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ネメシス
第71話 モルモット
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「まさか気絶してしまうとはのう」
目の前で四条王喜――いや、もうその姓は名乗れないのでただの王喜か――が白目をむいて気絶した。
口を開き、涎を垂らす姿には悲哀すら感じる。
大きなショックを受けるだろう事は分かっていたが、まさかここまでとは……
それだけ王喜にとって、四条家という存在は大きな物だったのだろう。
弱い人間ほど肩書に依存するというが、彼はまさにその典型その物だった。
だが、これぐらいショックを受けてくれた方が都合がいいのも確かではある。
強烈な鞭の後に甘い飴を与えれば、駄犬のごとく千切れんばかりに尻尾を振ってくれる事だろう。
「目覚めるのを待つのも、面倒じゃのう」
私は王喜の胸ぐらをつかんで引き起こし、その頬を気付け代わりにビンタする。
強く叩きすぎたせいか掴んでいた胸ぐらが引き千切れ、奴の体は轟音を立てて壁を突き破り隣の部屋へと行ってしまった。
「少し強く叩きすぎた様じゃな。死んだか?」
「これで死ぬようなら、所詮その程度の存在です」
「恵子は厳しいのう」
冗談で言ったのだが、恵子は心底死ねばいいのにと言った口ぶりで吐き捨てる。
どうやら王喜を私直属の配下にする事を、よく思っていない様だ。
普段従順な彼女にしては、それは珍しい事だった。
「う……うぅ……」
重力で宙に舞う塵を地面に落とし、空いた穴から隣の部屋に入る。
叩いた頬は砕け盛大にハレてしまっているが、それ以外は大した怪我はしていなかった。
頬以外軽傷なのは、壁に突っ込む直前、本能的にプラーナによる肉体強化が行われたからだろう。
知能と性格はあれだが、やはり戦闘面においては天才である事は疑い様がない。
「頬の手当てをしてやれ」
「はい」
配下の一人――希少な回復能力を持つ者にそう告げる。
彼女は素早く王喜に近づき、すごく嫌そうな顔でその頬に触れ、能力を発動させた。
どうやら王喜は想像以上に周囲から嫌われている様だ。
「……」
怪我は治ったが、王喜は放心したまま動こうとしない。
完全に抜け殻状態だ。
――では、魂を吹き込んでやるとするかの。
「王喜よ。なぜ妾がここにいるか、その意味が分かるか?」
「……」
普段なら問いかければ即座に手もみと胡散臭い作り笑顔が浮かぶのだが、全く反応は返ってこない。
私はそれを気にせず、言葉を続けた。
「四条家がお主を切り捨てたのは……まあ遠回しに言うのもあれじゃな。端的に言おう。妾に仕えよ。そうすればお主の望み。四条家への復帰の道を妾が示してやる」
王喜はド級のバカなので、遠回しに話しても無駄に時間がかかるだけだと判断した私はストレートに要件を伝える。
「ほ……」
「ほ?」
「本当か!いや!本当ですか!!」
先程までの死んだ魚の様な目に光が宿り、勢いよく立ち上がる。
オツムが弱いだけあって、入れ食い状態の釣り堀の様な食いつきだ。
「下らん嘘を吐くために、時間を割くほど妾は暇ではない。どうじゃ、妾の下で働く気になったか?」
「もちろんですとも!この四条王喜!荒木真央様の手足となって必ずやその御期待に応えて見せましょっ――ぼごぉっ!?」
歓喜のあまりか、王喜が私の手を取ろうとする。
だがそれは恵子の回し蹴りが制した。
「き、貴様!この四条王喜に何をする!?」
「真央様の手を握る様な無礼は許さないわ。それに、今の貴方には四条の名を名乗る資格はないはずよ」
「ぬ……く」
正論で返され、王喜は苦し気に呻く。
ない脳みそをフルスロットして反論を考えているのだろうが、それが出て来るようならこんな哀れな状態にはなってはいないだろう。
「さて、王喜よ。主としてお主に最初の仕事を与える」
背後に控えていた配下の一人が、アタッシュケースを王喜の前で開いて見せる。
その中には注射器と、それを使って注入する液体が収められていた。
液体は、どうみても人体に有害そうな暗い緑の色をしている。
「あの……これは何でしょうか?」
「ブースター……その改良品じゃ」
