのギルドに流し、タケルがギルドを抜け、ギルドに加入したがっているという嘘を流したのだ。それを信じたブロリーは大いに喜び、ギルメンに報告してしまった。タケルも色々あって大変だと同情していたくらい熱心に期待していた。その密談を重ね、のちことブロリーと話をさせる事に成功したスパイがタケルがギルドを捨ててブロリーの所に合流するという話に持っていったのだ。
「俺、このギルドを抜けます。こんな状態は耐えられない」
男性メンバーのソムくんだった。タケルは何でいきなりこんな事を言い出したのかわからず、止めた。その時、りんさんが発言した。
「仕方ないんじゃない。抜けたいなら抜けたらいいよ。さようなら。元気でねー!」
タケルはそのあっさりとした態度が面白くなくて、つい言ってしまった。胸が物凄い早さでドキドキする。
「りんさん、さっきのは冷たすぎるんじゃないですか。ギルメンは大切な仲間でしょう」
この発言にりんが激怒した。あなたがそれを言うか。私達を捨てて大手ギルドに行く癖に。最後のストッパーとなっていた、りんが激怒した事で何も止めるものが無くなった。崩壊は止まらない。女性の怒りは怖いのだ。
「マスターこんばんはー」
ギルメンが照らし合わせたように一斉に挨拶してくる。15コメントが一気に埋まる。さらに次々とコメントをして100コメントを超えた。ログ流しというやつだ。流したのはタケルに対する悪口。タケルに失望したやら、ただのイケメンになり下がったやら、死ねやら、消えろやら色々だった。さすがにそこまで言うなと止めるが、難波の暴言は止まらなかった。死ねを連発している。
「旅行楽しみですね。先ずはサブマスターの所に行ってから、皆さんを訪問していこうと思います。りんさんの猫を預かってくれる人を見つかり次第出発しようと思っています」
タケルの発言に難波が影で個別コメントをメンバーに送る。出会い厨は死ね消えろカス、絶対会うなと女性メンバーにコメントを送った。
「さあ、楽しい旅行の前にやることやりますか。今日もレイド祭りです。レアキャラ沢山ゲットして下さいね」
難波は無言でレイドにだけはきっちり参加して、他の参加者に削らせて渡せと要求してきた。さそがにそれは断られ、あのクソマスターに頼るくらいならと自分で必死に戦っていた。
「マスターは旅行の準備でもしていて下さい。私達で倒しますから」
「そうですか。終わったら言ってくださいね。またすぐ開きますから。まだまだキーが沢山ありますから」
タケルは30個くらいだろうと思っていたら、108個もレイドキーがあったのでとてもじゃないが使いきれない。ギルメンはその事実を知らない。タケルのレイドキーを使いきってギルドを抜けようという難波の指示のもと動いている。レイドのチャットはタケルの悪口祭りとなり、本人が見たら心神喪失ものだった。りんさんだけはその流れに参加しなかった。りんは既に心神喪失状態で寝込んでいる。
こうして崩壊のカウントダウンは始まっていた。実は沢山入ったギルメンの中に他のギルドのスパイが混じっており、嘘の情報をブロリーのギルドに流し、タケルがギルドを抜け、ギルドに加入したがっているという嘘を流したのだ。それを信じたブロリーは大いに喜び、ギルメンに報告してしまった。タケルも色々あって大変だと同情していたくらい熱心に期待していた。その密談を重ね、のちことブロリーと話をさせる事に成功したスパイがタケルがギルドを捨ててブロリーの所に合流するという話に持っていったのだ。
「俺、このギルドを抜けます。こんな状態は耐えられない」
男性メンバーのソムくんだった。タケルは何でいきなりこんな事を言い出したのかわからず、止めた。その時、りんさんが発言した。
「仕方ないんじゃない。抜けたいなら抜けたらいいよ。さようなら。元気でねー!」
タケルはそのあっさりとした態度が面白くなくて、つい言ってしまった。胸が物凄い早さでドキドキする。
「りんさん、さっきのは冷たすぎるんじゃないですか。ギルメンは大切な仲間でしょう」
この発言にりんが激怒した。あなたがそれを言うか。私達を捨てて大手ギルドに行く癖に。最後のストッパーとなっていた、りんが激怒した事で何も止めるものが無くなった。崩壊は止まらない。女性の怒りは怖いのだ。
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