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第11話 ダンジョンマップ
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「マジか!?」
材質でもと思ってダンジョンの壁面を鑑定すると、驚くべきことに、ダンジョンそのものが鑑定できてしまった。
脳裏に浮かぶ情報は、ダンジョンのゲートのある住所と、ダンジョンの全体マップだ。
「なるほど……ダンジョンを鑑定したら内部構造が分かるのか」
マップは拡大縮小可能な便利なもので、自分の現在位置もハッキリと分かるようになっていた。
「低ランクダンジョンはマップがあるけど、マップが未完成の高ランクダンジョンなんかでこれがあれば滅茶苦茶便利だぞ。これ……」
低ランクダンジョンは多くのシーカーによって踏破されまくっているので、ネットで内部構造を簡単に確認できる様になっている。
だが、ある程度高ランクのダンジョンはそうはいかなかった。
挑めるシーカーが限られている上に、馬鹿みたいに広いものが多いためだ。
そのため、一部だけとか、情報なしのダンジョンが多い。
だがこのスキルでの鑑定があれば、一発でダンジョンの内部構造が把握できる。
これは相当便利と言わざるえない。
将来絶対役に立つ。
「これって【幸運】の鑑定だけの効果か?それとも、他の鑑定持ちの人は試してないだけ?もしくは、出来る事を隠してるとか……まあ何でもいいか」
俺は出来る。
それだけわかっていれば十分だ。
うちはうち、よそはよそってね。
「にしても……この光ってる部分はなんだ?」
鑑定で出たダンジョン地図。
その全容を表示すると――念じるだけで拡大縮小する――ダンジョンの壁の一部が光って表示されていた。
「気になるな……ちょっと見に行ってみるか」
この光がどういった意味を持つのか?
鑑定地図の見方を正しく把握するためにも、確認しに行ってみよう。
光る部分に向かう道中で出て来た魔物に鑑定を行いながら進む。
成功率はやっぱり20%ぐらい。
表示されるのは敵のレベルと名前。
それにスキルと、ノーマルのドロップと盗める物。
更に、敵の弱点が表示される感じだ。
どうやらレアドロップは見えないみたいだな。
残念。
まあスキルや弱点情報はかなり有用だから、全然ありだが。
なにせ、高レベルの魔物は弱点なんかが分かってない奴も多いからな。
これも高レベル帯のシーカーが少ないせいだ。
数が少ないと、それを調べる人間の数が減り。
そしてデータを集める人間が少なければ、当然色々と穴が出て来る。
情報ってのはそういうもんだ。
鑑定持ちが色々と頑張れば埋められるんじゃないか?
そうだな。
けど、鑑定持ちは態々ダンジョンに行かなくても、軽く年収数億を稼げるのだ。
余程シーカーとしての情熱があるとかでもない限り、簡単に稼げる鑑定業に力を入れるのが普通だろう。
俺だって一流シーカーになる夢が無かったら、そのままそっちに流れてた可能性は高い。
「さて、ここか……」
光ってる部分に到着。
広い空間の壁面で、ぱっと見、普通の岩壁にしみえない。
触ってみても、やはり違いは分からなかった。
「なんで光ってるんだ?流石に何もないって事はないよな?叩いたら壊れるとか?」
思いっきり蹴ってみる。
が、びくともしない。
足が痺れただけだ。
「ふーむ」
「ぐぇぐぇぐぇ!」
「ぐぇぐぇぐぇ!」
壁と睨めっこしていると、背後からカエル共の鳴き声が聞こえて来た。
どうやら後ろで沸いた様だ。
「ぺっ!」
振り返ると同時に、俺は大きく身を躱す。
青ガエルの水弾が飛んで来たからだ。
所謂バックアタックに近い状態だったから、盾では防ぎ辛かった。
「なんだ!?」
唐突に『ドガーン』と音が響く。
音のした方に視線を向けると、光っていた壁の辺りが思いっきり崩れていた。
「崩れた!?っと、おっとぉ……」
あっぶねぇ。
驚いてる隙に赤ガエルが噛みついてきて、危うく噛まれる所だった。
今はとにかく、魔物を倒す事に集中しよう。
「ぎゅええ」
カエルをぱぱっと手早く処理をする。
不意を突かれたとはいえ、今更こいつら程度に手古摺りはしない。
「さて……」
崩れた壁面の奥には通路が続いていた。
「なんで崩れたんだ?俺が蹴った時はびくともしなかったのに」
水弾の威力と、俺のキックの威力じゃそこまで大差ない筈。
むしろキックの方が強いまである。
だが俺が蹴った時は、壁はびくともしなかった。
「ふーむ……ひょっとして、敵の攻撃でのみ崩せるとか?」
昔少し遊んだ死にゲーに、敵の攻撃だけで壊れるオブジェクトがあった。
そういうのは中からアイテムがとれる訳だが、この壁もそんな感じだったのだろうか?
ゲームと現実を一緒にするな?