「ブースター!?ですか……それでこれを私にどうしろと」
本人も薄々察しているのか、顔を引きつらせて尋ねてくる。
頭は悪いが、勘だけはまともに機能している様だ。
「お主にはこれを継続的に服用してもらう」
「……」
王喜は黙り込んだ。
まあブースターで一度痛い目を見ているわけだし、当然と言えば当然の反応だ。
更に服用し続ければ廃人になってしまう事ぐらいも、元風紀委員長である彼は知っている。
「安心せい。精神を狂わす主成分は抜いてある。服用を続けても廃人になる事はなかろう。むしろ、これを使う目的はお主に力をつけさせるためじゃ」
組織にそそのかされて薬を服用した者の調査から、その使用後にプラーナの絶対量が上昇しているというデータが得られている。
つまりブースターには短期的な力の覚醒に加え、長期的な能力アップも含まれているという事だ。
「ほ、本当ですか?」
王喜は不安そうに聞いてくる。
「嘘は言っておらんよ」
そう、これは王喜をモルモット代わりにするわけではなく、あくまでも彼の眠っている力を引き出すための処置である。
もちろん副作用が引き起こされる可能性は高いが、命の危険が出る程ではない……はず。
たぶん。
「お主?強くなりたくはないか?」
「強く……ですか?」
「そう。お主を切り捨てた四条家を見返す程に強く。ただ家に帰るだけではつまらんじゃろう?強くなって、家に戻った時周囲を驚かせてやるがよい」
「やります!俺は必ず強くなって見せます!!」
危険な薬品を扱う不安は、四条家の人間に認めて貰いたいという強い気持ちから一瞬で吹き飛んだ様だ。
直前までしていた不安そうな表情は消え去り、歓喜の色を帯びる。
きっと頭の中では、両親や兄弟に褒められる自分を想像しているのだろう。
まあ何にせよ。
扱いやすいのはいい事だ。
「では、後の事は恵子に任せる」
「は。お任せください」
さて、今回の実験でどの程度の結果が出るか。
報告を楽しみにするとしよう。
「王喜よ。期待しておるぞ」
「は!この王喜!必ずや強くなって御覧に入れます!」
裸王との一戦で見せたあの力は、なかなかの物だった。
だから将来性には期待している。
だが、どれだけ才能があろうとも開花しなければ意味がない。
期待はずれの成果しか残せないポンコツで終わる事がないよう、精々祈ってやるとしよう。
目の前で四条王喜――いや、もうその姓は名乗れないのでただの王喜か――が白目をむいて気絶した。
口を開き、涎を垂らす姿には悲哀すら感じる。
大きなショックを受けるだろう事は分かっていたが、まさかここまでとは……
それだけ王喜にとって、四条家という存在は大きな物だったのだろう。
弱い人間ほど肩書に依存するというが、彼はまさにその典型その物だった。
だが、これぐらいショックを受けてくれた方が都合がいいのも確かではある。
強烈な鞭の後に甘い飴を与えれば、駄犬のごとく千切れんばかりに尻尾を振ってくれる事だろう。
「目覚めるのを待つのも、面倒じゃのう」
私は王喜の胸ぐらをつかんで引き起こし、その頬を気付け代わりにビンタする。
強く叩きすぎたせいか掴んでいた胸ぐらが引き千切れ、奴の体は轟音を立てて壁を突き破り隣の部屋へと行ってしまった。
「少し強く叩きすぎた様じゃな。死んだか?」
「これで死ぬようなら、所詮その程度の存在です」
「恵子は厳しいのう」
冗談で言ったのだが、恵子は心底死ねばいいのにと言った口ぶりで吐き捨てる。
どうやら王喜を私直属の配下にする事を、よく思っていない様だ。
普段従順な彼女にしては、それは珍しい事だった。
「う……うぅ……」
重力で宙に舞う塵を地面に落とし、空いた穴から隣の部屋に入る。
叩いた頬は砕け盛大にハレてしまっているが、それ以外は大した怪我はしていなかった。
頬以外軽傷なのは、壁に突っ込む直前、本能的にプラーナによる肉体強化が行われたからだろう。
知能と性格はあれだが、やはり戦闘面においては天才である事は疑い様がない。
「頬の手当てをしてやれ」
「はい」
配下の一人――希少な回復能力を持つ者にそう告げる。
彼女は素早く王喜に近づき、すごく嫌そうな顔でその頬に触れ、能力を発動させた。
どうやら王喜は想像以上に周囲から嫌われている様だ。
「……」
