スマホゲーム王

ルンルン太郎

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第2話

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   焼き鳥屋で葉山梨花と笑顔で別れ、帰宅してシャワーを浴び洗濯をして歯を磨いて、麻生拓真はご機嫌で眠りについた。超レアアイテムを手に入れたので当然だろう。出勤1時間前に朝起きると歯を磨いて朝食のベーコンエッグと豆腐とワカメの味噌汁でご飯を食べてスーパーマーケットに向かった。

「おはよう梨花ちゃん」

   ロッカーには既に梨花がいた。振り向くと向日葵のように明るい笑顔で挨拶を返してくれる。

「タクマさんおはようございます!   昨日の野菜伝説の調子はどうですか?   レアアイテム強いですか?」

「そりゃもうバッチリさ!   でも今後はステータスアップに課金しなきゃ今週の突破イベントは鉱物で1日3回10万鉱物しか採取できないから買うとめっちゃお得なんだ。何倍も早く研究が進むこれは課金時!」

「あらら、また課金ですかそれは課金しなきゃですね」

「今すぐ課金するかな貯金は300万少し痛いけど……えい15万8000円!」

「え、そんなに沢山!? 」

「うん給料から使うともやし生活だから貯金から行かないと。ランキング1位を目指すにはこれくらいでも足りないくらいだよ」

「ランキング1位になると何が貰えるんですか?」

「ランキング1位で10ポイント欲しいアイテムが20ポイントだから2回1位になる必要がある今回は狙い目だから外せない技能会心10%アップ会心後は攻撃力20%アップ5秒間これが狙いなんだ技能会心はめっちゃレアスキル」

「あのよくわかりませんが、運の要素は無いんですね?   なら私の出番はないか」

「そんな事は無いよ。技能会心とダウンのスキルを持った装備を集める必要があるその装備が出る確率は0.02%望んだスキルが出る確率はもっと低い」

「じゃあ、今夜その装備を集めましょうタクマさんの家でいいですか?」

「うん頼むよ。時間がかなり掛かるだろうけど」

「それじゃあスパイスカレーを煮込みながらやっちゃいますか」

「うんそれいいね楽しみにしてる」

    という事で今夜の約束も決まった。仕事は何のトラブルも、なく順調に進み帰宅の時間となった。そのままカレーの食材を買い込むとタクマの家に向かった。

「タクマさんの家久しぶりー3ヶ月ぶりかな」

「え、もうそんなにたつかな?    俺の中では3週間くらいの感覚」

「前に来た時は猫ちゃんを一時的に保護した時でしたね。その時の猫ちゃんは太郎という名前にして毎日一緒に寝てますよ」

「あの時の猫オスだったんだね子猫だったから元気に育って良かった」

「ええめっちゃ元気です沢山食べて沢山寝ます私が布団に入ると中に入ってきて腕にアゴを乗せて寝ます」

「可愛いなーさあ入って何もないけど酒なら大量にあるから」

「わーい沢山飲むぞー辛いものと酒いいですねーおじゃまします」

    こうしてタクマの家に何の躊躇もなく梨花は上がり込んでカレーの準備を始めた。その間にタクマは武器の召喚に必要なアイテムを集めておく。合計10万5000回武器ガチャが引ける。これは課金が必要ないくらい大量に集まるので無課金でも楽しめる要素だ。これに課金する奴は相当ヤバイ。

    武器かぶりが当たり前で合計10箇所スキルも回復、反撃、連撃、技能会心、会心、ダウン、回避の7種類。望んだスキルが2つ出れば勝ちである。

「さあ、カレーの準備が出来ましたよ後は煮込んでご飯が炊けるのを待つだけ」

「わーいガチャタイムだ!」

「いっぱい出して下さいね」

「ああ沢山出そう」

   こうして武器ガチャが始まった10000万回に1つ出れば合格の中で150回で1個出た。

「うお!   技能会心とダウンの最高レア装備が出た梨花ちゃんさすが!」

「ふふふそうでしょうまだまだ出しますよー!」

    次の当たりは700回目でダウンと会心だった。少し劣るが会心もありだ。タクマが転職を目指す魔導師は通常攻撃の会心も重要となる。

「会心とダウンかまあまあこれもありだね!   魔導師は火力低いから通常攻撃も上げる予定だし」

「次こそ技能会心とダウンを出しますよ!   ほら出た!」

「うおーすげー!」

   こうして、技能会心7とダウン10と会心3が出た。今の職業の戦神の反撃と会心も出て反撃10会心10になった。もうスキルの上では完璧と言っていい。魔導師と戦神はPVPの上では最強クラスその2つのスキルが極まった。

「梨花ちゃん最高!   次は神器のスキルにダウンと技能会心付けたいんだこれも頼む」

「はいお任せを!   たった6回の勝負か燃えますね!」

   神器の宝石ガチャは1日6回狙ったスキルを引き当てるのは相当キツい。だが、通常攻撃10%アップとダウンと技能会心がついた宝石が4つ出た。残りは体力と会心ダメージが2つこれはこれでありだ。

「やったー!    めっちゃいいスキル!   ダウンが脅威の40%」

「ふふんさすが私!   でもダウン40%ってヤバくないですか?  
敵まともに動けないんじゃ? 」

「うん、このダウン確率はゲームで最高クラス。技能会心もめっちゃ高いし後はランキング1位を2回獲得して技能会心10%上げるぞ」   

「わー楽しみ私無課金が主義だけど課金の世界も気になってたんですよね。タクマさんの課金の世界見てみたい」

「うん一緒に楽しもう!」

「はい!   一緒に!   さてカレー食べてお酒飲みまくりますか」

「そうだね祝杯だ!   最強スキルに!」

「最強スキルに!」

    こうして普通では有り得ないスキルをゲットしたタクマの快進撃が始まる事となった。脅威の10連勝を成し遂げた。ランキングは3位対戦相手を返り討ちにしたら更にランキングが上がるが、これには時間がかかる朝になってどうなっているかが鍵だ。

    そして酔いつぶれて朝になり、ランキングが変動していた。ランキングは1位。シルバークラスのではあるが立派な成績である。ワールドクラスだと12位戦力が低いのが混じって変な感じだ。これでまだ切り札の魔導師に転職していないのだから恐れいる。
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