いやでもレベルとかスキルとか、元々はゲームにしかなかった物だったと聞く。
それがダンジョンで現実になったのだ。
なら、そういうギミックだってダンジョンで現実になってもおかしくはない。
「ま、とりあえず中を調べてみるか」
俺は崩れた場所から中へと入っていく。
材質でもと思ってダンジョンの壁面を鑑定すると、驚くべきことに、ダンジョンそのものが鑑定できてしまった。
脳裏に浮かぶ情報は、ダンジョンのゲートのある住所と、ダンジョンの全体マップだ。
「なるほど……ダンジョンを鑑定したら内部構造が分かるのか」
マップは拡大縮小可能な便利なもので、自分の現在位置もハッキリと分かるようになっていた。
「低ランクダンジョンはマップがあるけど、マップが未完成の高ランクダンジョンなんかでこれがあれば滅茶苦茶便利だぞ。これ……」
低ランクダンジョンは多くのシーカーによって踏破されまくっているので、ネットで内部構造を簡単に確認できる様になっている。
だが、ある程度高ランクのダンジョンはそうはいかなかった。
挑めるシーカーが限られている上に、馬鹿みたいに広いものが多いためだ。
そのため、一部だけとか、情報なしのダンジョンが多い。
だがこのスキルでの鑑定があれば、一発でダンジョンの内部構造が把握できる。
これは相当便利と言わざるえない。
将来絶対役に立つ。
「これって【幸運】の鑑定だけの効果か?それとも、他の鑑定持ちの人は試してないだけ?もしくは、出来る事を隠してるとか……まあ何でもいいか」
俺は出来る。
それだけわかっていれば十分だ。
うちはうち、よそはよそってね。
「にしても……この光ってる部分はなんだ?」
鑑定で出たダンジョン地図。
その全容を表示すると――念じるだけで拡大縮小する――ダンジョンの壁の一部が光って表示されていた。
「気になるな……ちょっと見に行ってみるか」
この光がどういった意味を持つのか?
鑑定地図の見方を正しく把握するためにも、確認しに行ってみよう。
光る部分に向かう道中で出て来た魔物に鑑定を行いながら進む。
成功率はやっぱり20%ぐらい。
表示されるのは敵のレベルと名前。
それにスキルと、ノーマルのドロップと盗める物。
更に、敵の弱点が表示される感じだ。
どうやらレアドロップは見えないみたいだな。
残念。
まあスキルや弱点情報はかなり有用だから、全然ありだが。
なにせ、高レベルの魔物は弱点なんかが分かってない奴も多いからな。
これも高レベル帯のシーカーが少ないせいだ。
数が少ないと、それを調べる人間の数が減り。
そしてデータを集める人間が少なければ、当然色々と穴が出て来る。
情報ってのはそういうもんだ。
鑑定持ちが色々と頑張れば埋められるんじゃないか?
そうだな。
けど、鑑定持ちは態々ダンジョンに行かなくても、軽く年収数億を稼げるのだ。
余程シーカーとしての情熱があるとかでもない限り、簡単に稼げる鑑定業に力を入れるのが普通だろう。
俺だって一流シーカーになる夢が無かったら、そのままそっちに流れてた可能性は高い。
「さて、ここか……」
光ってる部分に到着。
広い空間の壁面で、ぱっと見、普通の岩壁にしみえない。
触ってみても、やはり違いは分からなかった。
「なんで光ってるんだ?流石に何もないって事はないよな?叩いたら壊れるとか?」
思いっきり蹴ってみる。
が、びくともしない。
足が痺れただけだ。
「ふーむ」
「ぐぇぐぇぐぇ!」
「ぐぇぐぇぐぇ!」
壁と睨めっこしていると、背後からカエル共の鳴き声が聞こえて来た。
どうやら後ろで沸いた様だ。
「ぺっ!」
振り返ると同時に、俺は大きく身を躱す。
青ガエルの水弾が飛んで来たからだ。
所謂バックアタックに近い状態だったから、盾では防ぎ辛かった。
「なんだ!?」
唐突に『ドガーン』と音が響く。
音のした方に視線を向けると、光っていた壁の辺りが思いっきり崩れていた。
「崩れた!?っと、おっとぉ……」
あっぶねぇ。
驚いてる隙に赤ガエルが噛みついてきて、危うく噛まれる所だった。
今はとにかく、魔物を倒す事に集中しよう。
「ぎゅええ」
カエルをぱぱっと手早く処理をする。
不意を突かれたとはいえ、今更こいつら程度に手古摺りはしない。
「さて……」
崩れた壁面の奥には通路が続いていた。
「なんで崩れたんだ?俺が蹴った時はびくともしなかったのに」
水弾の威力と、俺のキックの威力じゃそこまで大差ない筈。
むしろキックの方が強いまである。
だが俺が蹴った時は、壁はびくともしなかった。
「ふーむ……ひょっとして、敵の攻撃でのみ崩せるとか?」
昔少し遊んだ死にゲーに、敵の攻撃だけで壊れるオブジェクトがあった。
そういうのは中からアイテムがとれる訳だが、この壁もそんな感じだったのだろうか?
ゲームと現実を一緒にするな?
いやでもレベルとかスキルとか、元々はゲームにしかなかった物だったと聞く。
それがダンジョンで現実になったのだ。
なら、そういうギミックだってダンジョンで現実になってもおかしくはない。
「ま、とりあえず中を調べてみるか」
俺は崩れた場所から中へと入っていく。
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