怪我は治ったが、王喜は放心したまま動こうとしない。
完全に抜け殻状態だ。
――では、魂を吹き込んでやるとするかの。
「王喜よ。なぜ妾がここにいるか、その意味が分かるか?」
「……」
普段なら問いかければ即座に手もみと胡散臭い作り笑顔が浮かぶのだが、全く反応は返ってこない。
私はそれを気にせず、言葉を続けた。
「四条家がお主を切り捨てたのは……まあ遠回しに言うのもあれじゃな。端的に言おう。妾に仕えよ。そうすればお主の望み。四条家への復帰の道を妾が示してやる」
王喜はド級のバカなので、遠回しに話しても無駄に時間がかかるだけだと判断した私はストレートに要件を伝える。
「ほ……」
「ほ?」
「本当か!いや!本当ですか!!」
先程までの死んだ魚の様な目に光が宿り、勢いよく立ち上がる。
オツムが弱いだけあって、入れ食い状態の釣り堀の様な食いつきだ。
「下らん嘘を吐くために、時間を割くほど妾は暇ではない。どうじゃ、妾の下で働く気になったか?」
「もちろんですとも!この四条王喜!荒木真央様の手足となって必ずやその御期待に応えて見せましょっ――ぼごぉっ!?」
歓喜のあまりか、王喜が私の手を取ろうとする。
だがそれは恵子の回し蹴りが制した。
「き、貴様!この四条王喜に何をする!?」
「真央様の手を握る様な無礼は許さないわ。それに、今の貴方には四条の名を名乗る資格はないはずよ」
「ぬ……く」
正論で返され、王喜は苦し気に呻く。
ない脳みそをフルスロットして反論を考えているのだろうが、それが出て来るようならこんな哀れな状態にはなってはいないだろう。
「さて、王喜よ。主としてお主に最初の仕事を与える」
背後に控えていた配下の一人が、アタッシュケースを王喜の前で開いて見せる。
その中には注射器と、それを使って注入する液体が収められていた。
液体は、どうみても人体に有害そうな暗い緑の色をしている。
「あの……これは何でしょうか?」
「ブースター……その改良品じゃ」
「ブースター!?ですか……それでこれを私にどうしろと」
本人も薄々察しているのか、顔を引きつらせて尋ねてくる。
頭は悪いが、勘だけはまともに機能している様だ。
「お主にはこれを継続的に服用してもらう」
「……」
王喜は黙り込んだ。
まあブースターで一度痛い目を見ているわけだし、当然と言えば当然の反応だ。
更に服用し続ければ廃人になってしまう事ぐらいも、元風紀委員長である彼は知っている。
「安心せい。精神を狂わす主成分は抜いてある。服用を続けても廃人になる事はなかろう。むしろ、これを使う目的はお主に力をつけさせるためじゃ」
組織にそそのかされて薬を服用した者の調査から、その使用後にプラーナの絶対量が上昇しているというデータが得られている。
つまりブースターには短期的な力の覚醒に加え、長期的な能力アップも含まれているという事だ。
「ほ、本当ですか?」
王喜は不安そうに聞いてくる。
「嘘は言っておらんよ」
そう、これは王喜をモルモット代わりにするわけではなく、あくまでも彼の眠っている力を引き出すための処置である。
もちろん副作用が引き起こされる可能性は高いが、命の危険が出る程ではない……はず。
たぶん。
「お主?強くなりたくはないか?」
「強く……ですか?」
「そう。お主を切り捨てた四条家を見返す程に強く。ただ家に帰るだけではつまらんじゃろう?強くなって、家に戻った時周囲を驚かせてやるがよい」
「やります!俺は必ず強くなって見せます!!」
危険な薬品を扱う不安は、四条家の人間に認めて貰いたいという強い気持ちから一瞬で吹き飛んだ様だ。
直前までしていた不安そうな表情は消え去り、歓喜の色を帯びる。
きっと頭の中では、両親や兄弟に褒められる自分を想像しているのだろう。
まあ何にせよ。
扱いやすいのはいい事だ。
「では、後の事は恵子に任せる」
「は。お任せください」
さて、今回の実験でどの程度の結果が出るか。
報告を楽しみにするとしよう。
「王喜よ。期待しておるぞ」
「は!この王喜!必ずや強くなって御覧に入れます!」
裸王との一戦で見せたあの力は、なかなかの物だった。
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