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1章 トリップする前の私

選択肢がYes以外ない件について

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『ある乙女ゲームの中に入ってヒロインの暴走を止めて欲しんだ』
「ある、乙女、ゲーム!?」

『君も知っているはずだよ』
「私も、知っている?」
私は基本ゲームはスマ〇ラとかしかやらなかったしなー

それに私は乙女ゲームはゆるゆる日常系しか知らないし、見た事ない
「それをする事で私になにかリメットは?」

『痛い所を突いてくるねぇ...
うーん、成功したら超絶イケメン達に溺愛されちゃうよ~♪』
「へぇー
それで?あとは何が?」

『うーん、メリットじゃないけどトリップしなかったら一生大地獄にいてもら「行くよ、トリップする」』
『話が速くて助かるよぉ♪』

選択肢なかったよね?大地獄に一生コースなんてふざけてる、てか絶対ヤダ
『えへへ~
僕もたまにはそっちの世界に逢いに行くからねぇ』

「アハハ、凄いハードな第2人生になりそうだな~(汗)」
『じゃあOKってことで、これに名前書いてよ』

「え、あうん
.........はい、書いたよ」
『じゃあトリップさせるよ...
超絶イケメン達だけどドSしかいない乙女ゲーム【バン花】の世界へどうぞ行ってらっしゃいー』

「え、何それって、
うぉっと、ギャァアアアああああああああぁぁぁ」

『............色気のない声~
けど、愛してるよ刹那...僕の、僕だけの可愛いくて愛おしい子...............』

真っ白なサラサラの髪に長いまつ毛に覆われた白銀の瞳、お人形の様に整った顔には妖美な笑みが浮かんでいた。

バサッ!!!!!!

その音と同時に白く美しすぎる羽を羽ばたかせひとつの部屋に向かった。

コツコツ
ただブーツの音が鳴り響く
ガチャっー

開けた先には...
さっきの青い髪に青い瞳の美しい少女の写真や私物、体の一部がずらりと並んでいた。
特に写真なんかは壁、床、天井に貼ってある。

『あぁ、なんて綺麗なんだろう...
やっぱり殺すのは可哀想だったけど、正解だったなぁ♪
けど、あの魁斗って奴追い自殺したんだっけ......?』

ドサッ
「いってぇーー」

『あー、もう来ちゃった.........
えへへ 楽しみだなぁ♡やっぱり君は最高だよ。刹那.........』

ガチャリ
コツコツコツコツ

その空間にはブーツの無機質な音だけが鳴り響いた...

大天使(天使の中でトップ、神々をも超える力を持っているが一目惚れした為問題児へ)
白い髪に白銀の瞳、美しすぎる美少年
翼を持っており、その羽根はとても美しいことで有名
-ストーカー系ドS-
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